青森県青森市内にある「道の駅浅虫温泉」は、日帰り温泉併設の車中泊可能な道の駅。
青森市内から最も近い道の駅で、浅虫温泉駅も近くにあり、車中泊初心者にもおすすめの車中泊スポットです。
2022年12月末に子連れ家族四人で冬の車中泊をして、八甲田国際スキー場へ行ってきました。
「道の駅浅虫温泉」の駐車場の状況や車中泊の車の混雑状況。
トイレ・洗面などの設備や近くのコンビニ・日帰り温泉の情報について、実際の様子をレポートします。
目次
青森県青森市「道の駅浅虫温泉」までの道路状況・場所
青森県青森市にある「道の駅浅虫温泉」は、青森自動車道の青森東インターチェンジから車で約10分のところにあります。
国道4号沿いで青森市街から約20分ほど、道路も二車線で幅も広く、キャンピングトレーラーでも走りやすかったです。
青い森鉄道の「浅虫温泉駅」の目の前にあり、アクセスは非常に良いです。
青森市内はあまり車中泊に適したスポットが無いので、周辺を観光するには良い立地だと思います。
また、北海道の函館と青森を繋ぐ「津軽海峡フェリー」の青森フェリーターミナルにも近く、車中泊される方にはおすすめの車中泊場所です。
高速道路を使わない場合は、青森市街を通って「道の駅浅虫温泉」に向かいますが、周りにはたくさんの飲食店やコンビニ・深夜までやっていガソリンスタンドがありました。
道の駅併設の日帰り温泉は、21時までやっているので車中泊旅に必要なものはすべて揃っているという感じです。
冬は市街地でも写真のように雪が積もっています。
「道の駅浅虫温泉」の駐車場・混み具合
駐車場について
「道の駅浅虫温泉」には、4カ所の駐車場があります。
それぞれの駐車場の駐車台数は下記の通りです。
A駐車場(メイン) | B駐車場(ゆーさ市場側) | C駐車場(海側) | D駐車場(臨時) | |
トイレへのアクセス | 近い | 比較的近い | 一番遠い | 遠い |
大型車 | 4台 | 無し | 6台 | 6台 |
普通車 | 23台 | 18台 | 25台 | 56台 |
障がい者用 | 2台 | 1台 | 2台 | 3台 |
日帰り温泉の利用客がいる時はA駐車場もそこそこ混み合っていましたが、20時過ぎになると停まっていた車は10台くらいです。
ちなみに、他の駐車場はこんな感じです。
Bの青森側駐車場
写真手前がB駐車場です。
「ゆーさ市場」という直売所が開いている時間は賑やかそうですが、閉まった17時半以降は落ち着いて車中泊できると思います。
トイレも比較的近いですね。
Cの海側駐車場
国道4号を挟んで海側にある駐車場で、大型車も停められます。
国道を直接横断することなくデッキで行き来ができますが、トイレは一番遠くなります。
Dの臨時駐車場
臨時と書いてあるので常時開いているのか、施設に事前に確認した方が良さそうです。
駐車場は広いですが、少しトイレから遠くなるのと、冬は除雪が行き届いているかちょっとわかりません…
車中泊の様子
A駐車場については水平で、車中泊する分には全く問題ありませんでした。
ただ、国道の車の行き来が多いので車の音がちょっと気になるのと、朝は4時くらいから除雪車が入ります。
あと、夕方から夜にかけて大型車のスペースに仕事中のトラックが止まって、エンジンをかけっぱなしにしている時もあるので、エンジン音がそこそこうるさいです。
(周辺に休憩する駐車場も少ないのですかね…)
朝の時点で車中泊している車は10台くらいでした。
夏はもっとたくさんの車で混み合いそうですね!
車中泊禁止等の看板も見当たりませんでした。
ただ、道の駅は通常利用する一般の方が優先になりますので、早い時間から場所を占領するといったようなことは止めましょう。
「道の駅浅虫温泉」のトイレ・洗面などの設備
お風呂施設がある建物の1階の入り口付近に、24時間開いているトイレがあります。
身障者用トイレもありました。
故障中の洗面台が1つありましたが、ハンドウォッシュもついておりスペースも広いです。
お手洗いも6-7カ所あり、混み合うことはなさそうです。
利用者が多いと思いますが、きれいで清掃は行き届いていました。
「道の駅浅虫温泉」日帰り温泉施設
ここは道の駅に日帰り温泉が併設されており、建物の5階に展望浴場があります。
どちらかというと、温泉や市場に道の駅が併設されている感じ。
エレベーターで最上階の5階に上がると、陸奥湾を広く見渡せる展望浴場「はだか湯」があります。
実際に私たちが温泉に入ったときは窓から直接海は見えず、窓を開けたスペースから外を臨むことができました。
道の駅の温泉で展望風呂はかなり珍しいと思います。
お湯は地元で昔から大切にされてきた、肌触りのよいやさしい温泉。
源泉掛け流しではなく加水されていますが、塩素系薬剤が入っているのかそれっぽい匂いがしました。
東北の車中泊旅で泉質の良い温泉ばかりに入っていたので、比較するとちょっとここはあまり印象に残るお湯ではありませんでした…
営業時間と入浴料は以下の通りです。
利用時間 | 7:00〜21:00(受付は20:30まで) |
入浴料 | 大人:360円、小学生:160円、幼児:70円 |
シャンプーや石鹸などの備え付けはありませんが、受付にて購入できます。
「道の駅浅虫温泉」のその他の設備
売店
「道の駅浅虫温泉」の建物の1階にお土産コーナーがあります。
2022年の7月にリニューアルされたようで、地元の特産品や土産品が充実しています。
特に青森市特産の、「黒房すぐり(カシス)」を使ったオリジナルソフトクリームが人気だそうです。
営業時間が18時までで、私たちが訪れたときは閉店間際でした。
また別館に「ゆーさ市場」という直売所があります。
地元で採れた野菜や果物をはじめ、陸奥湾で採れたホタテなどの新鮮な魚介類が購入できるそうです。
が、ここも12月から3月までは17時半までの営業のため、中に入ることはできませんでした。
1階に自動販売機のコーナーがあるので、ここは24時間利用できます。
飲食店
「道の駅浅虫温泉」の建物内には飲食店はありません。
ただ、2階に休憩コーナーがあり、売店で購入した軽食などを取ることはできるようです。
こちらも18時までの利用(12月〜3月の営業時間の場合)となっており、中を見ることはできませんでした。
ただし、Free Wi-Fiが使えるそう…!
青森市街に近く周辺に飲食店はたくさんあるので、そこで食事を済ませてから車中泊に来ても良いですね。
私たちは青森市街のスーパーでお惣菜を購入して、車の中でご飯だけ炊いて食事にしました。
青森コーチンも有名なので鶏肉系のお惣菜も多く、スーパーで地元の美味しいものを調達しても良いですね。
ゴミ箱
ゆーさ市場や休憩室が開いている時間は、中に設置されているゴミ箱が使えるようです。
私たちが訪れた時間は、1階入り口に設置された上記の写真のゴミ箱しかありませんでした。
燃えるゴミは捨てられませんが、ペットボトルや缶は捨てられます。
【青森の車中泊場所】道の駅浅虫温泉の情報まとめ
日帰り温泉の併設や道の駅の設備の充実度から、車中泊初心者から子供連れ車中泊にも最適な「道の駅浅虫温泉」。
青森市街周辺の観光や、八甲田国際スキー場へ行く際はこちらに車中泊するのがオススメです!
ちなみに八甲田国際スキー場までの雪道では、キャンピングトレーラーでは登り下りが難しいです。
(牽引車はハイエース四駆、車&トレーラー共にスタッドレスタイヤ装着です)
なので、途中にある「チェーン脱着所」にトレーラーをデポさせてもらって、スキー場へ行きました。
「道の駅と浅虫温泉」の車中泊に際しての情報をまとめると、以下になります。
施設名 | 道の駅浅虫温泉「ゆ~さ浅虫」 |
電話番号 | 017-737-5151 |
住所 | |
アクセス | 青森自動車道の青森東インターチェンジから車で約10分 |
駐車場台数 | 合計146台 |
トイレ・洗面 | 24時間使用可能 |
ゴミ箱 | あり |
飲食店 | 軽食コーナーあり(季節によって営業時間が異なる。7-8月は21時、1-3月は18時まで) |
物販 | お土産・生鮮野菜・肉・魚・ドリンクやスナックなどの物産コーナーあり |
日帰り温泉 | 「展望風呂 はだか温泉」が併設(最終受付20時半まで) |
こちらに掲載している内容は2022年12月時点での情報です。
道の駅はあくまでもドライバーの休憩所であって、宿泊所ではないため、一般利用者を優先させる配慮が必要です。長期滞在やキャンプ場のような利用はマナー違反となりますので、くれぐれもルールを守った車中泊を心掛けましょう。
冬の車中泊は寒さ対策が必須
冬の車中泊に際して、心配なのが寒さ対策。
下記に今までの経験から、冬の車中泊に欠かせない必需品と、冬用のおすすめ寝袋のご紹介をしています。
これを読むだけで、「冬の車中泊では、何に気をつけてどんなものを用意したら良いか?」がハッキリとわかります。
また、ポータブル電源をお持ちの場合は電気毛布があれば、かなり快適に過ごすことができます。
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