私たちは普段は千葉県に住み、1月〜3月の冬の間は新潟県湯沢町に暮らすという、「二拠点生活(デュアルライフ」をしています。
平日は都会で仕事をこなし、週末は地方で趣味や子育てを楽しむ「週末型二拠点生活(デュアルライフ)」というスタイルが一般的な中、私たちは”冬の間だけ、家族丸ごと雪国に住む”という「季節型二拠点生活(デュアルライフ)」を実践中です。
最近注目されている、「二拠点生活(デュアルライフ)」とはどういうメリット・デメリットがあるのか、どう言った点でオススメなのか、実践者目線で紹介したいと思います🙌
目次
二拠点生活(デュアルライフ)のメリット
二拠点生活のメリット1:田舎と都会の両方の学校に通える
これは子供がいる場合になりますが、二拠点生活をすることで、4月〜12月は千葉県内の小学校、1月〜3月は新潟県内の小学校と、都会と田舎の小学校に1年を通じて通うことができます。
全く違う環境の2つの学校に身を置くということは、子供達にとってものすごく刺激のあること✨
新しい校舎・新しい先生・新しい友達・新しい授業…..
ましてや雪国になれば、当たり前のように学校でスキー授業やクロスカントリー授業があったり、クラスメイト達は自分達よりもスキーの上手い子がウジャウジャいたり。
まだ”転校”というものを経験したことがなかった子供達は、「友達できるかな」「どんな先生がいるのかな」と不安そうな様子が手に取るようにわかりました😅
が、学校に通い始めた初日からわかりやすいくらいに子供達の顔がイキイキしている….‼
今は声を揃えて、「湯沢の学校楽しい!」と言ってます。
子供の順応性にビックリするのと同時に、新しい環境で色々なことをクリアすることで、確実に自信を付けている様子がわかるんです☺
田舎と都会の両方の小学校に通わせることで、学習塾や習い事通わせるよりも、唯一無二の経験を子供達にさせることができますよ🎶
二拠点生活のメリット2:自分の趣味が満喫できる
二拠点生活先の場所選びは人ぞれぞれだと思いますが、自分の趣味を基準に選ぶ人も多いかと思います✨
私たち家族は、子供が生まれる前から冬は毎週末のように、新潟・長野・東北・北海道にスキー・スノーボードに行ってました⛷🏂
なので、必然的に子供達も小さい時からスキーを始め、今では一番夢中になるスポーツに😉
湯沢町の住んでいる場所からは、歩いて5分でスキー場に行けます。
そして、子どもが地元の小学校に通うことで、保護者も含めて、湯沢町の13のスキー場を全て滑れる町民パスを格安で購入することができました😍
週末はもちろん、子供が学校から帰ってきたらスキー場のナイターへ行ったり、雪が良い時は平日でも滑りに行く、なんてことも二拠点生活ならではのライフスタイルです‼
二拠点生活のメリット3:新しい地域との繋がりができる
子供達が地元の小学校に通うことで、先生や保護者との繋がりをキッカケに「地域との繋がり」を作ることができます🤗
そこで知り合う人たちは、やはり千葉に住んでいた頃の学校の保護者やママ友とは異なります。
日本有数の豪雪地帯で有名なスキーエリアということもあって、子供達に小さい頃からスキーやスノーボードをさせるために移住してきた家族、私たちと同様に冬の間だけ短期移住している家族も沢山いました…‼
つまり、私たちと同じ価値観をもつ人たち😌
家族全員かなりのレベルで滑れる家庭ばかりなので、湯沢で仲良くなったファミリーと一緒にスキーを楽しんだりしています😆
また、私たちはyoutubeをやっていたお陰で、二拠点生活で短期移住する前から、地元の一部の人に顔を知ってもらうことができました
そして、湯沢で情報発信しているyoutuberとして地元でそこそこ有名になり、地元で起業しているママさんの提案で、交流会まで開いてもらえることになり、さらに地元の人との繋がりを作ることができています。
こうした「地域との繋がり」は、週末だけスキーや観光に訪れていただけではできなかった関係性だと思っています✨
二拠点生活のメリット4:家族の時間が圧倒的に増える
千葉に住んでいる時は、私たちは都内のオフィスに通勤しています🚃
子供達は学童に通っているので、毎日お迎えに行くのは18時半〜19時の間。
それから家に帰って、ご飯の支度してお風呂入って22時までには寝て、と毎日かなりバタバタ過ごしてました💦
とうちゃんは仕事で帰りが遅く、帰ってくるのは子供達が寝た後。。。
なので、家族4人で過ごせるのは週末だけでした😰
でも二拠点生活をすることでリモートワークに切り替え、通勤の必要が無くなりました。
子供達も学校が終わったらまっすぐ帰ってくるので、平日の夕方にスキー場のナイターを滑るということができます😌
中学生になったら、部活や友達との付き合いで必然的に家族と過ごす時間も減ってしまいます…
家族一緒に過ごす時間はあと数年。。。
田舎で暮らすことで私たちの考え方が変わり、仕事ガツガツよりも子供達との今の貴重な時間を全力で楽しもうと割り切れるようになりました😊
二拠点生活のメリット5:食べ物が美味しい
新潟は本当に食べ物が美味しいんです🎶
魚沼産のお米が美味しいのはもちろん、越後豚も有名で、都心に比べると圧倒的に安く美味しい豚肉が購入できます。
その豚を使ったモツ煮丼などはもう絶品です✨
山菜や、漬物、へぎそばなども美味しく、単純に食べ物が美味しいと人は幸せになれますね〜😍
二拠点生活のメリット6:毎週末のようにイベントがある
これは二拠点生活先の場所によって異なってくると思います。
ここ湯沢町で言うと、冬は観光客が多く来訪することから、毎週末のようにイベントがあります✨
特に「湯沢冬花火」は毎週末にどこかのスキー場で花火が上がっていて、週末が来るたびに花火が見れるのは人生初でワクワクしました🎆
またスキー場での運動会や、隣町の「十日町雪まつり」やその中で開催されていた音楽フェスの「豪雪ジャム」など、無料で参加できるイベントが沢山あり、都心に住んでいる時よりも充実した週末を過ごせます😁
二拠点生活のメリット7:環境を変えることで大切なことに気付ける
私たちは二拠点生活をすることで、目にするもの・耳にする言葉・聞こえてくる音・付き合う人など、普段意識していなかった自分を取り巻く環境が変わり、大きく影響を受けました。
- 家族と一緒に過ごす時間の大切さ
- 田舎の暮らしの真の豊かさ
- 観光客を受け入れるための地元の人たちの努力
- スキーやスノーボードに真剣に取り組む子供達
- それを実現するために行動している親が多いこと
- 大自然の中で子育てすることの尊さ
一つの環境に収まってしまうと、その中の景色しか見えません。
が、千葉と豪雪地帯の湯沢では、外国くらいの大きなギャップがあります。
そこで自分たち・家族の人生をどうやって豊かにするか気づけたのは「季節型二拠点生活」ならではの大きな収穫でした😊
二拠点生活(デュアルライフ)のデメリット
二拠点生活のデメリット1:銀行が思ったより不便
私たちは夫婦で会社を起業しているので、銀行口座は法人口座になります。
毎月月末の支払いや入金などはオンラインバンク(三菱UFJ・ジャパンネット銀行)で事足りますが、問題は振込用紙での支払いの時。
住民税や法人税などを振込用紙で支払う時に、ATMでお金を下ろして、銀行等の窓口で支払う必要があります。
湯沢には三菱UFJのATMは無く、調べてみると新潟県内では新潟市しかない‼
でもATMでお金を下ろすだけだったら、どこでもできるだろうとタカを括ってました😅
が、ファミリーマートのATMでは下ろせない、ゆうちょのATMでは下ろせない、地銀のATMでは下ろせなくて、最初は途方に暮れました…💦
法人口座のカードであることがネックだったようで、結果下ろせたのはセブン銀行のATM….‼
地方ではセブン銀行のATMは最強です🙌
その後振込用紙で支払いをするのですが(コンビニでは支払えないタイプの用紙)、地銀の窓口だと手数料が取られるんです。。。
その点、郵便局の窓口では手数料取られませんでした。
都市銀行や都心部にしかない信用金庫をメインバンクにしている場合、地銀だと提携の問題なのか色々手数料が取られたり、うまくお金を引き出せなかったりします。(窓口で下ろそうとすると、法人の銀行印が必要)
結果、セブン銀行とゆうちょさえあれば、地方では問題ないと言うことがわかりました。
法人口座で銀行の入出金をしたい場合、二拠点生活だと都心ほど便利にいかないんだな、と言うことを初めて知りました….😓
二拠点生活のデメリット2:娯楽が少ない
自然の環境を求めて田舎に住んでるんだから、娯楽を求めるなよって声が聞こえてきそうですが….😅
二拠点生活のデメリットをあえて上げるのならば、やっぱり娯楽が少ないと言うことですかねぇ。
特に毎週のようにアメ横で飲んでくるとうちゃん(生まれも育ちもコンクリートジャングル🎶)にとっっては、少し物足りなかったようで。。。
もちろん、駅の周りとかに居酒屋とかBARとかあるんですが、結構閉まるのが早い💦
タクシーも夜間は駅前に一台も停まってません。(私は飲んだ帰りに駅のロータリーで15分待ったけど、タクシーどころか人も殆どいない…)
電話して呼ぶことになるのですが、そこそこタクシー代も掛かったりするので、必然的に夜の娯楽🍻は数えるほどしか行かなくなりました。
二拠点生活のデメリット3:住居費が2重に掛かる
千葉県の家は持ち家になるので、そこを冬の間留守にして、湯沢のリゾートマンションに部屋を借りています。
なので、4ヶ月間は住居費が二重に掛かっている状態。
それでも「季節型二拠点生活」になるので、年中二拠点生活場所の物件を借りているよりは、安く済んでいます😌
あとは、一軒家やアパートに比べると、除雪をしたり極端に暖房費が掛かると言うことが無いのと、湯沢のリゾートマンションは設備や部屋の大きさの割に家賃が安いです。
そういった意味で、二重に住居費が掛かっていても、得られる経験やライフスタイルを考えると、満足度は高いと思います🎶
二拠点生活のデメリット4:二拠点先での仕事の確保が難しい
私たちは、普段は東京にオフィスを構えて、そこでクライアントワークをしています。
二拠点生活をする冬の間は、クライアントに事情を話して、リモートワークでお仕事させてもらうことになりました。
相談したクライアント先の全てが、快く了承してくれて、むしろ私たちの挑戦を応援してくれました✨
打ち合わせは、チャットやSkypeもしくはメール&電話でさせてもらうことにし、必要であれば打ち合わせに出向きます!と伝えてました。
が、やっぱりいつもの年に比べると仕事の案件数は少ないですね…..
東京に営業しに行くことも考えましたが、こちらでの生活も期間限定なので、むしろ二拠点生活の様子をyoutubeやブログで発信していくことに力を入れることにしました☝
リモートワークで仕事をするならば、毎月安定した仕事があること、その期間の仕事を予め確保したり、住んでいる場所で得意先を作って仕事ができるのが一番ですね✨
今はネットビジネスなど、遠隔で仕事をする方法はいくらでもありますし、来年二拠点生活をする時にはそのあたりも見据えて、準備していこうと思います☺
二拠点生活はメリットの方が大きい
二拠点生活のメリット・デメリットをざっと挙げてきましたが、二拠点生活で得られる経験や子育てへの良い影響を考えると、私はいろんな人にオススメしたいです🤗
もちろん仕事の関係で二拠点生活が可能な人と、そうでない人がいると思いますが、短期間だけ別の場所に住むのはそう難しく無いと思います。
今の時代はリモートワークに寛容な会社も多くありますし、その間の蓄えを作って仕事を休んでもいい。
ネットビシネスで稼げる人だったら、すぐにでもできますよね。
子供のいる方は、住民票のあるところの学校でないと入れないと思っている方は多いと思いますが、「区域外就学制度」を使って、住民票を移さずに学校を短期間だけ転入することも可能です👍
仕事も子育ても、「二拠点生活」や「他拠点生活」がしやすい環境が整いつつあるのも事実✨
まずは経験してみないと、全てはわかりません。
ぜひ子育て世代こそ、家族で二拠点生活、チャレンジしてみることをオススメします😆
人生観変わりますよ〜‼