車中泊では必需品となってきた「ポータブル電源」。
扇風機や電気毛布、炊飯器や車載冷蔵庫などちょっとした家電も使えて、すごく便利ですよね。
一方で様々なポータブル電源のランナップがあり、どのくらいの容量があれば大丈夫か。
どんな機能を備えたポータブル電源が車中泊にお勧めなのか、悩むのもすごくわかります。
そこで、家族4人で冬は雪山で夏はビーチで車中泊している私たちが、実際に役立つポータブル電源を検証しました。
「BLUETTI EB55」は、安全性も高くコストパフォーマンスも高いと人気のポータブル電源…!
車中泊で電気毛布・炊飯器・車載冷蔵庫など、どこまで使えるか本ブログ記事で詳しくレビューします。
目次
ポータブル電源「BLUETTI EB55」とは
BLUETTI (ブルーティ)はどんな会社?
まず読み方ですが、「ブルーティ」です。(ついブルーッティと読みがち)
ポータブル電源とソーラーパネルを展開するブランドで、中国広東省深圳市で創業した「POWEROAK(パワーオーク)株式会社」という企業が手掛けています。
世界トップレベルの蓄電池関連技術を持ち、「BLUETTI」ブランドの製品は世界70以上の国と地域で販売。
日本法人「BLUETTI JAPAN株式会社」は2021年に設立されたので、サポートやアフターサービスも安心です。
また、日本でポータブル電源を販売する中国の会社の中では唯一自社工場で生産し、安全性が高く長寿命の「リン酸鉄リチウムイオン電池」をいち早く採用するなど、安全面にもこだわっています。
リン酸鉄リチウムは熱分解温度が高く、熱安定性や安全性が非常に優れています。
ポータブル電源に一般的な「三元性リチウムイオン電池」は過充電や劣化等で発火や火災・有毒ガスが発生する可能性があり、車内でポータブル電源として使うのにはそれなりにリスクがあります。
また、「三元性リチウムイオン電池」は買い替えサイクルが早いと言われています。
その点、リン酸鉄リチウムはガスを発生することもなく、長寿命なので安心です
「BLUETTI EB55」の大きな特徴は3つ。
- バッテリー充放電サイクル寿命は2500回以上で環境に優しく、寿命も長い
- 多彩な出力ポートで、最大13台のデバイスを同時に給電可能
- デュアル高速充電に対応
詳細はこの後の記事で説明しますね。
BLUETTI EB55ポータブル電源:スペック・仕様
バッテリー
バッテリー容量 | 145,000mAh/537Wh |
定格出力電力 | 700W |
バッテリータイプ | リン酸鉄リチウムイオン電池 |
出力波形 | 純正弦波 |
寿命 | 2,500回以上 |
充電時間 | 約7時間(ACアダプター、家庭用コンセント)※デュアル充電で2時間 |
動作温度 | -20℃〜40℃ |
充電温度 | 0℃〜40℃ |
入出力
入力ポート(充電)はゴム製のキャップが付いています。
2系統の電源入力は同時使用が可能です。
本体上部に、BLUETTIではおなじみの最大15Wのワイヤレス充電機能が付いてます。
AC出力×4口 | 700W(100-120V/瞬間最大出力1400W) |
USB出力×4口 | USB-C(最大100W)×1、USB-A(5V/3A)×4 の5種類 |
DC出力(シガーソケット)×1口 | 12V/10A(最大120W) |
DC出力(径2.5mm)×2口 | DC5521 12V/10A(最大120W)×2 |
ワイヤレス充電×1口 | 最大15W |
DC出力のシガーソケット口にはカバーが付いてるので、車中泊などではホコリやゴミが入りにくくて良いですね。
外観
入力や出力ポートも全て、前面に配置されています。
メーカーによっては、AC出力や充電ポートなど背面や側面にあるポータブル電源もあるので、それに比べると使いやすい印象です。
左右の側面にはファンと通風孔が付いています。
背面には大きなLEDライトが搭載されており、2段階の明るさ調整と点滅するSOSモードが搭載されています。
ポータブル電源の中ではかなり大きいライトなのでは。
底面の四隅にゴムパッドが付いており、車中泊時にテーブルからずれたり落ちたりする心配も無さそう。
サイズ・重量
サイズ | 横幅27.8cm×高さ20cm×奥行19.8cm |
重量 | 7.5kg(女性や子供でも片手で持てる重さ) |
その点、7.5kgの重量ですと重そうに見えますが、ご覧の通り小5の息子でも片手で持つことができます。
安全性
安全性 |
|
バッテリー保護機能 | 11.2V±0.5V |
サポート
サポート | 日本人スタッフによる、電話(平日10:00〜16:00)・お問い合わせフォーム・メール(平日9:00〜18:00/2営業日以内に返信)でのカスタマーサポート |
製品保証 | 購入日より2年(公式サイトおよびAmazon、楽天、Yahoo!の直営店での購入は保証の対象) |
返品保証 | 購入後30日以内 |
使用可能な電気機器の稼働時間・回数
スマホが45回、ノートブックが6回フル充電可能だと、屋車の中や屋外でのリモートワークでも心強いですね。
車中泊では、電気毛布やポータブル冷蔵庫・炊飯器・扇風機などを使うので、こういた電気製品が実際にどのくらいの時間使う事が可能かすごく気になりますよね…!
この後、検証結果について詳しくレビューします。
BLUETTI EB55 ポータブル電源:付属品
丈夫なダンボールの中にポータブル電源の箱が入った状態で届きました。
中身は硬いクッションで覆われており、しっかり梱包されています。
付属品一覧はこちらです。
説明書類は白い封筒のようなケースに入っており、ケーブル類は段ボール素材のBOXに入っていました。
- ポータブル電源本体
- ACアダプター充電器(90W)
- カーチャージャケーブル (車からXT60)
- MC4ソーラー充電ケーブル (MC4からXT60)
- ソーラーパネル充電ケーブル(1.5m)
- ユーザーマニュアル(取扱説明書)
- 保証カード
取扱説明書に書かれているキャラクターが可愛い♫
他のポータブル電源に比べて「ACアダプター」がちょっと大きいのが気になりました。
168000mAh/537Wh
●高い安全性のリン酸鉄リチウム電池
●最大13台デバイスに同時充電できる
●AC定格出力700W
●BMS安全管理システムを搭載
●2年保証書付き
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「BLUETTI EB55」の5つの特徴
ポータブル電源「BLUETTI EB55」の特筆すべき、5つの特徴についてご紹介します!
特徴1:定格出力700W
500Wh前後のポータブル電源では定格出力500Wが多い中、「BLUETTI EB55」は700Wまで出力可能!
ちなみにドライヤーを試したところ、風量が「弱(SET)」であれば使用できました!
「強(TURBO)」にしたところ、「OVER LOAD」の表示が出てポータブル電源が停止しました。
指定された条件下で安全に達成できる最大の出力のこと。定格出力を超える消費電力の家電製品に給電することはできません。
特徴2:13台デバイス同時給電可能
家庭用AC・USB・DC出力など合計10ポートから同時充電が可能!
最大13台のデバイスの同時給電ができます。
(ただし、内部温度が一定以上になると温度感知機能により出力が停止します)
特徴3:デュアル急速充電に対応
EB55はBLUETTI特有の急速充電システムを搭載。
別売オプションのACアダプター(200W)やソーラーパネルも併用する、「デュアル急速充電」「マルチ急速充電」に対応しています。
ACアダプターを使うことで最短2時間でフル充電が可能です!
特徴4:リン酸鉄リチウムイオン電池で安全性が高い
「BLUETTI EB55」はリン酸鉄リチウム電池を採用しています。
ポータブル電源には、主にリチウムイオン電池・リチウムポリマー電池・リン酸鉄リチウム電池の3種類が採用されています。
その中でもポータブル電源でもっとも使われているのが「三元系リチウムイオン電池」です。
「三元系リチウムイオン電池」のポータブル電源は重量が小さくてサイズがコンパクトですが、バッテリー内部が熱を持つと発火する危険性があります。
その点、「リン酸鉄リチウム電池」は充放電中の発熱が少なく、燃焼要素となる酸素が発生しないので、発火・爆発に至らないそうです。
特徴5:これまでのポータブル電源の5-6倍長持ち
先ほど説明した、特徴5の「リン酸鉄リチウム電池」と関連があります。
「三元系リチウムイオン電池」は充放電サイクルが500~1000回に対して、「リン酸鉄リチウム電池」は2000回以上と2~3倍長持ちします…!
つまり、「BLUETTI EB55」のポータブル電源は「三元系リチウムイオン電池」を使ったポータブル電源の2台分、使えるということ。
長く使えるということは、結果コストパフォーマンスも上がりますね〜!
EB55については「充電しながら放電することができる」と記載しているサイトもありますが、実際にメーカーに問い合わせてみました。
結論としては、メーカー側としては「どんな製品でも、充電と放電を同時に行うことはリチウムイオン電池に負荷をかける」と考えているとのこと。
技術部にも確認し、「技術進歩により劣化の可能性が小さくすることは可能ですが、全く劣化に影響しないわけではありません」とのことです。
168000mAh/537Wh
●高い安全性のリン酸鉄リチウム電池
●最大13台デバイスに同時充電できる
●AC定格出力700W
●BMS安全管理システムを搭載
●2年保証書付き
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「BLUETTI EB55」ポータブル電源 実際のレビュー
4月に千葉県の九十九里のビーチへ1泊2日の車中泊へ行った際に、「BLUETTI EB55」のポータブル電源を持参しました。
初春の車中泊で電気毛布がどれくらい使えるか検証してきましたので、レビューしたいと思います。
初春の車中泊で電気毛布がどれくらい使えるか
土曜日の17時過ぎに、千葉県九十九里町の片貝ビーチ近くにあるバンライフステーション「Vanlife BASE」に到着。
外気温は15℃くらい。
私たちの車はFFヒーターを搭載していないため、車中泊時の暖房は電気毛布のみです。
23時に電気毛布をスイッチオン
この前に車中泊ご飯の準備に照明の電源をこちらのポータブル電源から取っていたので、電気毛布のスイッチを入れる時点での残容量表示は80%でした。
使用した電気毛布は、家族4人用の通常より大きめサイズ(188×130)です。
温度設定は「中」にしました。
- この時点でポータブル電源の充電残量は約80%
- 電気毛布のスペックは、消費電力:75W/1時間あたり消費電力量:約57Wh/設定温度:中
朝7時のポータブル電源の消費量
朝7時に目が覚めると、ポータブル電源の残量は0%になっていました。
単純に計算しても、寝る時点でのポータブル電源の残容量は約430Wh。
電気毛布が1時間あたり75Wの電力消費量だとすると、約6時間後には容量を使い切っている計算です。
- ポータブル電源の残容量が100%の状態だったら、温度設定が「中」の状態で約7時間使える
- 車中泊での電気毛布使用は家族4人だと、1泊2日がギリギリ
- ソロや夫婦だったら、シングル用の電気毛布は消費電力50Wくらいなので、1泊の車中泊でも問題なく使える
- 家族で車中泊をするなら、EB55よりも上のEB70S(716Wh)がおすすめ
家族で車中泊するならおすすめのEB70S(716Wh)ですが、EB55に比べてサイズはそんなに変わらず、容量は1泊2日でちょうど良い(電気毛布だけの使用なら2泊3日も可能)です。
716Wh/218000mAh
●高い安全性のリン酸鉄リチウム電池
●最大12台デバイスに同時充電できる
●AC定格出力800W
●BMS安全管理システムを搭載
●2年保証書付き
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ポータブル冷蔵庫はEB55でどのくらい使えるか
いつも車に積んでいて、車中泊には欠かせない「ポータブル冷蔵庫」。
こちらは、BLUETTI EB55でどのくらい充電可能か検証してみました。
ポータブル電源が100%の状態でAC電源に繋ぎ、設定温度2℃まで冷やし12時間後のポータブル電源の残容量を確認すると…
充電残量は約40%でしたので、単純計算で20時間程度は稼働させることが可能という計算になります。
- 電源:AC100V-240V 50/60Hz
- 消費電力:60W
- 設定温度範囲:-22℃~10℃
炊飯器はEB55でどれくらい使えるか
ポータブル電源は100%の状態で炊飯器のスイッチをオン。
早炊きでご飯が炊き上がった時点では、容量は残り約80%でした。
1回炊くのに20%電力を消費すると考えると、4〜5回は炊飯器を使えるという計算になります。
- 定格電圧:AC100V〜
- 定格消費電力:240W
パソコンはEB55でどのくらい充電できるか?
仕事がどこでもできる環境が整った今、車中泊の旅先で仕事をすることも増えましたよね。
そこで、ポータブル電源「BLUETTI EB55」でノートブックはどのくらい充電可能か、検証してみました。
PCバッテリー残量 | ポータブル電源使用可能残量 | |
8時40分充電スタート | 10% | 100% |
10時15分 | 100% | 80% |
約1時間半で充電完了して、ポータブル電源の残量80%でした。
ということは、実測値で約5回分パソコンをフル充電できるということですね。
- 54Whのバッテリー内蔵
168000mAh/537Wh
●高い安全性のリン酸鉄リチウム電池
●最大13台デバイスに同時充電できる
●AC定格出力700W
●BMS安全管理システムを搭載
●2年保証書付き
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500Whの他のポータブル電源との比較
同じ容量クラスの他のメーカーのポータブル電源と比較した場合、スペックはそれぞれどうなのか比較してみました。
比較したのは、ポータブル電源の中でも人気の「Anker 535 Portable Power Station」と「Smart Tap PowerArQ3」です。
※下記の表はスマホで右から左にスワイプしていただくとスクロールします
BLUETTI EB55 | Anker 535 | PowerArQ3 | |
容量 | 145,000mAh/537Wh | 160,000mAh/512Wh | 150,000mAh/555Wh |
定格出力 | 700W | 500W | 500W |
重量 | 7.5kg | 7.6kg | 7.9kg |
サイズ | 縦19.8×横27.8×高さ20 | 縦19.1×横29.9×高さ19 | 縦25.1×横29.2×高さ18.8 |
純正弦波 | ○ | ○ | ○ |
出力周波数 | 50Hz/60Hz切り替え可能 | 50Hz/60Hz切り替え可能 | 50Hz/60Hz切り替え可能 |
AC100Vコンセント | 4口(100-120V) | 4口 (110V/4.54A) | 2口(100-120V/5A) |
シガーソケット出力 | 1口(12V/10A) | 1口(12V/10A) | 1口(12V/10A) |
USB TypeA出力 | 4口(5V/3A)急速充電1口含む | 3口(5V/7.2A) | 2口(5V/3A) |
USB TypeC出力 | 1口(最大100W) | 1口(最大60W) | 1口(最大60W) |
DC出力 | 2口(12V/10A) | 無し | 1口(12V/10A) |
使用可能日数 | 1日の容量 | 1日の容量 | 1日の容量 |
充電方式 | AC、シガ-ソケット、ソーラーパネル | AC、シガ-ソケット、USB TypeC、ソーラーパネル | AC、シガ-ソケット、USB TypeC、ソーラーパネル |
フル充電にかかる時間 | 約7時間(別売オプションで最短2時間) | 約5時間 | 最短2.5時間 |
ディスプレイ表示 | 電力量残量、入力電流、出力電流 | 充電/給電可能な残り時間、入力電流、出力電流、本体が満充電になるまでの推定時間 | 電力量残量、入力電流、出力電流 |
LEDライト | 3段階のLEDライト | あり | 3段階のLEDライト |
動作温度環境 | -20℃~40℃ | -20℃~40℃ | -20℃~45℃ |
冷却ファン | ファンあり | ファンあり | ファンあり |
電池/td> | リン酸鉄リチウム電池 | リン酸鉄リチウム電池 | リチウムイオン |
バッテリー保護 | BMS(バッテリー保護システム)搭載、 ただし数値の記載なし | BMS(バッテリー保護システム)搭載、 ただし数値の記載なし | BMS(バッテリー保護システム)搭載、 ただし数値の記載なし |
製品保証期間 | 2年 | 18ヶ月保証+42ヶ月 (会員登録後) | 3年(公式ストア) |
サポート体制 | メール(2営業日以内に返信)・電話(平日 10:00-16:00)にて対応 | メールにて対応(1-2営業日)、チャット相談(平日9:00-17:00) | メールにて対応(1-2営業日)) |
価格 | 59,800円 | 76,800円 | 64,900円 |
3つのポータブル電源を比較してみると、そんなに大きい差は無いですが、
- 定格出力の高さ
- サイズが比較的小さい
- 出力ポート数が多い
- 安価で電池の寿命からもコスパが良い
という点で「BLUETTI EB55」のコストパフォーマンスは優れているという印象でした。
ポータブル電源「BLUETTI EB55」 の車中泊での良い点
1.ボタン周りのわかりやすいデザインがGood!
まず、出力・入力ポートのすべてが前面のパネルに揃っており、使いやすい点です。
メーカーによっては、入力ポートやACの出力ポートが側面についている場合があります。
車中泊で薄暗い車内の中で実際に利用する際に、そこそこ重いポータブル電源を横にずらしてボタンを探して…という手間が必要ないのは良いです。
出力ポートも、AC/DC/USBとそれぞれのポートごとに枠で囲ってONボタンが横に配置されており、わかりやすいデザインだなーと思いました。
2.-20℃まで動作可能だから雪山車中泊も問題なし
我が家は雪山でも車中泊をします。
真冬の北海道や東北のスキー場で車中泊することもあるため、車内が氷点下になることも。
そんな時、-20℃まで動作が保証されているのは安心ですね〜
3.バッテリー充放電サイクル寿命は2500回以上で環境に優しく、寿命も長い
何度か触れていますが、「リン酸鉄リチウム電池」だからポータブル電源の寿命が長い!
ポータブル電源は使えなくなると、モバイルバッテリーと違い処分方法が難しいのが現状。
(回収してくれないメーカーもあり、廃棄方法も自治体によって回答が異なる)
なので、長持ちするポータブル電源はコスパの良さをはじめ色々とメリットが多いです。
4.15Wのワイヤレス充電が便利
これも車中泊あるあるなのですが、車内で寝るギリギリまでスマホを見ていて、いざ寝ようとする時。
朝までにスマホを充電しておきたいけど、薄暗い車内でUSBに繋いで…というのは意外とめんどくさい。
そんな時、ポータブル電源の上に置いておくだけでワイヤレス充電をしてくれるのは、シンプルに嬉しいです。
ポータブル電源「BLUETTI EB55」 の車中泊での課題
1.最大90W充電なので、充電速度が遅い
「BLUETTI EB55」は「別売のACアダプターとソーラーパネル併用」で最短2時間で充電できますが、標準装備の中にはこのACアダプターは入っていません。
通常のACアダプターで充電してみたところ、約7時間掛かりました…
車中泊では、RVパークなどの外部電源が取れるところで充電するケースが多いため、もう少し短い時間で充電ができると安心ですね。
2.数秒でディスプレイが非表示になる
電源を入れてからディスプレイが表示されて、消えるまでが20秒くらい。
あとどのくらい残容量があるのだろうとチェックしたり、今使っている電化製品の消費電力はどれくらいかなと見たりするのに、表示する時間が短いなと感じました。
これはちょっと残念な点。
3.ディスプレイの残容量が20%ごとなので、わかりにくい
車中泊でポータブル電源を利用する場合、残容量が○%だからあとこの電化製品がこれくらい使えるな、という目安にします。
それによって、明日はRVパークで外部電源が取れるところに車中泊しようといったような予定を組むので、車中泊ユーザーに取ってはこの残容量表示はかなり重要です。
が、EB55だと20%おきのざっくり表示なので、その辺りがイマイチ把握しづらい。
特にポータブル電源初心者にとっては、この辺は使いづらいのではと感じました。
4.充電のACアダプターが大きくて嵩張る
最初に充電ケーブルをみた印象が、「ACアダプターが大きい!」ということ。
メーカーによってはACアダプターの無い充電ケーブルもあるため、持ち歩きを考えるともう少しコンパクトになると良いかなと思いました。
「BLUETTI EB55」レビューまとめ
「BLUETTI EB55」を実際に車中泊で使用してみて、感じたこと。
ソロや夫婦のみでの車中泊で、電気毛布+スマホやPC・カメラなどの充電をするなら、こちらの製品はおすすめだと思います。
ただ、我が家のように家族での車中泊なら、もうワンランク上の「EB70S(716Wh)」がベストだなと思いました!
安全性の高い「リン酸鉄リチウムイオン電池」ということを考えると、他のメーカーと比較してもコストパフォーマンスは抜群だなと思います。
ぜひ車中泊にポータブル電源を導入して、快適なバンライフを楽しんでください。
168000mAh/537Wh
●高い安全性のリン酸鉄リチウム電池
●最大13台デバイスに同時充電できる
●AC定格出力700W
●BMS安全管理システムを搭載
●2年保証書付き
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716Wh/218000mAh
●高い安全性のリン酸鉄リチウム電池
●最大12台デバイスに同時充電できる
●AC定格出力800W
●BMS安全管理システムを搭載
●2年保証書付き
[greenshiny]BLUETTI公式サイトで見る[/greenshiny][redshiny]楽天市場で見る[/redshiny][yellowshiny] Amazonで見る[/yellowshiny]