子供を海水浴に連れていく時、暑さだったりテレビでみる水難事故だったり、普段行き慣れていない方はなおさら心配な点がありますよね….
不安を煽るつもりはないのですが、知らないより知っていた方が安心して行くことができます😉
私たちは子供が生まれる前から、夫婦で日本全国の海にサーフィンで出かけており、シーズン問わず色々な場所の海で遊んできました。
実際の経験に基づいた注意点を10項目にまとめましたので、お伝えできればと思います‼
目次
行き先はライフセーバーのいる海水浴場にする
夏場にオープンする海水浴場は、その名の通り、海水浴向けに整備された砂浜を呼びます。
遠浅の砂浜で、比較的波が少ない浜辺が多く、海を監視するライフセーバーがいるところも多いです。
海水浴場は、遊泳エリアとサーフィンエリアに別れているので、海で泳いでいる時にサーファーと接触なんてこともありません。
海の家やトイレ・シャワーなども揃っていたりするので、子連れで海に行くときは安心ですね。
また、海水浴場は防波堤や沖に下記のようなブイがありますが、これは遊泳区域を示しています。
ブイを超えた場所は遊泳禁止区域となっている場合が多く、水深が深かったり、沖に向けての流れが強かったりします。
ライフセーバーも目が届かないところになりますので、遊泳禁止区域は行かないようにしてくださいね。
また、ライフセーバーが待機する監視所には、旗が上げられていることをご存知でしょうか。
この旗には、青・黄色・赤があって、それぞれ皆さんに知ってほしいメッセージがあります。
青色 | 遊泳可能、穏やかな海で海水浴に適したコンディション |
黄色 | 遊泳注意(強風・波浪・雷などの注意報が出されている)、早い潮の流れなど気をつける |
赤色 | 遊泳禁止、海が荒れていたり水質汚染があったりなどで海に入ることができない |
ぜひ旗の色もチェックして海に入りましょう👍
海に行く前には波の高さや風の向きをチェックする
海に行く前に天気をチェックされる方は多いと思います。
天候が悪かったり(大雨や雷が落ちるような不安定な天候)、台風が来たりと行った時に流石に海に行く人はいないと思いますが、併せてチェックしたいのが波の高さと風の向きです。
千葉県で説明すると、基本的に内房は波が小さく、外房(太平洋側)は遠くから海のうねりが届くため、波が比較的大きいです。
あと、日本海側だと、夏場は波が小さく(全く無いことも多く凪程度)、冬場は波が大きいことが多いです。
でも台風の影響によっては、普段波の無いところも波が高くなることもあります。
事前に、波の高さも見ておきましょう。
あと、併せて確認したいのが風の向きです。
自分たちの行く海水浴場が東西南北のどちらに面しているのか、それに対して風の向きはどうなのか知っておくといいでしょう。
サーフィン用語で、「オンショア」と「オフショア」という言葉があります。
「オンショア」は海から浜に向かって吹く風で、「オフショア」は浜から海へ向かって吹く風のことを意味します。
この「オフショア」が強い海岸だと、浮き輪等に捕まって遊んでいる時に、風で沖に流されてしまいます。
こんな時は、浮き輪で遊ばない方が安全です。
このように、事前に風の向きと強さ・海水浴場の向きも把握しておきましょう。
離岸流と潮の流れに気をつける
離岸流(りがんりゅう)って聞いたことありますか⁉
海岸の波打ち際から沖合に向かってできる強い流れのことです。
「海水浴中にいつの間にか沖に流されて溺れてしまった」という水難事故は離岸流が原因のことが多いです。
この離岸流を事前に見分けることは可能なのか、もし流されてしまった場合、どうしたら良いのか説明します。
離岸流の発生しやすい場所
下記のような突堤のすぐ脇
一見するとこういったところは、沖からの波が少ないので安全だと思ってしまうかもしれません。
が、左方向からの海岸に平行な流れが突堤で遮られ、そこへ集中した流れは沖へ向かいます。
左からの流れと右からの流れが集中するところ
砂浜から見た場合、右方向からの波と左方向からの波が交差している付近の沖側で、
離岸流が発生することが多いです。
離岸流に流されたら
知らない間に沖に流されていると気づいたら、まずは落ち着いてどちらの方向に流されているか確認しましょう。
流れに逆らって岸へ戻ろうとしてしまいがちですが、離岸流の流れに逆らって泳ぐのはかなりの体力が必要になります。
まずは流れに対して横方向に泳ぎ、離岸流から出ましょう。
離岸流から出たら、岸に泳いで戻ってください。
海に入る前の準備運動は欠かさずに
海の中で遊ぶ程度なのに、準備運動なんて…と思う方もいるかもしれません。
が、波や潮の流れの中で泳ぐのは普段使わない筋肉を使う場合が多く、海の中で足が攣ってしまうと危険です。
海に入る前に必ず準備運動をして、体をほぐして筋肉をよく伸ばしておいてください。
サーファーも必ず海に入る前には、準備運動をしています。
危険生物に気をつける
最近は海でサメの出没情報もチラホラ聞こえますよね。
身近なところで気をつけたいのが、「クラゲ」です。
無毒のものもいますが、刺されるととても痛く、人によっては赤く腫れ上がったりします。
刺されないためには、ラッシュガードやウェットスーツで肌を露出しないのが安全です。
あと、気をつけたいのがカツオのエボシです。
こんな風に青くて一見綺麗なんですけど、強烈な刺胞毒を持っています。
刺されると激しく痛み、ミミズ腫れや炎症を起こします。
最悪は死亡例もあるので気をつけましょう。
このカツオのエボシ、以前より見る機会が多くなった気がします。
2018年の夏に愛知県田原市にある伊良湖ビーチに行った時、砂浜にたくさんのカツオのエボシが打ち上げられているのを見ました。
また、今年に入って茨城の海でも砂浜に打ち上げられたカツオのエボシを見ました。
パッと見ると綺麗ですが、絶対に子供が触らないように気をつけましょうね!
海底のどのあたりまで足が着くのかをチェックする
海水浴場は基本的に遠浅のビーチが多いですが、潮の流れによっては海底の砂が持って行かれて、浅かったビーチが急に深くなっている場所があったりします。
足が届かない場所になると、強く地面を蹴ったり踏ん張ったりすることができず、体が浮いてしまい、沖向きの流れに逆らえず流されてしまう場合があります。
まずは大人がどの辺りまでが子供の身長で遊んで大丈夫な場所か確認し、そこから先は行かないように注意しましょう。
海から上がった後は冷えないように気をつける
海でたくさん遊んで、そのあと砂浜で遊ぶというパターンはありますよね。
その時に、海水で濡れたままのラッシュガードなどを着たまま長い時間海風に当たっていると、体が冷えることがあります。
遊びながら体をブルブル震わせて、唇が紫色の子供をたまに見かけたりします。
そんな時は、すぐに濡れたラッシュガードや水着等を脱がせて乾いたタオルをかけたり、乾いたTシャツを上から着たりしましょう。
帰宅する時間までを考えて遊ぶ
海では長時間強い日差しを浴びていたり、砂浜に足を取られて、普段以上に体力を消耗します。
まだ子供が小さかったり、普段海に行き慣れていない方は、海遊びは午前中までがおすすめ。
14時から15時までには自宅に帰れるように出発するなど、帰宅する時間までを考えて遊びましょう。
お父さんは帰りの運転もありますからね、なるべく渋滞も避けて帰れるといいですよね。
車上荒らしに気をつける
海で遊んでいる間に、車上荒らしにあったという話はよく聞きます。
幸いうちは一度もありませんが…..
車から離れる場合は必ず鍵をかける、面倒でも鍵は持ち歩いてください。
昔、サーファーは車のタイヤの上に鍵を隠したり、また隠すためのBOXが売っていてそれを取り付けている人もいました。
しかし、車上荒らしはどこに鍵が隠されているかぜーんぶ知っています。
鍵を持って海に入るのは心配の方もいると思いますが、今はこんな便利なものが売っています。
内側が強力なマジックテープになっていて、ここに鍵を挟んでストラップを首から下げるだけです。
マジックテープは強力なので、我が家も使っていますが一度も鍵を紛失したことはありません。
プラスチックケースのタイプもあるようですが、こちらのようにウェット素材で平らなタイプの方が首から下げて海で遊んでいても全く気になりません。
(プラスチックタイプだと、胸に当たっているのが痛いのと気になるはず….)
スマートキータイプのケースもあるみたいですよ‼
あと、車の中に電子機器など高価そうなものは目に見える位置に置かない方が良いです☝
砂浜は四駆でないとハマる
神奈川ではあまり無いと思いますが、千葉や茨城だとビーチまで車で入れるところがあります。
一日海で遊ぶ場合、やっぱりより海の近くに車を停めて楽しみたいですよね。
意外と知られてないかもしれませんが、砂浜は二駆だとまずハマります😱
スタックして、周りの人に救助されている車を何度も目にしたことがあります。
(もちろん助けたことも)
そんな時は、タイヤの周りを掘って板などを咬ませて脱出する、周りの人に車を押してもらう。
四駆などの車に牽引ロープで引っ張ってもらうなど、周りの強力無しではなかなか脱出できません💦
最悪は、JAFを呼ぶことになってしまいます。
四駆でもハマることがありますので、必ず自分の車で行けそうかどうか確実な判断をしてからにしましょう。
あと、周りに人に助けてもらった時は必ずしっかりお礼をしてくださいね😄
車を押してもらっているのに、同乗者は降りてなかったり、助けてもらった人にお礼が無かったりとたまに非常識な人を見かけますので…..
まとめ
色々注意点を書きましたが、基本的に天候も良く波も穏やかな時に、ライフセーバーのいる海水浴場へ行き、遊泳区域で遊んでいれば大丈夫だと思います!
海水浴場はアスファルトの駐車場が完備されているところも多いですし。
あとは子供から絶対に目を離さずに、子供の体力に合わせてこまめな休憩をしながら、遊べたら良いですね。
ぜひ、安全に海を楽しんでください!
子連れで海水浴に行く際に必要な持ち物・快適に過ごすためにあると便利な道具は下記にまとめています。
また海で子供と一緒に楽しめる、様々な遊び方もご紹介しています。
併せて読んでみてください😆