旅先で働きながら休暇を過ごすことが「ワーケーション」。
実は、車中泊(バンライフ)とワーケーションは相性が良く、組み合わせるともっと旅が楽しくなります。
私たちは自分たちで起業して、パソコン1台でどこでも仕事ができるようにしているため、年末年始や夏休みにちょっと休暇を足して、旅先で時々リモートワークをしています。
2023年の夏休みはキャンピングカーで「8泊9日の東北車中泊旅」を計画し、そのうち4日間は青森県でワーケーションしてきました!
そこで、車中泊(バンライフ)+仕事とはどんなスタイルなのか。
車中泊(バンライフ)ワーケーションで必要な環境や、どんな点が魅力なのかについて、今回の実際の旅の様子を交えながらご紹介したいと思います。
目次
ワーケーションはキャンピングカーでもっと快適に
私たちは今回、ハイエースにキャンピングトレーラーを引っ張って、車中泊(バンライフ)ワーケーションしてきました。
小学生と中学生の子供を連れての4人家族での旅なので、やはりキャンピングカーくらいの広さがあると便利です。
快適な仕事空間(居住空間)
ハイエースでも度々リモートワークをしていますが、子供2人に私たち夫婦の仕事スペースを確保するとなると、どうしても手狭になってしまいます。
その点、キャンピングカーならそれぞれの空間を保ちながら、家とほぼ変わらない状態で仕事をすることが可能。
我が家のキャンピングトレーラーには2つテーブルがあるのですが、広い方は大人2人の仕事スペース、狭い方は子供2人の宿題スペースとして利用しました。
この適度な距離感があるからこそ、仕事に集中できます。
またテーブルの上には、ノートブックの他にディスプレイを置くスペースもあるので、普段と変わらない環境で仕事ができました。
エアコンで室内も快適に
この猛暑の中ではさすがにエアコンが無いと、日中は厳しい…
今回、青森でワーケーションするのに際してもしかしたらエアコンは要らないかな?という話にな理ました。
が、持ってきて大正解!
地元の人に話を聞くと、東北でも例年にはない暑さだそうで、扇風機だけで昼間過ごすのは明らかに無理でした。
車だとずーっとエンジンを掛けっぱなしという訳にはいかないと思うので、スポットクーラーやポータブルエアコンなどがあると便利です。
気軽に移動できる
今回実際にあったのですが、拠点としていたRVパークで仕事をしていて、お昼くらいまではまだエアコンで快適に過ごせていました。
しかし午後から気温が33度近くまで上がり、エアコンでは暑さを凌げなくなるという事態が…!
そんな時、車があればもう少し涼しい海近くの日陰に移動したり、空調の効いたカフェやコワーキングスペースに移動するなんてことも可能です。
その日の気分で車から見える景色を変えて、さらに仕事が捗る…そんなフレキシブルなことが可能なのも、車中泊(バンライフ)×ワーケーション」ならではです。
長期間は宿だとお金がかかる
最近は、ホテルや旅館でも「ワーケーションプラン」を出しているところも増えてますよね。
でも、3泊以上といった長期間だと宿はその分宿泊代が掛かってきます。
その点、車中泊(バンライフ)なら、日程を伸ばしてもRVパークやオートキャンプ場の利用料のみ。
ビーチや河原など車を停めていい場所であれば、費用も掛かることなく利用できます。
車中泊+ワーケーションに必要な環境は?
今回は、青森県にある「RVパーク みちのくはしかみ」を4泊5日で利用しました。
ここを選んだ理由と、実際に車中泊ワーケーションで使って良かったなと思う点をご紹介します。
Wi-fiなどの通信環境
1日程度でしたらスマホのテザリングでも良いですが、数日間となるとWi-fiは必須。
ここを選んだのは、Wi-fiがあることが大きなポイントでした。
私も夫もここにいる間にクライアントとオンラインMTGをし、その間子どもたちはiPadやスマホをネットに繋いでましたが、特に通信環境には問題ありませんでした。
100V電源
RVパークには100V電源が使えるところが多いですよね。
今回は特に暑い真夏だったので、エアコンを給電できる電源は必須でした…!
他にもパソコンを充電したり、ポータブル冷蔵庫を使ったりと電源は大活躍だったので、あって良かったなーと思います。
4泊5日のワーケーションの後は、いくつか電源のない車中泊スポットで泊まることを予定していました。
なので、ここでポータブル電源やサブバッテリーの電気容量を無駄に使わずにキープできたのは助かりました。
温泉や観光地が近くにあること
今回八戸市がすぐ近くだったので、日帰り温泉を探そうとGooglemapで「銭湯」を検索してびっくりしました。
なんと20箇所くらい日帰り温泉がある〜!
これは滞在中、毎日違うお風呂に行っても行き足りないほどの数。
しかもどこも大人400円〜500円と良心的。
旅行先に来たからには、夜は温泉でリフレッシュしたいので、車中泊場所に色々な温泉の選択肢があるのは嬉しいですよね。
それと、近くに観光地などオフを楽しめる場所があるのも大事…!
私たちの今回のワーケーションのもう一つの目的は、早朝や夕方に海でサーフィンですること。
八戸市の海岸にはサーフポイントが幾つかあって、それも車中泊ワーケーションの場所に選んだ大きな理由の一つです。
早起きして朝から海に入って、帰り道に車で朝ごはんを食べて、RVパークに戻ってきて仕事。
せっかく旅行地に来ているのに仕事ばかりだとメリハリがつかないので、こうしたオン・オフの切り替えができる環境があると、かなりリフレッシュできますよ。
コワーキングスペースやカフェが近くにある
4日間ワーケーションするとなると、同じ場所で仕事ばかりではどうしても息が詰まってきます…
近くに、コワーキングスペースやWi-fiのあるカフェなどがあると、集中力も高まりますよ。
ちなみに八戸市には、2箇所コワーキングスペースがあり、スターバックスも3軒あるのは事前にチェックしていました。
車中泊ワーケーションのメリット
車中泊(バンライフ)とワーケーションは相性が良いとお伝えしましたが、組み合わせるからこそのメリットがあります。
今回の旅の様子と合わせて、ご紹介します。
渋滞を避けて早めに移動できる
今年のお盆はコロナ明けで一番の人出で、大渋滞が予想されていました。
そこで、「お盆休み+4日間のワーケーション」をとって、世間一般が夏季休暇に入る前に青森へ移動しました。
日曜日の夜に出発し、途中サービスエリアで車中泊。
翌月曜日の14時ごろに青森県に到着しましたが、渋滞とは無縁でした。
朝は海に入ってリフレッシュ
先ほどの書きましたが、旅先でしかできないことをして気分転換するのって大事!
車があればどこでも移動できるので、一気に自由度が高まります。
日中は大人は仕事、子供は博物館へ
実際に、家族4人ずーっとRVパークのキャンピングカーの中で1日過ごしていると、だんだん飽きてきます。
そして地元の人もびっくりするくらいの今年は猛暑で、エアコンつけていても午後は暑いと感じるくらい…
そこで、1日目の午後は子供たちを地元の科学館へ連れて行きました。
ちょうど午後からオンラインMTGもあったので、大人はRVパークで引き続きお仕事。
2日目は市内の考古学博物館へ。
ここは事前に子供たちを連れて行こうとチェックしていた場所でした。
なんと八戸市には約500箇所の遺跡が確認されており、遺跡の宝庫とも言われています。
そして偶然にも、娘が中学校の社会の授業で、先生からぜひ機会があったら行ってみてと言われていた博物館がここでした…!
大人は地元のコワーキングスペースで仕事をする予定でしたが、行ってみたら臨時休業(どうやら猛暑でエアコン効かないらしく)…
そこで、Free Wi-fiもある博物館に戻ってカフェで作業してました。
3日目は、地元の子供たちに人気のプールへ行くことにしました。
子供たちをプールで遊ばせている間、私たちは車で急いで仕事を片付けて、後からプールに合流しました。
ここは温泉施設も併設されており、プールの後はお風呂に入って帰れるから、一石二鳥!
正直、予想外の暑さで午後からの仕事ができるか心配でした。
が、車で臨機応変に移動できたおかげで、地元の観光も楽しめてすごく良かったです。
私たちは車中泊旅で全国あちこちへ行く際に、結構な頻度で地元の博物館に立ち寄ります。
なぜなら、その土地ならではの歴史や風土を学べたり、訪れた先でないと見ることのできない展示物も沢山あるからです。
屋内だから涼しく過ごせて、何よりも子供たちと一緒に楽しめるのが良いですよね。
夜は温泉でリフレッシュ
やはり、仕事で頑張った後の夜の温泉は格別。
車中泊で宿泊費が浮くからこそ、こうしたところにお金を落とせると良いですよね。
日中と違って夜は涼しく過ごせるので、温泉でリラックスしてから夜は残作業をしたり、こうしたブログを書いたりと自由に自分の時間を作れるのが醍醐味です。
車中泊ワーケーションで旅も仕事も楽しもう
車中泊(バンライフ)ワーケーションの魅力と必要な環境と、私たちのワーケーションの様子をご紹介してきました。
ポイントとしては、本来の旅行日程+数日間のワーケーションを組むと、渋滞も避けれて移動も一度で済んで効率的だということ。
また、Wi-fiや電源の確保、周囲でリフレッシュできる場所があるかどうか、事前に下調べをして場所を選ぶと快適に過ごせます。
毎回、違う景色を楽しみながら仕事ができ、リフレッシュしたくなったら外の景色を眺めたり、温泉に行ったりできるのが、車中泊(バンライフ)ワーケーションの最大の魅力。
今はリモートワークでできる仕事も増えており、キャンピングカーも手頃な価格でレンタルしやすくなっています。
子供が小さくなければ、大人が仕事をしている間に地元の博物館や美術館で体験学習する、ということも可能です。
ぜひ「車中泊(バンライフ)ワーケーション」で、旅も仕事も一緒に楽しみましょう!
動画で車中泊ワーケーションをチェック
今回の車中泊(バンライフ)ワーケーションの様子は、Youtube動画にも公開されています。
ぜひチェックしてみてください。