青森県平川市にある「道の駅いかりがせき」は、車中泊可能な道の駅です。
冬はスキー場エリアに近く(大鰐温泉スキー場へは車で16分)、グリーンシーズンは1時間くらいで十和田湖や岩木山などの観光スポットにもアクセスできます。
2022年の12月末に子連れ家族四人で車中泊して、青森スプリングスキー場へ行ってきました。
「道の駅いかりがせき」の駐車場の状況や車中泊の車の混雑状況。
トイレ・洗面などの設備や近くのコンビニ・日帰り温泉の情報について、実際の様子をレポートします。
目次
「道の駅いかりがせき」までの道路の状況・場所
青森県平川市にある「道の駅いかりがせき」は、東北自動車道の碇ヶ関(いかりがせき)インターチェンジが最寄りになります。
ここから国道7号をまっすぐ行ってわずか4分のところにあり、高速道路からのアクセスは非常に良いです。
碇ヶ関ICを降りたのは12月29日の18時くらいでしたが、国道に車はほぼ走っていませんでした。
冬に来られる場合は、東北自動車道の岩手県北上IC手前あたりから、雪は深くなってきます。
私たちは松尾八幡平ICから乗りましたが、高速道路の道中の様子は下記の写真の通りです。
碇ヶ関インターチェンジを降りてからの道は、国道なので幅も広く除雪も問題ありませんでした。
当初の予定では、日帰り温泉施設のある「大鰐町地域交流センター 鰐come」でお風呂ついでに車中泊をしようと思っていました。
ですが、思いの外時間がかかりそうなため、途中で見つけた「道の駅いかりがせき」に車中泊場所を変更…!
「道の駅いかりがせき」の駐車場・混み具合
着いてみてびっくりしたのですが、施設が新しくてすごくきれい…!
道の駅の直売所が2021年に改修工事が行われて、併設の日帰り温泉「関の庄温泉」は2022年に新施設へ移転したようです。
上の写真手前にある駐車場が道の駅の駐車場で、大型は5台・普通車は173台停められます。
(写真奥の駐車場は、日帰り温泉施設の駐車場です)
私たちが到着した20時くらいに停まっている車は5台ほど。
朝起きた時は10台くらいいましたが、おそらく車中泊している車は5台くらいでしょうか。
夏ならもっと多いかもしれません。
早朝から駐車場の除雪がされており、降雪があっても利用は全く問題ありませんでした。
駐車場はどこもフラットなので、車中泊には全く問題なし。
夜も街灯は明るく、防犯面でも安心。
国道7号沿いですが、夜は車通りは多くないので車の音などは全く気にならなかったです。
車中泊禁止等の看板も見当たりませんでした。
ただ、道の駅は通常利用する一般の方が優先になりますので、早い時間から場所を占領するといったようなことは止めましょう。
「道の駅いかりがせき」のトイレ・洗面などの設備
こちらの施設に、24時間利用可能なトイレがあります。
中に入るときれいな休憩室がありました。
物産館などの閉館後だったので暖房は効いていませんでしたが、こういったスペースがあるのはありがたいですね。
休憩市にある「観光情報コーナー」では、青森県平川市やその周辺の観光パンフレットなどもたくさんあり、かなり見入ってしまいました。
翌日以降の観光プランを決めていない場合は、ここでチェックするだけでもかなり有益な情報が得られますよ… !
そしてさすがだなーと思ったのが、下記のサービス!
周囲の道路状況のライブカメラがここでチェックできます。
特に冬は路面状況などが気になるので、まとめてこのディスプレイで確認できるのは助かりましたー!
トイレは、身障者用やオムツ替えスペースもあります。
女性用トイレは、パウダーコーナーも充実。
洗面もお湯が出るのは、寒い冬季にはすごくありがたいです。
トイレも10ほどあり、混み合う心配はまずなさそうです。
トイレの中も清掃が行き届いていて、とてもきれいでした。
「道の駅いかりがせき」のその他の設備
日帰り温泉施設
「道の駅いかりがせき」には日帰り温泉施設が併設されています!
車中泊に際して、道の駅に併設されているほど嬉しいことはありませんね。
特に、今回我が家のようにキャンピングトレーラーで旅をしている場合は、駐車場スペースなども気になるので、一つの場所ですべてが済ませられるのは安心です。
道の駅に車を停めたまま、建物の向かって左側に行くと、入り口になんと関所があります。
実際に、碇ヶ関は鹿角地方からくる津軽街道と秋田・能代方面からくる羽州街道の合流地点で、交通の要衝であるため、関所が設けられていたそうです。
歴史を感じる、この関所の門をくぐって温泉に行きます。まるで大名気分。
温泉施設までの遊歩道も、ライトアップされてい、雪景色と相まってとても幻想的です。
温泉施設内は、休憩室やちょっとした売店もあります。
そして何より、入浴料が大人:400円・子供:100円(!?)と良心的!
脱衣所もきれいで、鍵付きロッカーがありました。
ドライヤーも2台常備されています。
お風呂は露天風呂はないのですが、出窓が張り出しており雪景色も見えて、とても開放的です。
お湯は源泉掛け流しで、トロッとした泉質でお肌がツルツルになりました!
青森ヒバを贅沢に使った湯船で、ヒバの香りに癒されてとても良かったです。
かなりお湯は熱めで(45度くらいありそう…?)、あっついお風呂が好きな方は良いですが、娘はさすがに湯船に入れませんでした…
その代わり、いつまで経っても体がポカポカと暖かく、疲れもすっかり取れました。
営業時間が20時までとちょっと早めなので、お気をつけください。
先にお風呂に入っていたお姉さんたちが出て行く時に、「おやすみなさい」と言ってくれたのがすごく嬉しかったです!
売店
「道の駅いかりがせき」には、お土産品を売っている「文化観光館」と、地元農家の安くて新鮮な農産物を売っている「特産品直売所」があります。
両方とも、午前9時から午後6時までの営業となっており、私たちが来た時には閉まってしました。
直売所には、地元の野菜を使った漬物や名産品の自然薯なども売っており、観光客に人気。
飲食店
飲食店は3カ所あります。
ですが、こちらも営業時間が午後6時までで、私たちが訪れた時はすでに閉まっていました。
お食事処 彩里
店内も広いですね..!
大広間もあり、名産品の自然薯を練り込んだ蕎麦や、マルメロカレーがおすすめのようです。
竹っ子庵
碇ヶ関の特産品「自然薯」入りのたこ焼きが味わえます。
麺どころ「すぎ作」
ギョーザ、ラーメン共に特産自然薯を練り込むなど、自然薯を利用したメニューがおすすめ。
ですが、当面の間休業中だそうです。
ゴミ箱
物産館の入り口付近にゴミ箱が置いてありました。
燃えるゴミも捨てられますが、家庭ゴミの持ち込みはNGです。
Wi-Fi
「道の駅いかりがせき」には、フリーWi-Fiがありました。
今は「道の駅SPOT」と言って、全国の道の駅で利用できる無料Wi-Fiがあるんですねー
Wi-Fi利用には、Facebook連携またはFonID(登録無料)によるログインが必要です。
「道の駅いかりがせき」周辺の飲食店
「道の駅いかりがせき」の飲食店が夜18時閉店と早めです。
しかし、周辺に飲食店と歩いて行ける距離にコンビニがありますので、心配ありません。
飲食店
私たちがぜひ皆さんに行っていただきたいのが、ここ「碇ヶ関ドライブイン」。
碇ヶ関インターチェンジを降りてすぐの、国道7号沿いにあるのでわかりやすいです。
店内は昔ながらのドライブインと行った感じで、田舎のおばあちゃんちに来ている感覚ですごーく落ち着きます。
メニューも定食から、丼もの・麺類まで豊富。(メニューの裏はすべて麺)
そして何よりとっても良心的な価格!
私は唐揚げ定食を頼みましたが、副菜やご飯・お味噌汁まですべてが美味しい。
とうちゃんは、先に入った常連さんと思われるおじさんがメニューも見ずに頼んだ、「もつ煮込み定食」を頼んでました。
めちゃくちゃ美味しかったそうですー!
こちらは夜21時まで営業しており、定休日は無いそうです。
コンビニ
なんと、道の駅の国道を挟んだ向かいにローソンがあります!
売店がやっていない時間帯のおつまみや、朝ごはんもこのローソンがあるので心配なし。
【青森の車中泊場所】道の駅いかりがせきの情報まとめ
「道の駅いかりがせき」の車中泊に際しての情報をまとめると、以下になります。
施設名 | 道の駅いかりがせき |
電話番号 | 0172-49-5020 |
住所 | |
アクセス | 東北自動車道 碇ヶ関(いかりがせき)ICより弘前方面に2km |
駐車場台数 | 合計178台 |
トイレ・洗面 | 24時間使用可能 |
ゴミ箱 | あり |
飲食店 | 飲食店あり(10時~18時まで営業) |
物販 | お土産・生鮮野菜・ドリンクやスナックなどの物産コーナーあり |
日帰り温泉 | 「関の庄温泉」まで徒歩2分(営業20時まで) |
こちらに掲載している内容は2022年12月時点での情報です。
道の駅はあくまでもドライバーの休憩所であって、宿泊所ではないため、一般利用者を優先させる配慮が必要です。長期滞在やキャンプ場のような利用はマナー違反となりますので、くれぐれもルールを守った車中泊を心掛けましょう。
冬の車中泊は寒さ対策が必須
冬の車中泊に際して、心配なのが寒さ対策。
下記に今までの経験から、冬の車中泊に欠かせない必需品と、冬用のおすすめ寝袋のご紹介をしています。
これを読むだけで、「冬の車中泊では、何に気をつけてどんなものを用意したら良いか?」がハッキリとわかります。
また、ポータブル電源をお持ちの場合は電気毛布があれば、かなり快適に過ごすことができます。
最新の車中泊用おすすめ電気毛布を知りたい方は、こちらをご覧ください。