新型コロナの影響で生活様式が変化し、一段と注目される2拠点生活(デュアルライフ)や移住。
私たちは小学生含む家族4人で、千葉と新潟の越後湯沢で二拠点生活を始めて今年が2年目。
昨年スタートした時は、地方に住みながらのリモートワークが当たり前ではなく、仕事面では色々苦労がありました。
が、コロナ禍で「場所を選ばない働き方」が一気に浸透したことで、今年は都内にオフィスを構えていた時と同じペースで仕事ができています。
そこで、ぼんやり移住や2拠点生活を考えている方へ、”いつか”ではなく”今”始める環境が整ってきているよ、ということをお伝えしたく、2拠点生活(デュアルライフ)の仕事や日々の生活のリアルについて、お伝えします。
目次
コロナで実現しやすくなった2拠点生活
新型コロナの影響で、リモートワークや在宅テレワークが日常となり、毎日出勤や打ち合わせで都内に出る必要が無くなって来ました。
そんな中、より環境の良い場所を求めて地方移住や2拠点生活(デュアルライフ)を考える人が増えてきています。
地方自治体もそうした流れを加味して、リフォームした住居を短期間格安で提供し、プチ移住や田舎暮らしを体験してもらおうという「お試し移住制度」にも積極的に取り組んでます。
観光での利用客が減ってしまった施設や飲食スペース、統廃合で使わなくなった学校などをリノベーションして、コワーキングスペースとして活用する動きも出てきていますね。
そうした施設で自然溢れる風景を眺めながら仕事をして、仕事前やアフター5、休日は田舎の自然や観光地の温泉などを楽しむ「ワーケーション」も身近になってきました。
今まで「二拠点生活(デュアルライフ)」や「移住」というと、ハードルが高そうに思われてきました。
しかし、新型コロナの影響で場所を選ばない働き方が加速したことにより、それが実現しやすい環境が整いつつあります。
二年目の2拠点生活はより仕事しやすい環境に
2拠点生活一年目の仕事状況は厳しかった
私たちは夫婦で映像やWeb関係の会社を起業していて、東京にオフィスを構えてました。
なので、仕事をする場所をそのまま越後湯沢に移して、完全にリモートワークの状態に。
取引先などへは2拠点生活を始める経緯を説明し、反対されるどころかむしろ応援していただく中で、1年目の2拠点生活をスタートしました。
「打ち合わせはオンラインで大丈夫ですよー」
「いざとなったら新幹線で1時間半で東京出れるので、今までと変わらず仕事できます!」
と伝えていたのですが、例年に比べると仕事量はガクッと減りました…
たった1年前のことですが、世間にまだ『リモートワーク』が浸透しておらず、『ワーケーション』という言葉すらありませんでした。
コロナで二年目の2拠点生活の仕事環境が大きく変化
東京のお客さんの仕事を越後湯沢でやる。
コロナ禍でリモートワーク環境が進んだお陰で、私たちの仕事スタイルはより一層やりやすいものになりました。
1年目は自宅のリゾートマンションで仕事をしていましたが、2年目はコワーキングスペースに毎日通うというスタイル。
毎日コワーキングで仕事をしていると、色々な人たちとの出会いがあります。
- 企業に勤めながらワーケーションで湯沢に滑りに来ている人
- お試し移住で湯沢に来て、ここでリモートワークするフリーランスの方
- 週の何日間か、湯沢に二拠点生活しに来ている人
- 湯沢に完全移住して、ここでリモートワークしている人
都心のコワーキングスペースと違って、湯沢の「きら星」ではオーナーさんが利用する方を随時紹介して繋いでくれるので、本当に色々な人と交流ができます。
実際にここの利用者さん同士で仕事も生まれています。
千葉の自宅で在宅ワークしているより、よっぽどクリエイティブな毎日が送れています。
そして雪の良い日は、朝からスキー場で1-2時間程滑って(これを「朝活」と呼んでいる)、そのままゲレンデのカフェでワーケーション。
こんな理想的なライフスタイルも実現可能です!
2拠点生活はいつかではなく今始めよう
いつか自分も都会と田舎で二拠点生活を始めてみたいな
そう考えている方は多いと思います。
ただ、実際に動いて試してみないと見えないものって沢山ありますよね。
実際に私たちが2拠点生活をしていて感じることは、場所を選ばずに仕事ができる環境がここ1年で飛躍的に整ったということ。
「お試し移住」など短期間で物件や古民家を借りて、よりリアルにその街に住まう体験をする制度もできています。
またそういう場所に集う人たちは、時代を先取りする新しいライフスタイルを追求しているからこそ、話を聞いたりするだけで刺激的で面白い。
現場を体験することで、ネットだけではない”生きた”情報が沢山得られます。
2拠点生活できる環境が、住まいや仕事面でも整ってきた今こそがチャンスです。
仕事を軸にして住む場所を考える重要性が薄れてきた今、より良い環境や本当に住みたい場所を求めて、まず第一歩を踏み出してみませんか!