岩手県北上市にある「RVパーク 秘湯夏油温泉」は、文字通り秘湯が楽しめるとっておきの車中泊スポット。
冬は雪に閉ざされる山奥にありながら、電源もあり大自然あふれるまさに秘境。
2023年の8月「8泊9日東北車中泊旅」の最後に、子連れ家族4人でハイエース+キャンピングトレーラーで車中泊してきました。
RVパークから徒歩5分で、自然湧出の温泉を何度も楽しめる場所はなかなかありません…!
RVパークまでの道路状況やアクセス・設備や温泉など、実際に車中泊した様子を詳しくレポートします。
目次
岩手県北上市「RVパーク 秘湯夏油温泉」の場所・アクセス
岩手県北上市にある「RVパーク 秘湯夏油温泉」は、東北自動車道「北上金ヶ崎IC」が最寄りになります。
インターチェンジから県道159号、県道122号(夏油高原いで湯ライン)を使って車で約45分。
かなり山の奥にあります。
ちなみに、秋田方面から来た場合は秋田自動車道の「北上西IC」が最寄りになります。
私たちは、秋田県の田沢湖での車中泊ののち夏油温泉に向かったため、県道37号(花巻平泉線)から「夏油高原いで湯ライン」に入りました。
ちなみに「夏油高原いで湯ライン」の道路はこんな感じです。
自然あふれるドライブコースで、道路を上がっていくにつれて水神温泉・瀬美温泉・入畑温泉・夏油温泉と温泉施設が沿道沿いに続き、まさに「いで湯ライン」。
温泉好きにはたまらない道路ですね…!
途中に東北のパウダーの聖地として有名な「夏油高原スキー場」があります。
夏はゲレンデでキャンプができ、スキー場施設内の温泉に入れることもあり家族づれも多く来てました。
私たちは冬に何度かこのスキー場に来ているのですが、11月から4月までは夏油高原スキー場から上は雪が多くて道路は閉鎖となります。
初めて通る場所でどんどん山奥に進んでいくので、ワクワクドキドキ…!
小雨が降っていて辺りに霧も出てきて、時折電波の入らないところも。
地図を見ていただいてもわかりますが、かなりの峠道で進めど進めど到着しません。
ちょっと不安になってきました…
そして右は道路の壁が迫り、車1台しか通れない横幅の箇所もあります。
しばらくすると視界が広がり「夏油温泉郷」の看板が…!
ようやくRVパークに到着、既に3台ほどの車が停まっていました。
「RVパーク 秘湯夏油温泉」の設備
駐車スペースについて
利用可能台数は10台です。
私たちが到着した17時ごろは既に4台ほど停まってました。
駐車スペースは横幅が広く、キャンピングトレーラーも車中泊可能なので、隣に車が停まってもそんなに気になりませんでした。
夜には車が3台くらい増え、全部で7-8台のスペースは埋まっていたようです。
ハイエースベースのバンコン・軽キャンパー・キャブコンなど色々なキャンピングカーが泊まっていましたが、キャンピングトレーラーは我が家だけでした。
トイレ・洗面などの設備
駐車場敷地内にあるこちらの建物がトイレと洗面設備になります。
以前はお風呂だったようで、その時のトイレや洗面設備を再利用している感じでした。
かなり作りは古く、女子トイレは和式のみ。
夜はちょっと薄暗い感じです。
洋式のトイレでウォシュレットを使いたい場合は、お風呂のある夏油温泉観光ホテルが利用できます。
しかし200メートルほど歩くので、雨が降っていたり夜行くのはちょっと面倒です。
水道・炊事場などの設備
こちらは上記のトイレのある建物の前にあったようですが、私たちは利用しませんでした。
電気設備
キャンピングトレーラーの後に丸太のようなものが見えなすが、そこに電源が来てました。
ただし、100V15Aの電源を何台かでシェアして使うような容量らしく、到着時にエアコンをつけたくて電源を入れましたが、時々エアコンが落ち動作も不安定でした。
夜は雨がかなり降っていて風も涼しかったので、扇風機のみで過ごせたので良かったです。
電源の利用料はRVパークの利用料に含まれるので、別途必要ありません。
ゴミ処理
500円でゴミ処理が可能です。
私たちは翌日帰宅するので、ゴミ処理は利用しないで持ち帰りました。
「RVパーク 秘湯夏油温泉」車中泊の様子
受付
RVパークから夏油川の橋を渡った先にある、「夏油温泉観光ホテル」の建物内に受付があります。
こちらは観光ホテルの受付で、この向かいにRVパークの受付があります。
チェックインをして、お風呂を利用する場合はここでまとめて支払いをします。
大人500円・子供200円の入浴料金を支払うと、何度でもお風呂に入れます。
温泉
「夏油温泉観光ホテル」には、古代ひのき風呂・ブナ林露天風呂・渓流露天風呂の3つのお風呂が楽しめます。
まずは、古代ひのき風呂へ。
なんと、渋くて私好みの温泉…!名前の通り古代檜がふんだんに使われています。
これは期待できそうと思って湯船に浸かると…
窓から見えるブナ林も幻想的で、東北最古と言われる温泉だけあって風情がとてもあります。
お風呂から戻ってきても外は大雨。
車中泊している人たちはみんな車内で食事をしているようですが、私たちはオーニングを広げてあえて雨の中外で調理することに。
夜ご飯を済ませた後は、今度は露天風呂に入るべくもう一度ホテルへ。
露天風呂は階段を下って少し下にあります。
ラッキーなことに貸切!
外は真っ暗で見えないですが、山奥で雨の音しか聞こえない秘境の温泉がなんとも心地よいです。
ちなみに露天風呂に明るい時間に入るとこんな感じです↓
渓流露天風呂だけ行くことができなかったので、次回はぜひリベンジしたいです。
ちなみにRVパークの向かいにある「元湯夏油」には7つのお風呂があり、こちらの温泉もぜひ入ってみたいです…!
「RVパーク 秘湯夏油温泉」周辺のお店
今までの記事をご覧いただいての通り、夏油温泉はかなり山奥にあるのでお店は一切ありません。
一番近いコンビニでも車で30分かかります。
必要なものは、北上市街で購入していきましょう。
【岩手の車中泊スポット】RVパーク 秘湯夏油温泉情報まとめ
北上市のかなり山奥に位置する「RVパーク 秘湯夏油温泉」。
いで湯ラインの峠も大きい車では運転が大変ですが、その先にある夏油温泉はここにしかない大自然に囲まれたロケーション!
そして何と言ってもこの秘湯に入るために車中泊することをお勧めしたいくらい、素敵な場所でした。
冬は深い雪に閉ざされる夏油温泉、ぜひ夏の限られた時間に訪れてみてはいかがでしょうか。
「RVパーク 秘湯夏油温泉」の車中泊に際しての情報をまとめると、以下になります。
施設名 | RVパーク 秘湯夏油温泉 |
電話番号 | 0120-979-726 |
住所 | |
アクセス | 東北自動車道「北上金ヶ崎IC」から約45分 |
利用台数 | 10台 |
利用料金 | 1泊 2,000円/1台(トレーラー含む) |
トイレ・洗面 | 24時間使用可能 |
ゴミ処理 | 可能(有料:500円) |
電源 | あり(利用料金に含む) |
水道 | 給水蛇口あり |
温泉 | 施設内にある「温泉観光ホテル」のお風呂が利用可能(大人500円・子供200円/8:00〜20:00) |