最近、ブームになりつつある車中泊🚐✨
車で寝ることに抵抗がある方もいるかと思いますが、必要な装備や工夫次第で想像以上に快適な車中泊をすることができます😊
車中泊に初めてチャレンジしたいという方のために、どうやって車中泊するか・車中泊にはどんな車種が向いているか・どういった場所で車中泊できるか・どんな車中泊グッズを揃えれば良いか・何に注意すれば安心か、といった”初心者のための車中泊基礎テクニック”🔰を中心にご紹介したいと思います。
目次
初めての車中泊、覚えておきたい5つの基礎知識
車中泊は快適な寝心地が命
ズバリ、車中泊の快適度は車の中でぐっすり眠れるかどうかです☝
なので、快適な睡眠を得るために下記のことが必要になります。
- 車内の寝るスペースをできるだけフルフラットに
→ もし隙間が空くようであればクッションや毛布・エアマットなとで調整 - 倒したシートの上に、クッション性のあるエアマットやエアベッドを敷く
→敷布団でも良いですが、畳んだ時にスペースを取らないようにエアマットやエアベッドがベスト - 駐車場所はできるだけ平らなところを選ぶ
→車が少しでも斜めになっていると寝ている時に気になるもの。
平らな場所に停めるのが難しい場合は、頭側の方が高くなるように位置を調整しましょう。
上記の写真は、以前載っていたエルグランドでの車中泊の様子です。
セカンドシートより後ろをフルフラットにしています。
それでも完全に平らにはならないので、エアマットを敷いてその上にベッドパットを敷いています。
これでほぼ家の布団と同じ状態になり、家族4人(当時子供は6歳と4歳)並んで寝ていました。
車中泊する季節は春・秋がベスト
初めての車中泊をするならば、季節の選び方はとっても大事です☝
なぜなら周囲への配慮から、車で寝ている間はエンジンを切るのがマナーだからです。
真夏に車中泊はする場合は、エアコンを使う必要の無いように、涼しい場所を選んだり、ウィンドーネットやポータブル扇風機などが必要になります。
そうで無いと、かなり寝苦しい夜になってしまいます😨
逆に冬の車中泊は防寒対策が必須になり、それなりの装備と知識が必要です。
なので、車のドアを閉めたまま、布団や通年使える寝袋等でも暑さや寒さを感じない、春や秋などの気候の良い時期を選ぶと、快適に過ごせます🤗
2019年のGWは長期休暇と車中泊ブームが重なり、各地の道の駅やSAで車中泊カーを沢山見掛けました🚐👀
車中泊する際の最低限のマナーとルール
車中泊は、誰もが利用する公共の場所で行うのが基本です。
ですので、周囲に迷惑を掛けないためにも下記の車中泊マナーは守りましょう✨
- 寝るときはエンジンを止める
- 音楽などの騒音に注意する
- トイレの手洗いで洗濯はしない
- ゴミを必要以上に出さない
- 無駄な場所取りはしない
また最近は道の駅でのマナー違反もよく取り上げられています😟
下記は北海道の道の駅総合サイトで掲載されている、「道の駅利用マナーポスター」です。
ゴミの処理
各道の駅のルールに従ってください。処理できないゴミはお持ち帰りください。洗面所での行為
洗面所での炊事・洗濯、ペットの洗浄を行わないでください。備品の持ち出し
施設内にあるトイレットペーパー・芳香剤等は持ち出さないでください。電源の使用
パソコンや携帯電話の充電など、電源を利用する行為はおやめください。火気厳禁
焚き火やバーベキュー・煮炊きなど火気の使用は禁止です。もちろんタバコのポイ捨ても禁止です。
これらは、実際に道の駅であったトラブルを記載しているものだと思います。
こういった行為が増えてくると、道の駅自体を車中泊として利用することも難しくなってきます….💦
ぜひ、お互いに気持ちよく利用できるように心掛けましょう。
安全に車中泊するための防犯対策
車中泊と言っても外で寝ることになるので、防犯対策はしっかりしましょう。
窓にスモークが貼ってある車でも、車内の電気が点いていれば、外からは意外と中が見えるもの。
車内の窓全体にシェードを貼って、プライバシーを守るのと同時に、光や音が外に漏れないようにしましょう。
また、寝るときは必ずドアロックをするのを忘れずに☝
貴重品なども、わかりやすい場所に置かないようにしましょう😌
車中泊での注意点
バッテリー切れに注意
車中泊をする時、照明を使ったり、スマホやパソコンを充電したりなど、電気を使う機会は多くなります。
特にGooglemapで飲食店や日帰り温泉を探したり、写真や動画を撮ったり、SNSにアップしたりなど、スマホの使用頻度が圧倒的に高い‼
あっという間にバッテリーが低下しないためにも、シガーソケット型車載充電器があると便利です。
さらに、ノートパソコンを充電したり夏用の扇風機を使ったりする場合は、ポータブルバッテリーがあれば安心です😆
一酸化炭素中毒に注意
車中飯を作る際に車内で調理をすることがありますが、ガスの使用に際して必ず窓を開けて換気をしてください。
火が燃焼するには大量の酸素が必要で、密閉された空間で燃やし続けると不完全燃焼を起こして、一酸化炭素が発生します😱
機密性が高い車の中では、特に車の中の一酸化炭素濃度が高まりやすいので、くれぐれもご注意ください💦
また冬の車中泊で、雪で車の周囲が密閉されていたり、風がない時に長時間アイドリングしていると、車内に一酸化炭素が発生しやすい状態になります。
寝るときはエンジンを切ることを、ぜひ徹底してください🙏
飲み物・食べ物の確保
これは長期間での車中泊旅や、連泊の際に注意する事になります。
写真は、北海道一周の車中泊旅をした時の風景です。
こんな感じに街を離れると、全く建物も無い、ただ真っ直ぐな道だけが続いている所もあります。
時間帯によっては(北海道の郊外ではお店が閉まるのが早い….‼)飲食店もコンビニも見つからないまま、車中泊場所に到着なんてこともあり得ます💦
コンビニを見つけたら、何かあった時のために食材を多めに調達しておき、常に車内には飲み物🥛や食べ物🍙のストックを用意されている方が安心です👍
ガソリン補給はこまめに行う
車で旅をする、しかも車に寝泊まりする以上はこれはとーっても重要なポイントです‼
北海道などだと、場所によっては100kmもの間、ガソリンスタンドが無いエリアもあります💦
普通の道に、「この先100キロ給油所ありません」や「この先ガス欠注意」といった看板を見かけることがあります。
また小まめに給油をお勧めするもう一つの理由として、都市部以外の殆どのガソリンスタンドが19時に閉まってしまうということ。
冬だと、都市部以外では大晦日とお正月はガソリンスタンド自体が休み、ということも多々あります😅
車中泊の旅に行く際に、都心の感覚で行くとうっかり😓と言うこともありますので、ぜひマメにガソリンスタンドで給油しましょう。
車中泊の場所選び
どういった場所で車中泊してるの?
車中泊場所として一般的なのは、
- 全国1160駅ある「道の駅」
- 有料で車中泊場所を提供している「RVパーク」
- 24時間トイレが使用できる「公共の駐車場」
等です☝
ただし、どの場所で車中泊する場合でも、先に記載しました「車中泊のマナー」は必須です☝
特に「道の駅」では、利用者のマナー違反から車中泊を禁止している「道の駅」もあります。
事前に調べて、泊まる場所のルールに従いましょう✨
その点、「RVパーク」は車中泊を公認された場所であり、有料ですが電源設備などの完備やゴミの処理、1週間程度の滞在が可能だったりします。
車中泊場所は利便性 or ロケーション!?
「道の駅」が車中泊場所として人気なのは、
・トイレや洗面などの設備が綺麗、整っている
・売店や飲食店なども揃っている
・日帰り温泉を併設している施設もある
と言う理由で、利便性が高く、初めてでも利用しやすいと言う点があります😉
もし利便性よりも泊まる場所のロケーションを大切にしたい、最低限トイレがあれば良い(夜間は電気が点かない所もあります)、と言うことであればもっと選択肢は広がります✨
私たちは、道の駅がメジャーになる前から車中泊をしていました🚐
また春から秋は、サーフィンやアウトドアの遊びのための手段として「車中泊」をしていたので、ビーチの駐車場や河原・山の中など、朝目覚めた場所のロケーションを重視して、場所選びをしています。
車中泊場所として人気のスポットの他、道の駅以外のおすすめの車中泊場所、実際に私たちが場所選びで成功した事例・失敗した事例などもご紹介しています。
車中泊におすすめの車種
車中泊に適した車は、何人で車中泊するのか、何の目的で車中泊するのかによって、異なります🔎
一人や夫婦で車中泊する場合
一人や夫婦での車中泊ならば、最近は軽自動車で車中泊する方も増えていますね😄
軽自動車だと、駐車場でも場所は取らないですし、長距離を走っても燃費も良いといいことづくめです。
ただ、車内で荷物を整理したり寝床を作ったり、色々作業することも多いので、室内の高さはあったほうが圧倒的に快適です✨
テレビでもCMしている「ダイハツ WAKE」は室内高が1,455mmあって、大きくて長い荷物も入るラゲージと、使い勝手が良いと思います😉
「ホンダ N-BOX」も室内高が14cmあって、荷室幅も112cmあるので、軽でも広々使えそうですね🎶
家族4人で車中泊する場合
家族4人の場合は、子供の大きさによって変わってきます☝
トヨタのVOXYやホンダのステップワゴン、日産セレナなどの「ミニバン」は、車中泊でよく見かける車です。
実際に「ミニバン」で車中泊した知人の話によると、セカンドシートより後ろで家族4人で横になって寝るのは難しく、大人一人に子供1-2人が限界のようでした😓
トヨタの「アルファード」や日産の「エルグランド」くらいの大きさであれば、子供が小さいうちならば家族4人で車中泊可能です👍
ただ、子供が大きくなってくるにつれて、エルグランドでも手狭になってしまい、我が家は「ハイエースワイド ミッドルーフ」に乗り換えしました💦
ハイエースは何よりも居住空間が広く、家族4人でも余裕を持って寝れます
またベッド下にスキーやスノーボード・アウトドア用品などたくさんの荷物も詰めちゃうのが最高です
実際の経験に基づいて、車中泊のオススメの車種・どういった点に気をつけて車を選んだら良いか、下記の記事にまとめています。
快適な車中泊のために必要なグッズ
最低限必要な車中泊グッズ
車中泊に最低限下記のものがあれば、大丈夫だと思います🤗
- キャンピングマット
- 寝袋&枕
- 窓の断熱シート
- バッテリー(シガーソケット型orポータブルバッテリー)
- LEDランプ
- ウィンドーネット
- クーラーBOX
- バーナー
- 食器セット
- テーブル&チェアー(外にテーブルを出しても問題ない車中泊場所の場合)
車中泊グッズでまず必要なもの、具体的にどんなものが車中泊で使いやすくてオススメか、下記の記事にまとめています。
季節によって必要なものが異なる
車中泊は外気温に大きく影響を受けます。
よって、真夏であれば「暑さ対策」、真冬であれば「寒さ対策」のためのグッズやノウハウが必要になります。
まずは服装のコントロールで調整が可能な、春や秋と言った過ごしやすい季節に車中泊を始めると良いと思います😊
そして、夏休みや冬休みといった長期の休暇に車中泊旅を計画する場合は、必要に応じて車中泊のグッズを徐々に揃えていくのが良いかなと思います✨
夏の車中泊での課題「真夏の暑さ対策」と、冬の車中泊での防寒対策「冬に暖房なしで過ごせるグッズ」について、下記の記事にまとめています。
最近は、ニコニコレンタカーの車中泊専用キットがセットになった「車中泊カーレンタルサービス」や、Carstayの車中泊仕様のバンを所有者が使わない日に他の人に利用してもらう「バンシェアサービス」もあります😆
愛車での車中泊が難しい場合や、すぐに車中泊グッズを揃えられない場合、こうしたサービスを利用するのも良いですね‼
実際に車中泊仕様の車に泊まってみることで、何が必要か・快適度はどうかと言ったことがわかります。
ぜひ、究極の自由旅である「車中泊」を楽しんでください😍