北海道一周車中泊の旅で学んだ、車中泊ノウハウ・気をつける事【夏編】

北海道一周車中泊の旅で学んだ、車中泊ノウハウ・気をつける事【夏編】

2019年と2022年の夏休みに行ってきた北海道一周車中泊旅。

今まで、東北一周・九州一周・四国など子連れ車中泊旅で回って来ましたが、今回北海道を一周してみて、北海道ならではの車中泊ノウハウ・気をつける事など気づいた点がたくさんありました。

北海道へは、子供が生まれる前も含めて10数回車旅をしてきましたので、その時の経験も踏まえて、リアルに為になる情報をピックアップ!

これから北海道車中泊旅を計画されている皆さんへ、参考になれば嬉しいです。

【北海道一周 車中泊の旅】ルート・所要時間・おすすめスポットをご紹介!

2019.08.21
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【北海道車中泊ノウハウ】夏でも防寒対策を忘れずに

北海道車中泊旅、夏でも防寒対策を忘れずに

北海道の夏は思った以上に寒い😱

今回北海道に行った時は、お盆前の酷暑がひと段落して、だいぶ冷え込んだ時でした。

なんと気温は数日間15℃までしか上がらないという…😢
(写真は下の温度が外気温。これ、8月9日の気温です。。)

北海道、8月の気温が13.2度

旅立つ直前までは30℃近い気温であることを聞いていたので、家族全員パーカーしか持っていかなかったですが、それ以外の防寒具(フリース・暖かい寝袋)などもあった方が良いです!

夏だからと言って、ショートパンツだけではなく、足首まで覆うズボンは一人1着持っていきましょう👖

富良野の友人家族たちと、夜外でバーベキューをやった際には手持ちのパーカーでは足りずに、さらにその上に着るフリース・内側がボアになっているパンツを借りました😅

バーベキューが終わって家に戻って来てからは、冷えた体を暖めるのに薪ストーブを付けたほどです。

8月のお盆時期でもこんなに冷えるなんて、関東だと考えられないですよね…⁉

念には念をで、出来るだけ防寒対策はしていきましょう🙆

【北海道車中泊ノウハウ】夜は車を締め切って寝るほど冷え込む

北海道車中泊旅、夜は車を締め切って寝るほど冷え込む

こちらは、日本最北端である「宗谷岬」の駐車場で車中泊した時の写真です。

いつもなら、カーテン代わりに布を掛けている両サイドの窓を完全に開けて、ウィンドーネット(網戸)で風が通るようにし、さらにハッチバックを開けて寝ています。

それでもさらに暑い場合は、USB充電式の扇風機を回しますが、この時は窓を全て締めています。

これは想定外でした….😓

そりゃー、日本最北端だから寒いでしょ、って思うかもしれませんが、今回の車中泊旅は最終日に車中泊したの千歳市以外はぜーんぶ窓を完全に締め切って寝てました🌜

それくらい本州とは異なり、北海道の夜は冷えます。
(こればっかり….💦)

パジャマは半袖で良くても、寝袋を持って行って、いざという時は掛け布団のように使えるように、寝具も防寒対策することをお勧めします👍

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【北海道車中泊ノウハウ】ガソリン補給はこまめに行う

引用:http://blog.livedoor.jp/donsanbonsan/archives/7163816.html

車で旅をする、しかも車に寝泊まりする以上はこれはとーっても重要なポイントです‼

場所によっては100kmもの間、ガソリンスタンドが無いエリアもあります💦

普通の道に、「この先100キロ給油所ありません」「この先ガス欠注意」といった看板を見かけることがあります。

北海道の友人に、「ガソリンスタンドを見かけたら、とにかく給油しろ」と言われましたが、早め早めに給油を行うことでガス欠といった最悪の事態を免れます🙌

また小まめに給油をお勧めするもう一つの理由として、都市部以外の殆どのガソリンスタンドが19時に閉まってしまうということ。

冬だと、都市部以外では大晦日とお正月はガソリンスタンド自体が休み、ということも多々あります😅

この辺りも都心の感覚で行くと危険なポイントですね。

ぜひマメにガソリンスタンドで給油しましょう。

【北海道車中泊ノウハウ】お店のある場所・空いている時間は限られている

引用:Jタウンネット

北海道は、そもそも本州と比較すると、広さや人口密度が大きく違います。

47都道府県の中でも、最も人口密度が少ない都道府県であり、最も人口密度の高い東京都の90/1だそうです…‼

そんな北海道を一周するんですから、お店も少なくて当たり前。

前述のガソリンスタンドと同様ですが、基本的に人の住む場所にお店はあるものなので、街を離れると当然何も無い道が広がります。

そして、お店が閉まるのが早い….!

外食する場合、都市部でなければ18時までにはお店に入りたいところです。

ここを本州の感覚で見誤らないように、その日の目的地に応じて、到着時刻を予測し、Googlemapで現在地と目的地の経由を調べると、車での所用時間が表示されます。

所用時間+1時間見ておくのが安全😉

比較的大きな街で早めに食事を済ませることをお勧めします。

外食するところも無い場合は、北海道に1000店舗以上あり、セブンイレブンでさえ太刀打ちできないと言われている最強コンビニ「セイコーマート」で食べ物を調達しましょう。

店内に設置された専用キッチンで作られる弁当「ホットシェフ」のクオリティは高く、コストパフォーマンスも高い✨

なんと、100円パスタもあるのです….‼

引用:ロケットニュース

また、「セイコーマート」は北海道発祥のコンビニのため、地産のものを沢山置いてあります。

特に、「ホットシェフ」コーナーにあるできたての豚丼は美味しくてお勧め❤

深川市から日本海側にある留萌へ向かう途中、ランチをするお店が見当たらなくて、「セイコーマート」でお弁当を買って、車内でランチ🍱

写真奥が豚丼で、手前がカツ丼ですが、両方とも「ホットシェフ」コーナーに置いてあったできたてのお弁当で、とっても美味しかったです🤤

セイコーマート ホットシェフコーナーのお弁当で車内ランチ

飲食店に行かずとも北海道グルメを楽しめますので、「セイコーマート」を見つけたら何かあった時のために食材を多めに調達しておきましょう。

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【北海道車中泊ノウハウ】一周するなら最低1週間は必要

【北海道車中泊ノウハウ】一周するなら最低1週間は必要

こちらの地図が、今回の北海道一周車中泊旅のルートになります。

札幌や小樽など有名観光地は避けて、一周していますが、このルートでも1週間は掛かります😅

観光は一日1箇所程度、あとは食事とお風呂で立ち寄るのみで、ほぼ車で移動していたという感じです🚙

結論として、北海道を一周するなら、最低でも一週間から10日間は必要です。

そうでないと本当に移動だけで終わってしまいます😭

あらかじめ、その日の目的地や車中泊場所は予め決めておいて、もし無理があるようならルート変更するといった柔軟な姿勢で行きましょう。

【北海道車中泊ノウハウ】スピード違反の取り締まりに注意!

【北海道車中泊ノウハウ】スピード違反の取り締まりに注意!

ひたすら真っ直ぐ続く道に、信号が一本も無い道路🚘

スピードを出すつもりは無くても、ついうっかりスピードを出してしまいそうですよね…‼

(その代わり燃費はすごく良いです❤)

しかも、道内の地元の人は結構飛ばすし、本州の車をバンバン抜いていくし

あ、もっとスピード出してもいいのかなと思ってちょっとアクセル踏んでると運が悪ければネズミ捕りに捕まってしまいます…..😱

うちのハイエースはそんなにスピードの出る車では無いので、普段はどちらかというと追い越されるくらいの安全速度で走っているのですが、今回一度ネズミ捕りに捕まってしまったことがありました。。。😭

それは青森からフェリーで北海道に上陸し、道央自動車道で函館から占冠に向かい、ICを降りた後です。

その日は1週間前に飛行機で一人北海道の友人宅へ旅立ち、ホームステイをしている娘を迎えに行く道中でした。

安全速度で走っていたのですが、たまたま前にゆっくりと走っているワゴン車があり、それを追い越して少したったところでした。

追い越すのにスピードを出したのと、娘に早く会いたいというとうちゃんの焦る気持ちがあったのかも知れません。

右の住宅街の茂みの中に隠れていたパトカーが出てきて、「あー、なぜこのタイミングで…..😭」という感じでした。

はるばる千葉から来て、出発して2日目に娘に会うためにやってきたという情状酌量はもちろん警察には効きません…..💦

一瞬にして、私たちがナーバスな気持ちになったことはもちろんのこと。

ネズミ捕りに捕まった瞬間に、車中泊旅の楽しい気持ちが突如萎えてしまいます。

なので、スピード違反の取り締まりにはぜひぜひ気をつけましょう‼

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【北海道車中泊ノウハウ】エゾシカと衝突すると車の方がやられる

引用:知床五湖 (トリップアドバイザー提供)

北海道に住んでいる友人みんなに言われますが、とにかくエゾシカの飛び出しに気をつけること‼

エゾシカと衝突すると車の方の破損が大きく、残念な結果となってしまいます💀

実際に友人の車がエゾシカと衝突し、車が廃車になったと言ってました😱

エゾシカの事故発生件数

エゾシカの事故発生件数

出典:https://gazoo.com/

北海道の道路を走っていると、よく「動物飛び出し注意」という看板を見かけますが、中でも「鹿の飛び出し注意」の看板は多いです。

その証拠に、北海道全域におけるエゾシカが関係する事故発生件数(届出件数)は、平成20年以降毎年1,600件を超えています。

そして平成30年のエゾシカと車の事故発生件数はなんと、2,834件で平成16年以降最多を記録しています…..‼

発生件数は札幌方面で最も多く、次が道東の釧路方面、旭川方面と続いています。

私たちは冬を中心に北海道へ今まで10数回車旅をしていますが、2回道路に鹿🦌が飛び出してきた経験があります。

その時は上手くかわして、事無きを得ましたが…..

もしエゾシカに車が衝突していたら….と考えるとぞっとします😨

エゾシカとの事故が多いシーズンと時間帯

出典:Twip

エゾシカとの交通事故は9月から12月に多くなっており、特に10月にピークを迎えます

この時期がエゾシカの繁殖期で、動きが活発化している為です。

越冬地へ移動する時期にも重なりますので、この時期は特に注意して運転して下さい。

では夏は安心かというとそうではなく、6月〜7月は若いオスは新たな生息地等を求めて探索に出る為、気をつけるに越したことはありません☝

エゾシカの活動のピークは日出と日没前後で、特に暗くなる夕方から夜間にかけてはエゾシカに気づきにくいことから、交通事故が多く発生しています。

エゾシカとの交通事後を防ぐ為に気をつけること

「鹿の飛び出し注意」の標識のあるところに気をつける!

標識のあるところはエゾシカがよく出没するところ。

標識を見かけたらスピードを原則して注意しましょう。

道路脇に林があり、路面にブレーキ跡があるところは、道路にエゾシカが出没したところなので、気をつけましょう。

エゾシカは1頭だけだと思わない!

エゾシカは群れで行動しています。

2頭目以降が飛び出してくる可能性がありますので、1頭の横断を確認した後も警戒を怠らないようにしてください。

私たちがかつてエゾシカに遭遇した時は、最初一頭しか見えず、シカを避けたところにもう一頭いて、危うく衝突するところでした….😓

夜間にライトが当たると目が光ります

エゾシカとの交通事故が多く発生する、夕方から夜間。

この時は辺りが暗くてエゾシカに気づきにくいですが(特に北海道の道路は山の中だと灯りも少なく車のヘッドライトだけが頼りな為)、車のヘッドライトが反射するとエゾシカの目が光ります。

夜間の運転中に青白く光るものを見つけたら、エゾシカがいる可能性がありますのでご注意ください。

エゾシカは車が近づいても逃げない

自動車のライトや走行音、クラクションなどに驚いて、エゾシカが道路上で立ち止まることがあります。

またアスファルトの上では蹄が滑ってしまい、逃げるのが遅くなることがあります。

道路でエゾシカを見かけたら、クラクションを鳴らさず、立ち去るまでゆっくり待ちましょう。

エゾシカ衝突事故マップを活用する

エゾシカ衝突事故マップを活用する

国土交通省北海道開発局で「エゾシカ衝突事故マップ」を作成しています。

各地域で事故の頻発しているところを地図に記載していますので、これを入手して事前にエゾシカの出没が多い場所を確認しておきましょう。

マップは国土交通省北海道開発局のWEBサイトや、レンタカーの窓口などで手に入ります。

北海道のコンビニや道の駅にはゴミ箱が少ない

北海道のコンビニや道の駅にはゴミ箱が少ない

北海道は本当に車中泊する車やバイカーが多く、そのせいなのかわかりませんが、コンビニや道の駅にゴミ箱がほとんどありません💦

ゴミは持ち帰りが基本ですが、長期の旅だとなかなかそう行った訳にはいかないと思います。

そんな場合は、出来るだけ車中泊飯を控えて外食するようにする

ゴミ箱が設置されているコンビニや道の駅があったら、そこで商品やお土産を購入する代わりに少し捨てさせてもらうなどして、お互い気持ちよく過ごせるように工夫しましょう😉

友人が北海道の道の駅で働いている時、駐車場の隅の方に車を停めて数日間車中泊をしている人がいたそうです。

当たり前のように道の駅のトイレを使い、スーパーから買ってきた食材で駐車場の隅で調理をし、挙句の果てにトイレのゴミ箱に生ゴミを捨てていったそうです。

そこまで道の駅に居座りながら、そこでお土産を買うとか一切なし。

タダで施設を利用して、さらに迷惑を掛けて去っていったそうです…..😱

こうした行動は、もちろん論外です👿

最近、道の駅で車中泊する人のマナーの悪さが問題になっています。

「道の駅でバーベキューをする」「道の駅のトイレにゴミを捨てていく」「トイレの洗面所で洗濯をする」「夜遅くまで騒音がうるさい」などなど….😓

こうした問題が悪化すると、道の駅での車中泊禁止とするところも出てきてしまうかもしれません。

そうなると、一番困るのは私たち車中泊旅をしている人間です。

一般の人も多く利用し、現地の人も観光客に施設を気持ちよく利用してもらい、地産のものを買ってもらうためにも働いています。

そういった事情をちゃんと考えて、自分勝手な都合のみで道の駅等を利用しないように、くれぐれも気を付けましょう✨



ABOUTこの記事をかいた人

「とうちゃんはテンネンパーマ」のかあちゃんの方です。車中泊旅では万年助手席、地図のナビや飲食店・お風呂の検索&情報収集、写真撮影担当。本業は広告&Webのディレクターやってます。 Youtubeチャンネル「とうちゃんはテンネンパーマ」で子連れ車中泊旅の動画を配信しています。車中泊の便利グッズや車内DIYなどの動画もアップしています。ぜひチャンネル登録お願いします! https://www.youtube.com/user/masatoikebe