昨今の車中泊ブームで、車中泊におすすめの車を知りたい方もたくさんいらっしゃるかと思います。
私たち「テンネンパーマ夫婦」は20代の頃から車中泊を初めて早20年…
様々な車で全国色々なところを真夏のビーチから真冬の雪山を問わず車中泊旅をしてきました。
そして、子供二人を連れて車中泊旅をするようになって選んだ車は「ハイエースバン ワイドミドルルーフ」。
なぜ車中泊の車としてハイエースバンを選んだのか、全国車中泊旅して気付いたハイエースバンのメリットとデメリットをお伝えします。
ぜひ車中泊旅の車種選びに参考になれば嬉しいです。
目次
車中泊歴20年で5代目の車にハイエースバンを選んだ理由
夫婦二人で車中泊旅をしている時は、車内の大きさってそんなに気にしてませんでした。
二人が眠れるスペースがあって、シートがフルフラットになること。
そして、夏はサーフボードやウェットスーツが積めて、冬はスキーやースノーボードやウェア・道具類が全て積めること。
それらをクリアしている車であれば問題ありませんでした。
あと、何気に一番重視していたのが四駆の走破性ですかねー。
砂浜のビーチやスキー場へ向かう雪道を走るには、四駆であることは必須。
なので、四駆性能が高くて車内もある程度広い「三菱デリカ」は2台続けて乗っていた時期がありました。
しばらくして結婚して子供ができて、今度は家族4人で車中泊旅を再開することになりました。
実際に家族4人で眠れるスペース+アウトドアの道具も積める車だと、結構広さが必要になるんですよね。
最初は「日産エルグランド」に乗っていましたが、子供達が成長するに連れて手狭になり、ハイエースに乗り換えることになりました。
そして私たちが今乗っている車は、「ハイエースバン ワイドミドルルーフ」。
ハイエースナローに比べると横幅が広いのが特徴です。
家族4人が縦に並んで寝れること・それ以外にも荷物を載せるスペースが沢山あること・四駆であること
これを全て叶えてくれる車は「ハイエースワイドミドルルーフ」だったんです!
全国車中泊旅して気付いた、ハイエースバンのメリット
私たちの乗っているハイエースは「ハイエースバン(ワイド)」で1ナンバーの車になります。
分類としては「普通貨物車」になり「中型車」扱いとなります。
その前提で、下記のメリットとデメリットを挙げてますので、ご注意ください。
メリット1:家族4人が寝れる
もうねー、これに尽きます!
我が家のハイエースはベッドキットが付いており、ここに布団を敷いて家族4人が縦になって寝れます。
ミニバンだとここまでの広さはさすがに確保できない。
ハイエースワイド(荷室幅:1,705mm/荷室高:1,390mm)のなせる技です。
室内の高さもあるので、もし子供達が成長して縦に4人寝るのが手狭になってきた場合、二段ベッドを中に造作することもできます!
メリット2:積載量の高さ
冬の遊び道具が一番嵩張るんですけど、ご覧の通り家族4人のスキー・スノーボード・ブーツ・ウェアその他まですべて納っちゃいます!
車の一番後ろにバーを渡してここにウェアとか洋服類かけることが多いですが、スキー場でハッチバック開けてると通りすがりの人たちに大体二度見されます。
ちょっとしたクローゼットのようだからかな….!?
こんな風にウェア積めるので、スキーの後にウェアが濡れていても帰るまでにはエアコンで乾いてしまいます。
「ハイエースバンワイド・ミドルルーフ」の最大積載量は1000kg!
本来、建築や設備業者さんの車だったり荷物を運ぶための商用車としての用途があるので、荷室効率を最大限にするための設計がされているのです。
メリット3:カスタマイズのしやすさ
ハイエースバンがカスタムしやすい理由として、商用車として用途に応じてアレンジしやすい最低限の装備になっていることが挙げられます。
またハイエースで車中泊する人も多いので、車中泊仕様にカスタムするためのパーツが豊富なのも特徴です。
ネットで探していただくとわかると思いますが、ベッドキットからウィンドーネット・シェード・マットなどなど、簡単に取り付けられる車中泊パーツが色々あります。
ブラックレザータイプ 40mmクッション材
●工具いらずで簡単組み立て、車に加工も必要無し
●全長は1m87cmで広くて使いやすい
●9種類以上の豊富なレザーや多彩なステッチカラーから選べる
●フロアからマット面まで荷物の大きさに合わせて5段階高さ調整可能
●耐荷重は517.5kg! [redshiny]楽天市場で見る[/redshiny]
マルチシェード・シルバーフロント3枚セット
●車種別に専用設計で窓にぴったりフィット
●車外側は断熱性をもつ補強材入りアルミ蒸着シート使用
●社内側は断熱性能を高める、たっぷり厚みのある中綿を挟んでいる
●記事は「自動車難燃証明」取得済みの素材を使用 [redshiny]楽天市場で見る[/redshiny][yellowshiny] Amazonで見る[/yellowshiny]
下記のリア5枚セットを購入すれば、ハイエースの窓全てのマルチシェードが揃います。
一年中使えるので、我が家の車中泊はもうこれ無しでは考えられません。
マルチシェード・シルバー リア5枚セット
●車種別に専用設計で窓にぴったりフィット
●車外側は断熱性をもつ補強材入りアルミ蒸着シート使用
●社内側は断熱性能を高める、たっぷり厚みのある中綿を挟んでいる
●記事は「自動車難燃証明」取得済みの素材を使用 [redshiny]楽天市場で見る[/redshiny][yellowshiny] Amazonで見る[/yellowshiny]
下記はハイエース専用のウィンドーネット(車用の網戸)になります。
夏の車中泊は窓を開けて風通しをよくする必要があるので、これは必須です。
ウィンドーバグネット セカンド2枚セット
●車種別に専用設計で窓にぴったりフィット
●脱着はネジや工具のいらないはめ込み方式で簡単に装着可能
●車内装着のため土埃や雨で汚れることはほとんどなし
●洗車機を使う際にも取り外す手間がなし [redshiny]楽天市場で見る[/redshiny][yellowshiny] Amazonで見る[/yellowshiny]
ウィンドーバグネット フロント2枚セット [redshiny]楽天市場で見る[/redshiny][yellowshiny] Amazonで見る[/yellowshiny]
ハイエースのメリット4:丈夫で壊れない
ハイエースを一言で表現するならば、「タフであること」。
それくらい、たくさんの荷物と人を載せて長距離移動で走行距離が伸びても、壊れることは滅多にありません。
実際にハイエースに10万km以上乗っている人はたくさんいて、耐久性の高さを物語っています。
ハイエースは海外でも特にアジア圏で人気で、日本のハイエースの中古車を多く見かけますが、40万km以上走っている車も多いです。
なぜ丈夫なのかというと、ハイエースは商用車としてのニーズが多いことから、より実用的に構造も単純に作られており、その分耐久性が高いのです。
車中泊旅だと沢山の荷物を積んで、長距離を走ることが多いことから、旅先で故障したりという心配が無いのは安心ですよね!
メリット5:査定金額
ハイエースが中古車市場で査定金額が高いのは、今まで述べてきたことと関係があります。
- 海外で人気が高く需要が高い
- カスタムの自由度が高い
- 走行距離がそこそこあっても壊れにくくタフ
- 商用車としての積載能力の高さ
- トヨタブランドの信頼性
こういった理由から、他の車種に比べて中古車市場でも値崩れしにくく、走行距離が10万kmでも査定金額が高いと言われています。
車中泊旅におけるハイエースバンのデメリット
デメリット1:運転がネック
サーフィンなどでビーチに出る時に、1台の車が通るギリギリの狭い道とか結構あります。
これはキャンピングカーだともうアウトですね….
伊豆の峠や四国の田舎の方など、山道でもそういった狭い道に遭遇することも多いです。
また、ハイエースで普段の生活の中で買い物行ったり、ご飯食べたりなど街乗りする分には、かなり図体デカイですよね…
車中泊用の大きい車と、普段遣いのコンパクトーカーの2台持ちなら問題ないと思いますが、
車中泊用の車を普段の生活の中でも使う場合、大きい車はデメリットになるかなと思います。
デメリット2:乗りごごち
商用車であるハイエースバンは、ミニバンに比べて足回りが硬くて、舗装状態の悪い道路などは直で振動を広い、地面から突き上げるような揺れを感じます。
エルグランドからハイエースバンに乗り換えた時に、すぐに乗り心地の悪さを感じました….
椅子のシートも体を包み込むような設計になっておらず、フラットでシンプルな作りなので、長時間乗っていると結構腰にきます。(それは歳だから??)
なので、テンネンパーマファミリーのハイエースは、下記のようなシートクッションを敷くことで座り心地を改善しています。
●正しい姿勢と体圧分散で運転時の負担を軽減
●安定した座りを実現するために、面ではなく「3D」で支える
●頭の重みを支えるヘッドクッションがプラス
●7色のカラーからお好みに合わせて選べる [redshiny]楽天市場で見る[/redshiny][yellowshiny] Amazonで見る[/yellowshiny]
デメリット3:盗難にあいやすい
ハイエースは、なんと7年連続で盗難被害ワースト1の車種だそうです。
他にもランドクルーザーやプリウスも盗難にあいやすい車として知られてますよね。
なぜハイエースは盗まれやすいかというと、
- 中古車市場で高額で取引されやすい
- カスタムに優れている
- 部品の汎用性が高く、海外などではバラして横流しされる
といったところに理由があるようです。
案の定、ハイエースに買い替えた時に色々な人に決まり文句のように「盗まれないように気をつけてね」と言われました…
なので、我が家はハンドルロックの他にお金をかけてセキュリティを施しています。
車中泊するときもセキュリティでロックを掛けておけば、安心ですね!
デメリット4:ETCの割引対象外
初めてハイエースで遠出をして高速道路に乗った時。
ETCの表示される高速料金をみて愕然としました。
この時までは、ETCの休日割引が効かないということを知らなかったのです….
ハイエースのバンは1ナンバーの車になるため、「中型車」扱いとなりETCの休日割引が効かないのです。
これはねー、休日や年末年始・夏休みの長期休暇を使って車中泊旅に出る私たちにとっては、すごーくデメリットです。
幸いに平日の夜間割引は効くので、出来るだけ週末は金曜の夜に出発するようにして、少しでもETC割引の恩恵を受けられるようにしています。
デメリット5:機能面
ミニバンからハイエースに乗り換えると、今までどれだけ便利な車に乗っているか思い知らされます。
極力シンプルな設計になっているため、自動スライドドアとか便利な機能はナシ….
まぁ、慣れてしまえばそんなに気にならないのですが。
あとハイエースは荷室のスペースを最大限確保するためにも、ボディが薄いので、断熱性が低いです。
夏は暑く、冬は寒さがダイレクトに車内に伝わるため、車中泊で使用するならばボディに断熱加工をすることをオススメします。
それでも家族4人で寝れるハイエースバンは車中泊におすすめ!
という訳で、ハイエースには車中泊旅する上でのメリット・デメリットがそれぞれあります。
が、やはりこれだけの居住空間があって、四駆機能もある国産車はやっぱりハイエースバンしかないのです!
シンプルな設計の分、色々足りない部分はありますが、ハイエースオーナーさんは大抵の方が自分好みのカスタマイズを楽しんでますよね。
あと、長距離走っても壊れにくく、沢山荷物を載せても平気なタフさはやっぱり安心。
私たちが家族を持って、車中泊旅の相棒としてハイエースを選んだのは間違いなかったなとつくづく思います。
エルグランドの時に比べるとすぐに寝床のスペースも作れるし、荷物も沢山載せられるから、車中泊する回数も圧倒的に増えましたからね。
ということで、車中泊に適した車種ハイエースバン、ぜひオススメです!