2020年9月の4連休(シルバーウィーク)は、どこも予想以上の大混雑…
私たちテンネンパーマファミリーはいつも通り海を目指して車中泊旅に出かけましたが、人混みとは一切無縁でした!
トイレ・水道・電気も無い”究極の車中泊場所”で、海の目の前を貸し切り状態だったビーチキャンプ。
何も設備の無い中での車中泊の様子や、穴場の海での過ごし方、ロケーションの素晴らしさをこのブログでお伝えします。
目次
4連休は混雑とは無縁なビーチ車中泊へ
9月の4連休(シルバーウィーク)は、当初伊豆に車中泊サーフトリップに行く予定でした。
ただ、直前になってこの4連休から東京からの「Go Toキャンペーン」が適用されることが決定。
今年はゴールデンウィーク・夏休みと旅行の計画を取りやめてStayHomeしていた人が多かったため、シルバーウィークはその反動で沢山の人が観光地へ繰り出すのでは無いかと予測…
穴場のスポットでローカルの人たちが多い場所のため、具体的な地名が出せなくてすみません…
昔から時々サーフィン車中泊している北関東のとあるスポットに行くことに決めたのですが、行きの高速道路はどこも渋滞する中、写真の通りガラガラ。
大混雑&パニック…!?の4連休の中、混雑とは無縁の海で、貸し切り状態のビーチキャンプが楽しめました!
穴場の車中泊スポットの紹介
なぜこの場所が穴場の車中泊場所かと言うと、幹線道路から入る道がとってもわかりにくいんです。
地元の知っている人でないと、絶対通らない道。
そして「この先はどこに続いているの…!?」と不安になるくらい、狭くて草がうっそうと繁った獣道を通っていきます。
ハイエースワイドがギリギリ通れる幅の道。
草や枝がバシバシ車体に当たる中(新車で少しでも傷が付くのが嫌な人には絶対この道はオススメしません)、しばらく行くと、あっと驚く風景に出会えます…!
ご覧の通り、ビーチ沿いの道はありますが、所々道路が陥没していて凹凸具合が半端ないです。
台風の影響で道が崩落してある場所もあり、うっかりしていると海に滑落しそうなほど…!
ここはサーフスポットでもあるため、地元のサーフィンや釣りをする人はよく来る場所です。
そして、殆どの車が四駆のデリカやFJクルーザーやジムニーなど、オフロードの走破性の高い車ばかり。
テンネンパーマのハイエースは四駆でオフロードタイヤを履いてますが、如何せんローダウンしているため、あちこちでお腹を擦ってしまいました(汗
トイレ・水道・電気も無い場合は?
ご覧の通り、管理された車中泊場所でないため、電気・水道はおろか、トイレもありません。
あるのは、車を停めてキャンプができるフラットなスペースのみ。
今は道の駅やRVパークなど、設備の整った車中泊場所が沢山ありますよね。
そう言った場所からイメージすると、考えられないほどの不便さ…
でも設備がなければ、それをカバーできるものを自分たちで用意すれば大丈夫です。
電気
周りに全く建物が無いので、夜になると真っ暗になります。
あるのは、遠くに見える港の灯りと、海の向こうに見える船の灯りのみ。
ランタンは多めに持参した方が良いです。
今回私たちは、コールマンのガソリンランタン・コールマンのカスランタン・LEDランタン・LEDライト(3つ)の合計6つの灯りを用意していきました。
今は、灯油を使うランタン「ハリケーンランタン」が人気ですが、やはり広い場所を全体的に照らす際には、「ガソリンランタン」はオススメです!
下記の記事に、キャンプ用ランタンのオススメをまとめているので、併せてご覧ください。
水道
朝晩の調理用の水・洗顔や歯磨きの水と水道は結構使う頻度が高いです。
おまけにサーフィンもするので、海から上がった後にシャワー用の水も必要。
そこで、今回は20Lのポリタンクを2つ用意していきました。
一つはコックが付いていて、折りたたみ椅子の上に立てれば、蛇口から水道代わりに使えるタイプ。
もう一つは、保温機能付きのシャワー用のポリタンク。
自宅から2つのタンクに水を詰めて行って、買い出しに行くときに温泉やガソリンスタンドなどで水を入れさせてもらうことができます。
今回は、近くに温泉スタンドと言うものがあり、そこで温泉水を入れさせてもらいました!
(飲料用の水は別でペットボトル2本を用意)
トイレ
実は、これが一番無いと困るものですね….
公衆トイレさえも無い場所って、結構珍しいと思います。
そしてそんなところで車中泊をする、クレイジーな人たちもそうそういない…(笑
ぶっちゃけて言えば、スコップで穴を掘って自然に還す、それしかありません。
もちろん使ったペーパーは持ち帰りますよ〜
何も無い車中泊場所での過ごし方
何も無い場所だからこそ、何をやっても自由(節度ある範囲でね)、どんな過ごし方をしてもOK。
ただ、自分たちで手を動かさない限りは何も無いのが、このロケーション。
1日目は友達ファミリーが一緒だったので、子供達にナンを作ってもらいました!
インドカレーにナン・エビのガーリック炒めに、タイ風チキン手羽先などを焼いて、ビーチでの食事を楽しんだ後は、子供達お待ちかねの花火。
そして、夜は焚き火を囲みながらお酒を楽しむ時間。
予め海で集めておいた流木は乾燥しているから、良く燃える、燃える。
周囲は誰もいないから音楽を流しても気兼ねする必要ないし、肌寒い夜には焚き火の暖かさがとーっても心地良い。
2日目は友達家族は用事で帰ってしまったのですが、私が食事の支度をしている間、子供達だけで海の見下ろせる場所に椅子を持っていき、何やら二人で語らってました。
こう言う時間もほんっと大切ですよね…
朝ご飯は小学2年生の息子が手伝ってくれました。
何もない場所で、車中泊したりキャンプしたりと言うのを、我が家は子供達が小さい頃からやっています。
そう言うシーンを沢山見てきたからこそ、見よう見真似で大人の手伝いを率先してくれる。
家族全員で協力しないとできない車中泊だからこそ、こうした積み重ねがこの子たちの「生きる力」を養っていくのかなーと思います。
20年間の車中泊でここが歴代NO1の場所
今まで日本全国色々な場所で車中泊してきました。
今回泊まったこのポイントは20年前から通っている場所ですが、ここほど人がいなくて手付かずの自然が残っていて、自宅からも比較的近い場所は他にはありません。
実は子供を連れてこの場所で車中泊するのは、今回が初めてでした。
設備が何もない場所だし、アクセスするまでの道路事情を考えても、はっきり言ってここはかなりエキスパートな車中泊場所です。
でも、この景色・ロケーションはそう言った場所だからこそ手に入るものなんですよね。
道の駅やRVパーク・オートキャンプ場など車中泊場所は色々と選択肢はあるけど、車中泊だからこそ泊まれる絶景ポイントもあることも確か。
そう言った意味では、ここはやはり過去の車中泊歴の中で歴代NO1の場所だな、と言うことを再度実感しました。
あちこちの観光地が大混雑する中での、人混みとは無縁の場所。
今後はぜひこう言ったVANLIFEスタイルも広めていきたいです!