車中泊を始めるに際して、まず必要になってくるのが車中泊マット。
車での睡眠に大きく関わる部分だからこそ、自分の車に合った快適な眠りを実現してくれる車中泊マットを選びたいですよね。
でも数ある車中泊マットの中から、何を基準に自分たちに合ったものを選ぶのか、難しいところ…
そこで、車中泊歴20年、日本一周車中泊旅を家族4人で実現した私たちが、
自らの経験を元に車中泊マットを選ぶ基準やポイントを踏まえ、本当におすすめしたい車中泊マット7選をこのブログで紹介します。
車中泊マットをどれにするか迷っていた方へ、ぜひ参考にしてください!
目次
車中泊マット選びの基礎知識
車中泊マットを選ぶ際のポイント
私たちの経験から、車中泊マットを選ぶ際に下記の5つのポイントを抑えておけば間違いないです。
車中泊マットを選ぶ際のポイント
- 車の凸凹を解消できるか
- 車のサイズに合っているか
- 寝ている時の快適性
- セットするまでの時間
- 使用しない時のコンパクトさ
通常の車であれば、後部座席を倒してフルフラットにして、寝るスペースを作りますよね。
フルフラットとはいえ、どうしても車には凹凸ができてしまうため、シートの段差をいかに解消できるかがポイントです。
また、”車の中”と言う限られた空間だからこそ、無駄にすることなく寝るスペースを確保したいところ。
車の内側寸法をはかり、そのサイズに見合ったぴったりサイズの車中泊マットを選びましょう。
また、車中泊を重ねていくうちに、如何に早く簡単に寝床をセッティングできるかもポイントになってきます。
そして、車中泊は色々と荷物が嵩張るので、限られたラゲッジスペースを有効活用するためにも、車中泊マットはコンパクトに収納できるものに越したことはありません。
車中泊マットの種類とメリットデメリット
車中泊マットは大きく以下の3種類に分けられます。
車中泊マットの種類
- インフレーターマット
- エアーベッド
- 高反発ウレタンマット
それぞれの車中泊マットのメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット
・自動的に空気が入るので、車中泊の準備が楽
・使わない時はコンパクトに収納できる
デメリット
・空気を注入するタイプなので、穴が開くと使えない
・空気を抜きながら畳むので、片付けに時間が掛かる
メリット
・車中泊の際に一番気になるシート段差を解消できる
・収納サイズで言うと、インフレーターマットよりコンパクト
デメリット
・空気を注入する際の音がそれなりに大きいのと、時間が掛かる
・断熱性がインフレーターマットに比べると良くない
メリット
・自宅と同じ寝心地で朝までぐっすり眠れる
・広げるだけでセッティング完了、準備の時間が掛からない
デメリット
・前シートとリアシートの足元に立てるなど、収納場所の工夫が必要
・熱が籠るので、時々天日干しするなどケアが必要
おすすめの車中泊マット7選
上記のポイントを踏まえた上で、私たちテンネンパーマファミリーがおすすめしたい車中泊マット7選はこちらです。
下記は先ほど記載しました「車中泊マットを選ぶポイント」に沿って、おすすめ度を示したものです。
※「2.車のサイズに合っているか」については、車中泊マットのサイズが豊富に合って、車幅に合わせて選べること、連結機能があることなどを基準に評価しています。
Coleman キャンパーインフレータマットハイピーク 厚さ10cm | ||
1.車の凹凸を解消できるか | [star rate=”5″] | |
2.車のサイズに合っているか | [star rate=”5″] | サイズも豊富、連結機能あり |
3.寝ている時の快適性 | [star rate=”5″] | |
4.セットするまでの時間 | [star rate=”4″] | |
5.使用しない時のコンパクトさ | [star rate=”4″] | |
FIELDOOR 車中泊マット厚さ5cm | ||
1.車の凹凸を解消できるか | [star rate=”3.5″] | |
2.車のサイズに合っているか | [star rate=”5″] | サイズも豊富、連結機能あり |
3.寝ている時の快適性 | [star rate=”3.5″] | |
4.セットするまでの時間 | [star rate=”4″] | |
5.使用しない時のコンパクトさ | [star rate=”3″] | |
QUICKCAMP 車中泊マット厚さ8cm | ||
1.車の凹凸を解消できるか | [star rate=”4″] | |
2.車のサイズに合っているか | [star rate=”5″] | サイズも豊富、連結機能あり |
3.寝ている時の快適性 | [star rate=”4″] | |
4.セットするまでの時間 | [star rate=”4″] | |
5.使用しない時のコンパクトさ | [star rate=”5″] | |
ONLYSTYLE車中泊マット 厚さ10cm | ||
1.車の凹凸を解消できるか | [star rate=”5″] | |
2.車のサイズに合っているか | [star rate=”5″] | サイズも豊富、連結機能あり |
3.寝ている時の快適性 | [star rate=”5″] | |
4.セットするまでの時間 | [star rate=”4″] | |
5.使用しない時のコンパクトさ | [star rate=”4″] | |
THEMAREST マットレス モンドキング3D | ||
1.車の凹凸を解消できるか | [star rate=”5″] | |
2.車のサイズに合っているか | [star rate=”3″] | 連結機能が無いので |
3.寝ている時の快適性 | [star rate=”5″] | |
4.セットするまでの時間 | [star rate=”4″] | |
5.使用しない時のコンパクトさ | [star rate=”4″] | |
ニトリ ボリュームマットレス(カラダヲシッカリササエル2) | ||
1.車の凹凸を解消できるか | [star rate=”5″] | |
2.車のサイズに合っているか | [star rate=”3″] | シングルサイズしかない |
3.寝ている時の快適性 | [star rate=”5″] | |
4.セットするまでの時間 | [star rate=”5″] | 敷くだけ |
5.使用しない時のコンパクトさ | [star rate=”3″] | 三つ折りなので収納場所を取る |
Colemanアドベンチャーエクストラデュラブルエアーベッド | ||
1.車の凹凸を解消できるか | [star rate=”5″] | |
2.車のサイズに合っているか | [star rate=”3″] | シングルサイズが無い |
3.寝ている時の快適性 | [star rate=”3″] | エアベッドの寝心地は好き嫌いあり |
4.セットするまでの時間 | [star rate=”3″] | 空気を注入する時間必要 |
5.使用しない時のコンパクトさ | [star rate=”5″] |
Coleman(コールマン)キャンパーインフレータマットハイピーク
Coleman(コールマン)からは、実に色々な種類のインフレーターマットが販売されています。
サイズもシングル〜ダブル、連結できるタイプなど、ソロの車中泊から夫婦や家族での車中泊でも使えるラインナップが豊富。
特に、2020年販売の「ハイピーク」は10cmもの厚みがあるので、確実に車内のシートの凹凸も解消!
使用時はバルブを全開にして放っておくだけで、自動で空気が入りほぼ完成。
体も沈みこむ事なく、快適な車中泊ができます。
長く使うことを考えれば、コストパフォーマンスは高いですよー!
本体サイズ | シングル:約198× 68×10(h)cm ダブル:約200×128×10(h)cm |
収納サイズ | シングル:約φ21×72cm ダブル:約φ31×70cm |
材質 | ポリエステル / ウレタンフォーム |
●広げてバルブを開けるだけの自動膨張式
●まるで自宅のベッドのように眠れる厚み10cm
●膨らみが足りない時は収納ケースをポンプとして使える
●収納時は黄色の逆流弁を外側にし、空気の逆流を防いで畳める [redshiny]楽天市場で見る[/redshiny] [yellowshiny] Amazonで見る[/yellowshiny]
FIELDOOR 車中泊マット厚さ5cm
お手頃な価格の車中泊マットをお探しの方は、こちらがオススメ。
FEILDOORはアウトドアグッズを沢山取り揃えており、流行のキャンプスタイルをしっかり押さえながら、最安レベルの価格で提供してくれています。
これより安い車中泊マットもありますが、使ってすぐに空気漏れを起こしたなど、品質は試してみないとわからないところ…
我が家もこのメーカーのタープを何度もリピートしてるけど、丈夫で壊れない!
バルブを開くだけで自然に膨らむインフレータマットで、空気の量で硬さを調節することができます。
中材に高密度ウレタンフォームを搭載しているので、クッション性もあり寝心地も良いです。
サイズもS/M/Lと豊富で、もっと厚みの欲しい方は10cmタイプもあります。
なので、ボタンで2つのマットを連結できるのは便利ですよー!
2枚セットはさらにお得な価格になっており、枕一体型タイプも選べます。
本体サイズ | Sサイズ:65cm×190cm Mサイズ:93cm×198cm Lサイズ:123cm×198cm |
収納サイズ | (約)φ19cm×95cm |
材質 | ポリエステル / 高密度ウレタンフォーム |
●大型の二重バルブで空気の出し入れも楽々
●厚み5cmながら高密度ウレタンフォーム入りでクッション性に優れる
●1年保証で不具合があれば無償で交換(楽天サイトのみ)
●インフレータブルピローのオプション付き [redshiny]楽天市場で見る[/redshiny] [yellowshiny] Amazonで見る[/yellowshiny]
QUICKCAMP(クィックキャンプ)車中泊マット8cm
QUICKCAMPは株式会社eSPORTSの手掛けるプライベートブランドで、アウトドア商品を展開しています。
長時間寝ても疲れない、8cm厚の高反発ウレタンがしっかりと身体を支えてくれるので、快適な車中泊が可能!
柔らかいウレタンが、シートの凹凸をやんわりカバーしてくれます。
インフレータブルマットは穴が開いてしまうと使えないですが、自分で修復可能なリペアキットが最初から付いているのも嬉しいですね。
軽自動車やSUV車の幅に対応したセミダブルや、ミニバンサイズ車中泊にぴったりなダブルサイズもあります。
本体サイズ | シングル:約198×63×8(h)cm セミダブル:約198×100×8(h)cm ダブル:約203×137×8(h)cm |
収納サイズ | シングル:約φ20×65 セミダブル:約φ38×55 ダブル:約φ38×70cm |
材質 | 75Dポリエステル / PUフォーム |
●2つの特大バルブで自動膨張
●2枚以上連結可能
●ヴォクシー、セレナなど人気のワンボックスカーにぴったり2枚入るちょうどよいサイズ
●万が一の時も安心修理キット付 [redshiny]楽天市場で見る[/redshiny] [yellowshiny] Amazonで見る[/yellowshiny]
ONLYSTYLE(オンリースタイル)車中泊マット 厚さ10cm
次にご紹介したいのが、車中泊専門店「ONLYSTYLE(オンリースタイル)」の車中泊マット厚さ10cmです。
FIELDDOORやQUICKCAMPの車中泊マットに比べると、お値段がぐんと高くなりますが、とことん寝心地にこだわり抜いた高品質の車中泊マット。
楽天の口コミ2600件超が、その寝心地の良さを証明しています。
2011年の初代発売以来、お客様の声を元に改良を重ねて、マット史上最高品質として販売されたのがこちらの車中泊マットです。
高弾性ウレタンフォームを10cm厚で使用しており、適度な硬さがシート段差を解消。
表面と裏面の生地を使い分けることで、夏はサラサラ・冬はぬくぬくした生地を表にして使えます。
ミニバンには標準サイズを2枚連結、軽自動車やSUV・セダン・クーペなどはワイドサイズ1枚で車内の最小幅にぴったりフィットします。
本体サイズ | 標準サイズ:約198× 66×10(h)cm ワイドサイズ:約198×100×10(h)cm |
収納サイズ | 標準サイズ:約φ20×73cm ワイドサイズ:約φ20×107cm |
材質 | ポリエステル・ノンスリップポリエステル / 高弾性ウレタンフォーム |
●5分で快適な硬さに自動で膨らむ
●強力マジックテープで簡単に連結可能
●補修パッチや接着剤のリペアキット付き
●商品購入1年間は保証 [redshiny]楽天市場で見る[/redshiny] [yellowshiny] Amazonで見る[/yellowshiny]
THEMAREST(サーマレスト )マットレス モンドキング3D
「THERMAREST(サーマレスト)」は、キャンプマットに代表されるアウトドアでの睡眠に関するグッズを取りそろえる、老舗のブランドです。
なんと、自動膨張式のエアマットはこのブランドが初めて開発しました。
カナダの雪山の山小屋や真夏のキャンプなど過酷な環境でかなりヘビーに使っているけど、全く劣化しないよ!
その高品質かつ信頼の高いアウトドアブランド、「THERMAREST(サーマレスト)」のラインナップの中で”最も快適な眠りを求める人”向けのマットが「モンドキング3D」です。
厚さは10cmあり、フワフワの包まれるような柔らかい感触の寝心地は最高です。
そして特筆すべきなのが、下からの寒気を抑える断熱性がかなり高いと言うこと。
キャンプや車中泊マットの中では最強クラスだと思います。
これから秋冬の車中泊に向けて車中泊マットを検討されている方、寒さ対策としても断熱性の高い車中泊マットは大活躍ですよ…!
ミニバンの横幅だと、Lサイズが2枚入ります(連結機能はありません)
本体サイズ | L:196× 63×10(h)cm XXL:203×76×10(h)cm |
収納サイズ | L:約φ23×66cm XXL:約φ23×79cm |
材質 | 表面:75Dダイアモンドポリエステル/裏面:75Dポリエステル |
●ツインロックバルブを採用し、準備も撤収もあっという間
●厚み10cmでまるで自宅のベッドのような快適な寝心地
●地面からの冷気を中央のフォーム層で遮断、高い保温性を発揮
●表面のストレッチニットはビロードのような心地良さ [redshiny]楽天市場で見る[/redshiny] [yellowshiny] Amazonで見る[/yellowshiny]
ニトリ ボリュームマットレス
ニトリのマットは沢山の種類があってお手頃な値段が多いですが、こちらを車中泊マットや車中泊用に検討されている方は多いようですね!
厚みや硬さなど本当に色々あって、どれが車中泊マットに向いているのか悩むところです。
ただ、3-5cmの厚みだとやはりシートの凹凸を解消するには至らず、寝心地が良いとは言えない様。
そこで、厚み約10cmの体をしっかり支えるタイプの「ボリュームマットレス」をおすすめします。
シングルサイズで、こちらはネット限定商品になります。
3つ折りマットレスなので確実にインフレータマットより収納場所を取ります。
収納場所は問わないから、簡単に寝床をセットできてお手頃な値段で快適な睡眠を得たい。
そんな方には、まさにニトリのマットレスは車中泊用としてオススメです。
本体サイズ | シングル:約197× 97×10.5(h)cm |
材質 | ウレタンフォーム |
●身体をしっかり支え腰の負担を軽減
●まるで自宅のベッドのように眠れる厚み10cm
●簡単に3つ折で収納可能
●カバーは洗濯機で洗えるので清潔 [redshiny]楽天市場で見る[/redshiny]
Coleman(コールマン)アドベンチャーエクストラデュラブルエアーベッド
私たちはハイエースの前はエルグランドに乗ってました。
その時後部座席をフルフラットにして、敷いていたのがこのコールマンのエアーベッドです。
私たちはクイーンサイズを使っていて、エルグランドの車幅にちょうど収まるサイズでした。
紹介するダブルサイズはミニバンの車幅にちょうど良いかと思います。
対荷重295kgで4人家族が寝ても大丈夫なので安心です。
劣化しやすいエアーベッドも、コールマンなら作りもしっかりしており安心です。
エアーマットの寝心地は人によって好き嫌いがあると思いますが、空気を抜けばインフレータマットよりコンパクトに納まり、キャンプや自宅の来客用としても使えますね。
本体サイズ | ダブル:約185×135×20(h)cm |
収納サイズ | ダブル:約36×30×9cm |
材質 | 70Dポリエステル、PVC |
●パンクに強いダブルレイヤー構造で車中泊に最適
●20cmの厚みで車の凹凸を吸収、フラットな状態に
●生地は伸びにくく、破れにくいPUNCTURE GUARD™
●同社の従来品に比べて47%パンク性能アップ、25%強度アップ、18%軽量化を実現 [redshiny]楽天市場で見る[/redshiny] [yellowshiny] Amazonで見る[/yellowshiny]
車中泊の快適さはマットで変わる
快適な車中泊の条件は、ズバリ「快適な睡眠」です!
予めベッドが備え付けられているキャンピングカーならまだしも、通常の車はシートを倒して寝るスペースを確保しないといけないですよね。
私たちは車中泊を20年以上続けてきて、様々な車で試行錯誤しながら今に至ります。
当時に比べると、手頃な価格で品質も申し分ない車中泊マットが手に入るようになりました。
快適な寝心地さえ手に入れてしまえば、1泊2泊と言わず、一週間の長期の車中泊旅も可能です。
ぜひご自分の車にあった車中泊マットを手に入れて、快適な車中泊旅を楽しんでください!
車中泊グッズの他、車中泊旅の記録や車中泊ノウハウ・アウトドア・ライフスタイルに関する情報をYoutubeでも発信しています。