コロナ禍の今、環境の良い場所を求めて地方へ移住や二拠点生活を検討している人が増えています。
新潟県湯沢町は大自然の中にリゾートマンションが数多く建っていて、新たな住まいの選択肢としても魅力的。
私たちは家族で冬シーズンの3ヶ月間、湯沢のリゾートマンションに二拠点生活をして二年目になります。
そこで実際住んでみての実体験を通して、冬に住むなら必ずチェックしたい5つのポイントをご紹介します。
目次
湯沢には50棟のリゾートマンションがある
現在、湯沢町には50棟ものリゾートマンションが建ち並んでいます。
ロケーションも、湯沢駅前エリア・岩原エリア・中里&神立エリア・苗場エリアと幅広いです。
どこもバブル期に建てられたリゾートマンションなので、築年数は30年くらい。
ただ、共有設備部分は管理が行き届いており、部屋によっては古くなった設備を入れ替えたり、リフォームされているところも多いので住むには全く問題ありません。
スキーロッカーも完備されていたり、スキー場を回る循環バスも出ていたりと、スキー&スノーボードを楽しむためのサービスの充実ぶりはさすがです…!
この50棟の中から住む場所を選ぶとなると、なかなか選択肢が多くて悩むもの。
そこで、冬に住む際にチェックしていただきたいポイントを次で説明します。
冬に住むならチェックしたい5つのポイント
シーズンを通してチェックして頂きたいポイントを挙げますが、中でも豪雪地帯である湯沢に住むというこを踏まえて、冬での利用や短期の賃貸利用といった点も重視してご紹介します。
チェックポイント1:ロケーション
リゾート地のマンションに住むとしたら、やはりロケーションは大事ですね!
その中でも下記の点において、リゾートマンションに求めるものが異なってきます。
- 駅前で、交通の便も良い便利な場所が良いか
- スキー場に近くて、スキーも歩いていける立地が良いか
- 冬に関係なく、窓から大自然が臨める場所が良いか
駅前の利便性の良いリゾートマンション
駅前のリゾートマンションだったら、新幹線の越後湯沢駅まで歩いていけるロケーションで、仕事柄すぐに首都圏に行けるようにしたい、という方にはオススメです。
また、湯沢町は飲食店や飲み屋などの繁華街が駅前に集中しているので、飲んでも歩いて帰れるのは良いですね。
その代わり、駅前のリゾートマンションは他の地域に比べて家賃が少し高めで、駐車場が付いていないマンションもあります。
私たちは候補の物件の中に駅前のリゾートマンションがあったのですが、駐車場が無いとのことで即却下になりました。
スキー場近くのリゾートマンション
やはり日本有数のスキーリゾート湯沢町に住むなら、スキー場の近くが良いという方も多いでしょう。
マンションによっては、スキー場に隣接していたりするので、スキーロッカーからスキー用具を取り出し、そのままダイレクトにゲレンデに出る、という夢のようなルーティーンも可能です。
その場合は必然的に駅から遠くなるのと(湯沢高原などは駅前からアクセス可能です)、苗場エリアのように繁華街からだいぶ離れてしまうなど、場所によっては完全にスキーを軸にした場所選びになると思います。
大自然の臨めるリゾートマンション
大自然溢れる湯沢町に住むなら、都会とは違った自然に囲まれた非日常的空間に住まいを構える、という選択肢もありです。
山のすぐそばだったり、近くに渓谷があったりなど部屋から眺める景色は圧巻…!
この場合も多少駅から離れてしまいますが、車があれば全く問題なし。
リゾートマンションによっては、駅やスキー場への無料の循環バスが走っているので、そうした交通機関を利用するのも良いですね。
夜も比較的早い時間であれば、駅前の繁華街で飲んで循環バスで帰ってくるということも可能です。
チェックポイント2:暖房設備
なんと言ってもさむ〜い冬の湯沢。
断熱効果の高いリゾートマンションとはいえ、どんな暖房設備が付いているかは必ずチェックしたいポイントの一つです!
一番暖かいのがガスの暖房器具。古いですが、写真のようなタイプになります。
ガスだとスイッチを入れてからすぐに暖まりやすく、パワフルなので快適です。
FF式石油暖房器を置いてあるリゾートマンションもあります。
FF式は燃焼用の空気を室外から取り入れて、廃棄は吸排気筒を通して室外に出します。
結露や定期的な換気が必要なく、ガス暖房同様に速暖性が高いです。
確か、タンク給油式で毎回給油をする必要もなかったかと思います。
実は、湯沢のリゾートマンションはこちらのベースボードヒーターが部屋に備え付けられているケースが高いです。
電気ヒーターなのですが、築年数の古いマンションが多いため、こちらの設備も古くなっているケースが高いです。
すでに壊れてしまっていたり(でもその場合でも撤去はできない)、使えたとしても暖房能力が弱かったりします。
ベースボードヒーターの付いているリゾートマンション に住む場合は、別で電気などの暖房器具を用意することは必須です。
チェックポイント3:マンション共有部の設備
湯沢のリゾートマンションはバブル期に建てられているので、共有設備がとにかくゴージャス!
レストランや室内プールなどマンションによっては付いていない設備もあるので、必要な方は併せてチェックすると良いです。
フロント&ロビー
全てのリゾートマンションにはフロント&ロビーが付いていますが、ロビーの大きさは施設の大きさに比例してきます。
ロビーでフリーWifiがあるところだと、ここでちょっとパソコン作業をやったりなど気分を変えて仕事をすることも可能です。
ちなみに子供たちは学校から帰ってくると、お友達とロビーで宿題をやっています。
フロントは、郵便物を扱ってくれたり循環バスの手配などをしてくれて、色々とお世話になるシーンが多いです。
大浴場
大浴場は大抵のリゾートマンションに付いています。
設備の大きさは様々ですが、天然温泉のところと沸かし湯のところがあります。
温泉は絶対に外せない…!という方は要チェックポイントですね。
スキーロッカー
さすがスキー観光地のリゾートマンション!
どのリゾートマンションにも殆どスキーロッカーが付いてます。
1部屋につき一つずつロッカーが割り当てられており、我が家は家族全員分のスキー&スノーボードとブーツ・ワックスセットがロッカーに入っています。
マンションによってはチューンナップエリアも付いており、ここでワックスをかけたりビンディングのチェックをしたりなどもできて便利ですよ。
コインランドリー
湯沢のリゾートマンションは週末利用のみを想定した作りになっており、室内に洗濯機置き場が備え付けられているマンションは極めて少ないです。
なので、共有部分にこうしたコインランドリーが設置してあります。
ただし台数も限られており、週末などは混み合うこともあるようです。
湯沢町には町内にコインランドリーのお店が1軒しかなく、日常的に洗濯をしたい方(例えば我が家のように子供がいる家庭など)はここもチェックポイントに入れられると良いと思います。
その他にも、卓球台やカラオケなどの娯楽施設・レストラン・ゲストルーム・トレーニングルーム・室内プールなどが付いているリゾートマンションもあります。
この辺りは用途に併せて条件に含めると良いでしょう。
チェックポイント4:駐車場
駐車場のあるリゾートマンションの場合、雪が積もった日も想定して、止めやすいかどうか・車を停めるスペースがフラットかどうかも確認しておくと良いでしょう。
私たちが住んでいるマンションの場合、降雪のあった日は管理人さんが除雪マシンで除雪してくださるので、車の雪を落とすだけでよく、とても助かっています。
(恐らく他のリゾートマンション も同様だと思います)
また、マンションから駐車場まで少し離れていると、荷物を運んだりスキーの道具を運んだりするのが大変です。
毎日のことになるので、駐車場の利便性も考えておくとストレスが少ないです。
また先ほど述べたとおり、駅前のリゾートマンションは駐車場が付いていない場合もあるので、事前に確認しましょう。
チェックポイント5:家具付きかどうか
短期利用でリゾートマンションを借りる場合、家具付き物件だと引越しの荷物の量が少なく身軽で便利です!
部屋によって置いてある家具は異なりますが、テレビや冷蔵庫・テーブルなど大きな家電や家具が予め揃っていると、コスト面でも助かります。
湯沢のリゾートマンション選びのまとめ
湯沢のリゾートマンションの物件選びについて、特に冬に住む場合も含めたチェックポイントをご紹介しました。
コロナの後から湯沢町への移住や二拠点生活を考えている人も多く、選択できる物件の数が少なくなっている気がします。
是非この中でも、湯沢で実現したライフスタイルに合わせたリゾートマンションを選べると良いですね。
私たち家族で実際に1シーズン住んでみて、二拠点生活先にリゾートマンション を選ぶメリット・デメリットもまとめた記事もありますので、ぜひ併せて読んでみてください。