初めての子供のスキー&スノーボードデビューはいつにしようか。
雪山が大好きなお父さん&お母さんだったら、家族で一緒にスキー場へ行ける日を楽しみにしている方もいるかと思います。
そもそも、子供のスキーやスノーボードはいつから始めるのが良いのか?
必要な持ち物は何か?
失敗しない子供のスキーデビューの方法は?
私たちは0歳児の頃から子供達をスキー場に連れて行くほど、大の雪山好きです!
そこで実体験に基づき、初めて子供をスキーに連れて行く際に知っておくと良い情報を、具体的にご紹介します。
目次
初めての子供スキー、デビューは何歳から?
道具の装着できる年齢に合わせて
家庭によっては、3歳でデビューしたとか、小学生になってからという家もあるので、それぞれの家庭や子供の体力によって異なるかと思います。
ただ、目安としてスキーブーツは小さいもので15cmから、スノーボードブーツは17cmくらいからサイズがあります。
なので、スキーは15cmサイズがはける3-4歳、スノーボードは17cmサイズがはける5-6歳くらいからデビューできると考えて良いでしょう。
上記のようなプラスチックスキーは小さい頃から装着できますが、同じスキーでも全く別の乗り物です。
スキーのガイドをやっている友達曰く、エッジもなくブーツのようにしっかり固定する仕組みでないプラスチックスキーは、小さいころにをやっていてもスキーが上手になるとは限らないと。
なので、プラスチックはスキーデビューには入らないと考えて良いでしょう。
雪で遊ぶ楽しさを伝えるのも大事
寒さや雪に慣れていない子供をいきなりスキー場に連れて行って、ちびっこゲレンデなどで練習させるのは、かなり難易度が高いと思います。
まずは寒さに慣れて、雪とはどういうものか触れてみること、雪遊びを通じてスキー場で遊ぶことって楽しい!と最初に子供に教えるのが大切です。
例えばスキーデビューの日があまり天候も良くなくて、寒い日だった場合。
雪の中で遊ぶ楽しみを経験していない子は、いきなりスキーデビューをしても辛い経験になってしまうかもしれません…
なんでも最初のスタートが大事。
まずは最初にお父さん&お母さんと雪遊びをして、その楽しさを伝えてあげましょう。
子供のスキーに必要な持ち物
スキー&スノーボード
子供用スキー板の選び方ですが、身長-10cmくらいを目安にしましょう。
子供用のスノーボードは、立った時に目線の高さにくるくらいの長さが目安です。
迷ったら、短めの方を選ぶと操作しやすいです。
最初に始めるときは、レンタルやお友達のお下がりでも充分です。
今後も定期的にスキーに行かれるようでしたら、自分の板があると子供もテンションが上がります。
EXPERIENCE PRO +KID-X 4GW スキー板+ビンディング
●専用ビンディング付き
●手持ちのブーツに合わせてビンディングの取り付けは無料
●サイズは長さ104cm〜140cmまで10cm刻みでラインナップ [redshiny]楽天市場で見る[/redshiny][yellowshiny] Amazonで見る[/yellowshiny]
HEAD スノーボード 2点セット ジュニア
ボード+ビンディング ROWDY KID+P KID
●ビンディング付き
●ビンディングの取り付けは無料
●フレックスは柔らかめのオールラウンドのタイプ
●サイズは長さ80cmと90cmでラインナップ [redshiny]楽天市場で見る[/redshiny]
なお、10日間やシーズン中スキーセットをレンタルできるものもあります。
初めてのスキーでいきなり道後を揃えるのは不安な方、スキーの保管場所に困る方などにはオススメです。
と、楽天で扱っているレンタルスキーをご紹介しようと思ったのですが、全てソールドアウトとなっています…
雪の降る地域でのスポーツ店などは、シーズンレンタルを扱っているようですので、そういったところに問合せしてみるのも良いかと思います。
ストック
子供用ストックの選び方ですが、ストックを逆さまにして持った状態で、肘の角度が軽く曲がるくらい(80°くらい)が良いです。
子供の身長はすぐに伸びるため、少し高めですが長さが調節できるタイプのものがオススメです。
ジュニア スキー ポール ストック
●成長に合わせて調節できる伸縮式
●サイズは80cm~110cm
●メモリを見ながら長さを簡単に調整可能 [redshiny]楽天市場で見る[/redshiny][yellowshiny] Amazonで見る[/yellowshiny]
スキー&スノーボードブーツ
スキーやスノーボードのブーツは子供の足のサイズに合ったものを選ぶことが大切です。
普段履いている靴のサイズを目安に選ぶのではなく、ショップで正しく測ると間違いないです。
足がブーツの中でしっかり固定されていると、雪の感覚がダイレクトに伝わるので、上達にもつながります。
ただ、子供の足のサイズは年々大きくなるため、毎年買うのは現実的でありません。
+1cm程度の大きさを購入し、下記に紹介するインソールやつま先に入れられるクッション素材で調整できると2-3年は履けます。
2022 SPEEDMACHINE J1
●初級用
●サイズは14.5cm~19.5cm
●信頼のノルディカ製 [redshiny]楽天市場で見る[/redshiny][yellowshiny] Amazonで見る[/yellowshiny]
W23JP-106451 2022-2023
●ベルクロストラップで脱ぎ履きがしやすい
●靴底には滑り止めも装備
●フレックスは柔らかく初級者向き
●サイズは14.5cm~19.5cm
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そして我が家も使っている、ブーツ用のインソールやつま先に入れられるクッション素材がこちら。
お子様の足のサイズに合わせて、カットしブーツに入れた状態でさらにフィッティングを確かめてください。
●ジュニア用のサイズ調整インソール
●暖かいボア製インソール
●つま先を守るパッド付き
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ゴーグル
ゴーグルの機能
ゴーグルは必ず合った方が良いです。
なぜなら、子供達の安全を守るための下記の大切な機能があるからです。
一つ目は悪天候の時に視界を確保するということ。
風の強い時や雪の降っている時に、ゴーグルが無いと目を開けておくことも難しいですし、そもそも寒いです。
二つ目は、天候の良い時に紫外線から目を守ること。
晴れた日に雪は太陽の光を強く反射しますので、紫外線をカットするレンズのついたゴーグルを装着することで目を痛めることもなく、日焼け防止にもなります。
三つ目は、転倒時の怪我を防ぐこと。
サングラスなどはすぐに取れやすく、転んだ時にレンズが割れると目を怪我しかねないため、絶対におすすめできません。
レンズの種類
ゴーグルにはレンズに様々な種類があります。
一つはダブルレンズかシングルレンズか。
ダブルレンズはレンズを2枚設置することにより、熱の伝達を遮断して曇りにくくなります。
シングルレンズはある程度使っていると、曇りやすくなってきます。
もし子供がある程度上達して、頻繁にスキーに連れて行くようでしたら、ダブルレンズをおすすめします。
一度曇ってしまうと、リフトに乗るたびに外して、内側を拭いて曇り止めスプレーをする、というのが結構大変です。
もう一つは、ゴーグルのレンズのカラーは何色が良いのか。
雪の日も晴れの日も、全天候に対応できるオールラウンドなカラーが、オレンジ系とピンク系です。
光や雪面の照り返しの眩しさを抑えて、悪天候時でも視界が明るくなり、見やすいです。
下記のSMITHはアメリカの世界的に有名なゴーグルメーカーです。
レンズも曇りにくいことで評判が高いです。
Gambler 眼鏡・メガネ対応 22-23 NEWモデル
●曇りにくいダブルレンズでスペアレンズ付き
●対象年齢3~8才
●フレームは4色展開
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下記のSWANSは大阪の山本光学のアイウェアブランドで、創業105年を超える安心のブランドです。
日本人の顔にフィットした形状や、高い技術で作られた性能の高いレンズが特徴です。
140-MDH 22-23 NEWモデル〔SAG〕
●曇りにくく、視界も鮮明なダブルレンズ
●紫外線カットレンズ使用
●ヘルメットにフィットするモデル
●眼鏡の上からゴーグル装着可能
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ヘルメット
子供にスキーやスノーボードのヘルメットは必須です。
自分で転倒した時に頭をぶつける可能性もありますし、転んだ人に巻き込まれてしまうリスクもあります。
海外では子供も大人もスキーヘルメットを被るのが当たり前になっています。
ヘルメットは頭を守る他にも、ゴーグルをヘルメットの後で固定しているので、転んだ時に外れにくいというメリットがあります。
ニット帽+ゴーグルで派手に転ぶと、いとも簡単に両方とも脱げてしまい危険です。
その他にも、頭全体を包み込むので、ニット帽に比べてヘルメットの方が暖かいです。
頭がキツイのは問題ですが、外れやすくても装着している意味がありません。
ホールド感の強い、安全性の高いヘルメットを選びましょう。
GIRO(ジロー)はアメリカの有名なスキー&スノーボードのヘルメットメーカー。
機能面・安全面でも信頼できるブランドです。
私もここのヘルメットを使っています。
GIRO <2023>SPUR / スパー 22-23 NEWモデル
●CE EN1077安全規格クリア
●熱がこもらないベンチレーション付き
●丈夫で軽量
●簡単にサイズ調整が可能なインフォームフィットシステム搭載
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ネックウォーマー
1-2月にスキーに行くときは、雪が降っている時など特に寒いので、ネックウォーマーがあると安心です。
ヘルメットにゴーグル、そしてネックウォーマーを付けていれば、寒さはさほど感じません。
ネックウォーマーは何でも良いのですが、PHENIXのスキー用ネックウォーマーが思ったよりも安いので、紹介します。
●ポリエステル100%
●サイズアジャストコード付き
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スキーウェア・スノーボードウェア
ウェアは小さい子供であればサイズの都合上、つなぎのタイプしかない場合もありますが、お手洗いの時が結構大変です。
上下セットのものを選ぶと良いでしょう。
その他にスキーウェア・スノーボードウェアを選ぶポイントは下記の3つです!
- 腕と足の長さを調整できること
- 目立つ色や柄を選ぶこと
- パウダーガードや反射ワッペンなどの機能
サイズ調整できるタイプ
子供の身長はあっという間に伸びてしまうので、ジャストサイズで買うと翌年には小さくて着れないなんてことも…
そこで、下記のように紐部分を引くことで両腕の長さや、両足の長さを調整できるウェアを購入すると、長く着ることができます。
我が家の息子は、身長125cmの時に140サイズの調整できるウェアを購入し、2シーズン着ています。
目立つ色のスキーウェアを選ぶ
子供のスキーウェアやスノーボードウェアを購入する上で、目立つ色や柄を選ぶ、これ結構重要なポイントです!
写真のように少しホワイトアウトしていて、視界があまり良くない時、子供達が派手な色のウェアを着ていると、すぐに見つけることができますね。
混んでいるゲレンデでも、他の子と被らない色や柄のウェアを着ていると、一目瞭然です。
同様に、親も派手なウェアを着ていると子供もゲレンデで親の姿を見つけやすく、安心です。
その他の機能もチェック
あとは予算次第になりますが、下記のような機能があればさらに便利です。
- 暗い場所でも光る反射ワッペンがついている
- 転んでも雪が入らないように、パウダーガードがウェアについている
- いざという時に危険を知らせる笛が付いている
- リフトチケットをすぐに提示できるホルダーがウェアに付いている
●袖サイズ&丈サイズ調節ヒモ付
●おなかまわりからの雪の侵入を防ぐハイウエスト仕様
●笛付ファスナー、反射ワッペン付き
●サイズは90〜120cm
※Amazonは少しデザインが異なります
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●袖サイズ&丈サイズ調節ヒモ付、最大-15cmの調整が可能
●耐水圧100,000mm
●収納可能なパスケースや袖口グローブ用のループ付き
●サイズは130〜160cm
※Amazonは少しデザインが異なります
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我が家の息子は、下記のニーマ(nima)のスキーウェアを着ています。
北海道から東北・新潟のスキー場まで、吹雪のようなコンディションが悪い日も滑っていますが、機能的には全く問題ありません。
JR-1353 90~120cm
●腕の長さ・両脚の長さを調整可能
●耐水圧/10,000mm
●中綿入りであたたかい
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インナー
ウェアの下に着るのはフリースなどの保温性の高いもの、さらにその下に着るインナーですが、綿素材のものは避けた方が良いです。
スキーなどで運動して汗をかいた時に、綿素材だと汗を吸収し、濡れた部分が乾かないとと体を冷やしてしまうからです。
化繊素材で、乾きやすい素材のものがおすすめ。
ちなみに我が家の子供たちは、上下共にヒートテックの極暖シリーズを着ています。
インナーはジャストサイズで着るので1年でサイズアウトしてしまうことが殆ど。
なので、コストパフォーマンスが高いユニクロのヒートテックシリーズは欠かせません。
靴下
靴下はスキー専用のソックスを選ぶと良いです。
爪先が冷えやすいので、遠赤外線加工やヒートテックなどの保温性のあるもの、汗をかいても乾きやすい吸汗速乾性のある生地のものが良いと思います。
防寒 2足組 靴下 smog-boy
●暖かい遠赤外線加工
●サポーター機能でスキー中ずれにくい
●底部分はクッションパイルで疲れにくい
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スキー上達のための道具
今は、子供のスキー上達のための補助器具があります。
まずは、スキー板の先端に取り付けることにより、プルーク時(ボーゲンの体勢)のポジションを保ちやすくする「トライスキー」。
ボーゲンの「ハの字」は子供に言ってもなかなか伝わりません。
その点、トライスキーを付けていると、スキーの板の先端が重なったり開き過ぎてしまうこともなく、スピードが出て後傾になると自然にスピードが落ちるようになっています。
子供がスピードを出しすぎてしまう時に、あると安心のアイテムですね。
それと、もう一つの道具が「コーチベルト」。
子供と自分をこのベルトで連結して一緒に滑ることにおり、スピードの出し過ぎを制御するというもの。
ただし、この「コーチベルト」我が家はあまりオススメしません。
まず、混んでいるスキー場ではこの引っ張っているベルトに誰かが接触した場合に、転倒して怪我に巻き込まれる可能性があるからです。
あとは後からコントロールするのが意外と難しく、子供の方もどうしても引っ張っている親に体重を預けてしまいます。
自分のスキーのどこに荷重をかけて、どうやったら安定するかを自分の体で早く覚えさせるためにも、この「コーチベルト」は必要ないかなと思っています。
●プルーク時のポジションが簡単に体験できる
●スキー板の交差による転倒を防ぐ
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失敗しないスキー&スノーボードデビュー
子供のスキー&スノーボードデビューは、何と言っても最初が肝心。
失敗しないためのポイントをまとめると…
- 天候の良い日を選んでデビューする
- 最初からスクールに入れる
- 親も一緒に滑って楽しいことを伝える
天候の良い日を選ぼう
スキーデビューの日が吹雪いていて、めちゃくちゃ寒い。
そして転んで雪まみれになったら、「もう二度と行かない!」となるかもしれません。
できれば晴れて、景色も気持ち良い日を選ぶことで、子供に「スキーって楽しい!」と思ってもらえる環境を用意しましょう。
最初からスクールに入れる
また、お父さん&お母さんが無理に教えるよりも、最初からスクールに入れてプロに教えてもらった方が早いです。
オススメなのは、プリンス系列のスキー場にある「パンダルマンキッズスクール」。
苗場や軽井沢のスキー場にある3歳から12歳までの子供に限定されたキッズスクールです。
最初は室内の施設で専用のスキーやスノーボードを履いて練習します。
人工マットでできた緩い斜面で滑る練習をしながら、斜面に設置されたボールを伸び上がって叩く、姿勢を低くしてトンネルを潜る、という動作を繰り返します。
これで楽しみながら、スキーやスノーボードに必要な体の動きを覚えることができます。
室内で練習したあとは、外のスキー場内の専用ゲレンデで練習。
我が家の子供たちは二人とも、まず最初にこちらの「パンダルマンキッズスクール」に入れましたが、大正解でした!
最初から楽しくスキーをすることができ、このパンダルマンで練習した翌年に、スキー場で先生からマンツーマンで教えてもらえるスクールに入ることでコツを掴み、かなり上達しました。
親も一緒に滑る
最後に大切なのは、親も子供と一緒にスキーを滑ることで、スキーってこんなに楽しんだよということを自ら教えること。
「家族とスキーに行くことが楽しい」と子供に思ってもらえると、次回も、その次もスキーに行くことを楽しみにしてくれるようになります。
我が家は子供たちは今小学生で、二人ともどのスキー場のどんな上級コースでも滑れるくらい上達しましたが、周りの家族を見ていても上達が早い子供たちに共通するのは、お父さんもお母さんもスキーが大好きで常に一緒に滑っているということ。
家族で楽しめる共通の趣味があれば、冬の楽しみも増えますね!
ぜひ、お子さんのスキーデビューを成功させて、家族で楽しい思い出を作りましょう。