2022年〜2023年の年末年始の休暇を使って、東北へスキー&スノーボード車中泊の旅に行ってきました。
7泊8日すべて車中泊で、青森・秋田・岩手のスキー場7箇所を巡る子連れ車中泊旅。
冬の東北地方、しかも氷点下の中での車中泊の様子はどうだったのか。
雪が降る中で、どんな車中泊スポットに泊まったのか。
スキー場を巡るおすすめルートと共に、実際の車中泊レポートを本ブログで紹介します!
雪の中での車中泊や、スキーやスノーボードでの車中泊をやってみたい方も、色々参考になる情報も載せています。
目次
「冬の東北 スキー車中泊の旅」ルート
今回のルートをマップに落としてみました↑
全走行距離は、なんと1750km!!
東京から北海道の最北端「宗谷岬」までが約1500kmなので、ほぼ日本の縦半分を縦断した距離ですね…!
燃費悪いハイエース四駆の上に、昨今のガソリン代の値上げなど何処吹く風。
それよりも、車中泊でのロードトリップに意味があるのです…!
千葉を出発して、常磐道〜東北道を乗り継ぎ、青森県で3泊・秋田県で2泊・岩手県で3泊車中泊してきました。
道の駅に泊まった日もあれば、スキー場の車中泊に泊まった日もあり。
予め車中泊旅の前にGoogleMapで所要時間を計算してルートプランを立てていたのですが、やはりその通りとは行かず、直前に車中泊場所を変更した時もありました。
特に冬は、実際にその場所に行ってみないと駐車場が常時開いているのかわからなかったり、雪国はトイレが冬季のみ閉鎖されているケースもあります。
でもそんな予定通りに必ずしも行かないのが、車中泊旅の自由さであり、旅の醍醐味なのです。
キャンピングトレーラーで初の冬の車中泊
そして、今回はキャンピングトレーラーを手に入れてから、初めての冬の車中泊になります…!
しかも行き先は東北の雪深いところ。
キャンピングトレーラーにFFヒーターは付いているので寒さの心配はまだ大丈夫なものの、雪道での走破性はどれくらいのものなのか。
私たちは今まで20年以上、スキー場近くで車中泊をしていますが、厳冬期にキャンピングトレーラーを引っ張って雪山車中泊している車は、数えるほどしか見たことがありません。
それだけリスクも高いことをしようとしているということ。
実際にその辺りはどうだったのか、ブログでも紹介しますね!
ちなみにキャンピングトレーラーの牽引時は、高速でも時速80km/hの速度制限があります。
なので、通常の車より移動にも時間がかかります。
実際にハイエースのみで東北道を使って車中泊したときの移動時間と比較すると、同じ目的地まで+2時間かかることが分かりました。
スキー車中泊1日目:千葉〜岩手 八幡平下倉スキー場
17:00 | 千葉県 | 出発 | |
18:00 | 茨城県 | 常磐自動車道 守谷SA到着 | 夕食 |
24:30 | 宮城県 | 東北自動車道 長者原SA到着 | 車中泊 |
7:30 | 宮城県 | 東北自動車道 長者原SA | 朝食 |
9:50 | 岩手県八幡平市 | 東北自動車道 松尾八幡平IC | |
10:00 | 〃 | 八幡平下倉スキー場到着 | スキー |
14:00 | 〃 | スキー場を出発、松川温泉に向かうも雪道で断念 | |
16:00 | 〃 | 松尾八幡平ICから碇ヶ関ICへ移動 | |
18:00 | 青森県平川市 | 碇ヶ関ドライブイン | 夕食 |
19:20 | 〃 | 津軽関の庄 | 日帰り入浴 |
20:00 | 〃 | 道の駅いかりがせき | 車中泊 |
東北道の途中のサービスエリアで車中泊しましたが、とにかく岩手までの道のりが長かった!
高速道の雪は岩手に入ってから積もってきた感じです。
八幡平下倉スキー場はパウダーを当てることができ、スキー場までのアクセスはキャンピングトレーラーでも問題ありませんでした。(牽引しているハイエースは四駆でスタッドレス装着済み)
詳細は後日ブログかYoutubeで公開します。
車中泊場所は当初決めていた場所にたどり着くのに時間がかかりそうだったので、その場で見つけた道の駅に決定。
日帰り温泉も併設されていて、すごーく居心地が良かったです。
「道の駅いかりがせき」での車中泊レポートは、下記をご覧ください。
スキー車中泊2日目:青森 青森スプリングスキー場
7:30 | 青森県平川市 | 道の駅いかりがせき 出発 | |
9:00 | 青森県鰺ヶ沢町 | 青森スプリングスキー場 到着 | スキー |
14:00 | 〃 | 青森スプリングスキー場 出発 | |
15:30 | 青森県青森市 | マックスバリューで夕食食材の買い出し | |
17:30 | 〃 | 道の駅浅虫温泉 到着 | |
18:00 | 〃 | 浅虫温泉 | 日帰り入浴 |
18:30 | 〃 | ご飯を炊いてお惣菜で車中飯 | 夕食 |
〃 | 道の駅浅虫温泉 | 車中泊 |
車中泊2日目は「青森スプリングスキー場(旧鯵ヶ沢スキー場)」へ。
岩木山の山麓に位置し、上質な雪と14コースからなる広大なリゾートで楽しみました!
今夜は車中飯にするため、夕飯のお惣菜を買い出しに青森市内のスーパーへ。
元旦は飲食店が営業していない可能性もあるので、元旦の夕食分も併せて買い出ししました。
車中泊場所は、温泉が併設された「道の駅浅虫温泉」。
キャンピングトレーラーだと移動や駐車も大変なので、一つの場所で全て済ませられるのは安心でした!
「道の駅浅虫温泉」での車中泊レポートは、下記をご覧ください。
スキー車中泊3日目:青森 八甲田スキー場
7:30 | 青森県青森市 | 道の駅浅虫温泉 出発 | |
8:30 | 〃 | 八甲田スキー場 到着 | スキー |
14:30 | 〃 | 八甲田スキー場 出発 | |
15:00 | 〃 | 酸ヶ湯温泉 | 日帰り入浴 |
17:30 | 〃 | かっぱ寿司 | 夕食 |
19:30 | 〃 | 青森フェリーターミナル | 車中泊 |
車中泊3日目は、樹氷で有名な「八甲田スキー場」へ。
実は5年前に東北スキー車中泊旅でここを訪れて、スキー場の駐車場に車中泊したのですが、朝起きると強風でロープウェイは運休…。
今回はリベンジです!
風は強かったものの、ロープウェイで山頂まで上がると晴れ間も見えて、絶景でした。
パウダーもツリーランも楽しめ、滑走距離7kmのコース3本滑った後で下山。
八甲田に来たからにはぜひ訪れたい、酸ヶ湯温泉で3日間の滑り疲れを癒しました。
車中泊場所は、青森市内で当初予定していた駐車場が行ってみたらゲートが閉鎖されているという予想外の展開…!
急遽別の場所を探し、フェリーターミナルの駐車場に停めさせてもらいました。
ここで年越しをしましたが、日付の変わることには運よく新年の打ち上げ花火を見れて感動でした。
スキー車中泊4日目:初詣&青森市内観光
8:00 | 青森県青森市 | 起床、トレーラーでお餅を焼く | 朝食 |
10:00 | 〃 | 善知鳥(うとう)神社 初詣 | 観光 |
11:00 | 〃 | 青森観光物産館アスパム | 観光 |
12:30 | 〃 | まるまつ | 昼食 |
16:00 | 秋田県北秋田市 | 道の駅大館能代空港 | 車中泊の下見 |
18:00 | 〃 | 森吉山阿仁スキー場 | 車中泊 |
車中泊で迎えた元旦。
いつもよりのんびり起きて、トレーラーでお餅を焼いてみました。
twitterのフォロワーさんから教えてもらった青森市内の歴史ある、善知鳥(うとう)神社に初詣に行ってきました!
その後観光しようと思ったのですが、行きたかった博物館や弘前城などの施設は、元旦は閉館。
仕方なく物産館にお土産を買いに行き、その足で次の目的地に向かいました。
道中ランチできる店を探したのですが、元旦なので休業しているところが多い。
キャンピングトレーラーも停められて、営業している飲食店を探したところありました!
「ザ・ビッグ浪岡店」というショッピングセンター街に、東北を中心に展開している和食ファミレス「まるまつ」が営業しており、早速そこへ。
その後2時間半をかけて、次の目的地秋田県へ移動。
お風呂をどうしようかと考えていたときに、今日予定していた車中泊場所「道の駅大館能代空港」があったので、早速どんなものか下見に。
なんとここは、全国でも2つしかない道の駅を併設した空港。
せっかくなので記念に車中泊したかったのですが、訪れてみたら旅客ターミナルが開館する7:45~18:30以外は駐車場のゲートが閉まるとのこと…!
明日のスキー場に向けて7時には出発予定だったので、またもや急遽車中泊場所を変更することに。。。
この日はスキーもしていないのでお風呂は無しにしようという話になり、また食材もすでに購入していて車中飯にできるので、そのまま目的地のスキー場へ向かうことにしました。
「森吉山阿仁スキー場」での車中泊の様子は、後日記事にまとめてリンクを貼りますね。
スキー車中泊5日目:秋田 森吉山阿仁スキー場
6:30 | 秋田県北秋田市 | 起床、トレーラーで朝食 | 朝食 |
8:30 | 〃 | 森吉山阿仁スキー場 | スキー |
13:00 | 〃 | 昼食後、早めにスキー場を出発 | 昼食 |
15:30 | 秋田県仙北市 | 田沢湖のスーパー「グランマート田沢湖店」で買い物 | |
16:00 | 〃 | スキー場にトレーラーをデポして、水沢温泉へ | 日帰り入浴 |
19:30 | 〃 | 田沢湖スキー場の駐車場にて車中飯 | 夕食 |
22:00 | 〃 | 田沢湖スキー場 | 車中泊 |
スキー場に誰もおらず、周囲に建物も全くない山の中で過ごした車中泊は、それはそれは静かな夜でした。
スキー場車中泊のメリットは、何と言っても朝がゆっくりできること。
久々に朝からトレーラーでコーヒーを入れて、ゆっくり朝食を食べてから目の前のスキー場へ。
森吉山阿仁スキー場は、日本三代樹氷(八甲田山・蔵王・森吉山)の一つが見れる場所として有名。
八甲田山の樹氷は今回の旅で見て、蔵王は4年前のスキー車中泊で見ているので、今回で日本三代樹氷は制覇です!
樹氷は見れたのですが、ゆっくり堪能できる状況ではありませんでした。
お昼休憩している間にゴンドラが強風で運休になってしまい、残りはリフト1本しかないので、早めに上がりました。
今日は当初から、たざわ湖スキー場の駐車場で車中泊の予定だっのたで、スーパーで食材を調達して、目的地へ。
近くの温泉で体の芯まで温まり、そのままスキー場の駐車場で車中飯&就寝。
「たざわ湖スキー場」での車中泊の様子は、後日記事にまとめてリンクを貼りますね。
スキー車中泊6日目:秋田 たざわ湖スキー場
6:30 | 秋田県仙北市 | 起床、トレーラーで朝食 | 朝食 |
8:30 | 〃 | 秋田 たざわ湖スキー場 | スキー |
14:00 | 〃 | スキー場を出発、岩手県へ向かう | |
15:30 | 岩手県雫石町 | 道の駅 雫石あねっこに到着 | |
16:00 | 〃 | 道の駅併設の「橋場温泉」へ | 日帰り入浴 |
18:30 | 〃 | 道の駅併設のお食事処「あねっこ茶屋」 | 夕食 |
22:00 | 〃 | 道の駅 雫石あねっこ | 車中泊 |
たざわ湖スキー場は、コブや新雪・スノーパークなども楽しめる東北を代表するスキー場。
その名の通り、ゲレンデも広くコースバリエーションも豊富で楽しかったです。
そして今夜の車中泊場所は岩手県雫石市にある、「道の駅雫石あねっこ」。
5年前の冬のスキー車中泊で訪れて、温泉や食事処も併設ですごーく快適だった思い出があり、また今回もここで車中泊しよう!と決めてました。
特に今回キャンピングトレーラーを牽引していたので、都度移動しないで済むのは大助かりでした。
「道の駅 雫石あねっこ」での車中泊情報は、後日記事にまとめてリンクを貼りますね。
スキー車中泊7日目:岩手 網張温泉スキー場
7:30 | 岩手県雫石町 | 道の駅 雫石あねっこ 出発 | 朝食 |
8:30 | 〃 | 網張温泉スキー場 | スキー |
14:30 | 〃 | スキー場近くに網張温泉館へ | 日帰り入浴 |
15:30 | 〃 | 1時間半かけて花巻市へ移動 | |
17:30 | 岩手県花巻市 | 道の駅はなまき西南 到着 | |
17:30 | 〃 | 道の駅併設の焼肉屋「味楽苑」 | 夕食 |
22:00 | 〃 | 道の駅はなまき西南 | 車中泊 |
網張温泉スキー場は、5年前の東北スキー車中泊旅で訪れて、家族全員お気に入りのスキー場。
今回も行こう!と決めてました。
-10℃で強風というなかなかハードなコンディションでしたが、時々晴れ間も見えました。
十分コースを堪能した後、14時に上がって近くの温泉へ。
そして今夜の車中泊場所がある岩手県花巻市へ移動。
道の駅はなまき西南に併設されている、焼肉屋さんが美味しいと事前に調べてましたが、行ってみたら予約なしでも入れそうだたので、早速入店!
流石にスキー6日目で疲れていたので、お肉をたらふく食べてスタミナをチャージ。
コンビニやガソリンスタンドも併設されていて、居心地の良い道の駅でしたよ。
「道の駅はなまき西南」での車中泊情報は、後日記事にまとめてリンクを貼りますね。
スキー車中泊8日目:岩手 夏油高原スキー場〜帰宅
7:30 | 岩手県花巻市 | 道の駅はなまき西南 出発 | 朝食 |
8:30 | 岩手県北上市 | 夏油高原スキー場 | スキー |
14:30 | 〃 | 夏油高原スキー場 出発 | |
15:20 | 岩手県金ケ崎町 | 千貫石温泉 湯元東館へ | 日帰り入浴 |
17:00 | 岩手県奥州市 | 東北自動車道 水沢インター | |
20:00 | 福島県南相馬市 | 常磐自動車道 南相馬鹿島SA | 夕食 |
1:00 | 千葉県 | 自宅到着 | 車中泊 |
今回の東北スキー車中泊旅最終日は、東北のパウダーの聖地「夏油高原スキー場」へ。
前回訪れた際にはまだ子供たちがパウダーを滑れなかったので、今回は家族全員で非圧雪コースやツリーランを滑るのが目的。
強風で視界も悪く昨日よりもさらにハードなコンディションでしたが、家族4人で夏油パウダーを堪能できました!
その後温泉に入り、帰路へ。
我が家のハイエースバンは中型車なので、キャンピングトレーラーを牽引しているとETCでは大型車扱いとなります。
休日割引等もきかず唯一「深夜割」だけが適用されるので、自宅近くのインターを夜中12時すぎに出れるように時間を調整して帰宅。
自宅に着いた時は深夜1時を回ってました…
初めてのキャンピングトレーラーでの雪道運転で緊張づくしだった父ちゃん、本当お疲れ様です!
元旦以外、毎日スキーを滑り切った子供たちもよく頑張った!
スキー・スノーボード車中泊では万全の対策を
スキー場や雪山で車中泊する際は、防寒対策や寝ている間に降雪が増えることを想定しての雪対策など、色々知識と装備が必要です。
雪山での車中泊は、知識や装備が不足していると、寒くて朝まで眠れないなんてこともあります…
私もそういった経験をしたことがあります。
せっかくスキー場で車中泊して、朝一のパウダー狙いたいのに寝不足なんて嫌ですよね。
下記の記事に冬の車中泊で必要なグッズや注意点などまとめていますので、ぜひ合わせて読んでみてください。