【岩手八幡平で車中泊】おすすめ車中泊スポットと観光・日帰り温泉情報

2023年夏休みに、青森から秋田・岩手をめぐる「東北車中泊8泊9日の旅」に子連れ家族で出かけました。

その際に、岩手県と秋田県にまたがる有名観光スポット「八幡平」にて車中泊。

雄大な山岳景色を眺めながら大自然を満喫できる絶景ドライブコース。

数々の観光スポットや秘境の温泉など、「八幡平」は車中泊旅にぜひとも行きたい場所の一つ。

駐車場やキャンプ場などの車中泊スポットや、観光・日帰り温泉情報などを旅の様子とともに具体的にご紹介します。

東北一周車中泊 8泊9日の旅ルート
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八幡平で車中泊できる駐車場

八幡平で車中泊できる駐車場

いわて八幡平ドライブMAPより

八幡平には有料・無料含めて、観光スポットごとに駐車場がたくさんあります。

私たちも事前に調べて行ったのですが、どの駐車場なら夜もトイレが開いているのか?

車中泊が可能なのか、たくさんありすぎて事前の情報収集が大変でした。

そこで、今回実際に訪れた車中泊できる駐車場スポットをまとめます。

御在所沼遊歩道駐車場

ここは「八幡平アスピーテライン」の岩手県側の入り口あたりにあります。

八幡平山頂までは車で15分です。

24時間開いているトイレと自販機もあります。

御在所沼遊歩道駐車場 トイレ

トイレはとてもキレイで、中に入ると八幡平の風景写真や、すぐ近くにある「松尾鉱山跡地」の昔の写真などが展示されています。

夜は走り屋も来るみたいですが、駐車場は広くフラットなので快適に過ごせると思います。

かあちゃん
「御在所沼遊歩道駐車場」で車中泊して、朝早くから八幡平山頂を目指すのがおすすめ!

見返峠八幡平無料駐車場

こちらは、八幡平山頂に位置する「八幡平無料駐車場」になります。

「八幡平山頂散策路」のトレッキングコースからも近いです。

見返峠八幡平無料駐車場

霧がすごくて見えづらいですが…

写真は撮り忘れてしまいましたが、「八幡平山頂レストハウス」の方へ少し歩くとトイレがあります。

私たちはここで車中泊はしていませんが、お盆時期の朝10時の段階で、これだけ車が停まっていました。

ちょっと傾斜があり、ここは山頂近くなので周りには何もないです。

また、八幡平は立地のせいなのか霧に包まれることが多いようです。

かあちゃん
携帯の電波の状況もあまり良くないため、車中泊するなら「御在所沼遊歩道駐車場」の方がおすすめです。

「八幡平山頂レストハウス有料駐車場」は車中泊できない

「八幡平山頂レストハウス有料駐車場」は車中泊できない

八幡平の山頂に「八幡平山頂レストハウス有料駐車場」があります。

「八幡平山頂レストハウス有料駐車場」は車中泊できない

ここは公衆トイレや売店などもあり車中泊には良さそうなのですが、利用可能時間は8時半〜17時まで。

それ以外の時間はゲートが閉められているようなので、車中泊はできません。

駐車場料金も普通車で500円/1日となります。

八幡平/松尾八幡平ビジターセンターは車中泊できない

八幡平/松尾八幡平ビジターセンターは車中泊できない

八幡平アスピーテラインの岩手県側の入り口に「松尾八幡平ビジターセンター」があります。

ここは八幡平の観光や自然情報などが見れる施設で、駐車場に公共トイレもあります。

車中泊できると思って立ち寄ってみたのですが、朝の8時の段階でトイレが閉まっていました。

夜間はもしかしたら使えないのかもしれません。

また、アスピーテラインの秋田県側の入口にも「八幡平ビジターセンター」という同じような施設があります。

ここもチェックしたのですが、公共トイレがあるものの「宿泊禁止」の看板が出ていました。

両方とも泊まるスポットとしては良い場所なのですが、残念ながら車中泊するのは難しそうですね….

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八幡平の車中泊はキャンプ場もおすすめ

八幡平の車中泊はキャンプ場もおすすめ

八幡平周辺で「キャンプ場」で検索するとこれだけ出てくるほど、キャンプ場が充実しています。

岩手山などの登山のベースとして使う方も多いみたいですね。

せっかく八幡平まで来ているので、外で調理したり焚き火をしながら星を見たりなど、自然を存分に楽しむ車中泊もおすすめです。

これらのキャンプ場の中で、オートキャプ場エリアがあるのは下記になります。

八幡平のオートキャンプ場

  • yolo cam BASE
    利用料:大人1,100円/1泊、中学生550円/1泊、小学生以下無料
  • 妻の神広場キャンプ場
    入場料:大人300円/子供200円、オートキャンプ区画:1000円/1泊
  • 岩手山焼走り国際交流村キャンプ場
    オートキャンプエリア(AC電源もあり)と特設フリーサイトは車の乗り入れ可能
    入場料:小学生以上300円、オートキャンプ区画(キャンピングカー利用の場合):4,100円(平日)
  • ルーデンス農場 ASOBITO CAMP FIELD
    入場料:大人500円/子供300円、キャンプ区画利用:2,000円/1泊

yolo cam BASEでの車中泊の様子

yolo cam BASEでの車中泊の様子

上記に挙げたキャンプ場はお盆時期で混み合っているということと、キャンピングトレーラーを引っ張っての車中泊がちょっと心配だったので、こちらの「yolo cam BASE」を今回予約しました!

八幡平山頂から車で30分と近く、事前に確認したらキャンピングトレーラーでも問題なく車中泊できるとのこと。

青森八戸市のRVパークを9時半に出発し、岩手方面に南下します。

八幡平の県道23号沿いに有料老人ホームさくらがあり、その裏がキャンプ場となっています。

yolo cam BASEでの車中泊の様子

この建物の左側が入り口となります

まだできたばかりのキャンプ場であまり知られていないせいか、行ってみたらなんと我が家で貸切でした!

炊事場などはまだなく、仮設トイレがありました。

水道については、老人ホームにスタッフがいるので声をかければ使わせてもらえます。

我が家はキャンピングトレーラーに水道があるので、トイレのみの利用で問題ありませんでした。

どの場所を使ってもOKということで、一番フラットな場所を選び車を停めました。

yolo cam BASEでの車中泊の様子

後には雄大な岩手山が臨めます。

トレーラーを切り離して、まずはハイエースのみで松川温泉へ。

戻ってきた後に事前に購入した食材を使って、車中泊飯にします。

yolo cam BASEでの車中泊の様子
かあちゃん
今回の車中泊旅、外食はほとんどせずほぼトレーラーで自炊してます。

ポータブル冷蔵庫と冷凍庫を持ってきたので食材の保管は問題なく、十分な調理スペースがあるので毎日の自炊もそんなに苦なりません。

実はこの日かなりの大雨でだいぶ涼しかったので、真夏ですが鍋にしました…!

yolo cam BASEでの車中泊の様子

毎日、移動等で慌ただしい車中泊だったので、17時半からご飯を食べてお酒を飲みながら久しぶりにのんびりした夜を過ごしました。

前日までは八幡平も相当熱帯夜のようでしたが、この日の気温は夕方から20℃くらいで涼しかったです。

電源がないのでスポットクーラーが使えず大丈夫かなと思いましたが、窓を開けておくだけで涼しい風が入ってきて、快適に過ごせました。

翌日は、夕方までにチェックアウトすればOKだったので、トレーラーをこのキャンプ場に置いたまま八幡平のドライブに出かけました。

ゴミも最後にオーナーさんに預ければ処理してもらえます。

かあちゃん
無料の駐車場での車中泊も良いですが、こうした場所を利用することでオーナーさんとおしゃべりしたり、おすすめの観光スポットや買い物情報などを知れるのも良いですよね

このキャンプ場はもともとゴミの不法投棄(タイヤやなど)がひどく、そこをキレイにしてキャンプ場としてオープンしたそうです。

「yolo cam BASE」のYoutubeチャンネルを見ていただくと、キャンプ場としてオープンするまでのオーナーさんの大変な様子がわかります。

ぜひ沢山の方にこちらのキャンプ場を利用していただいて、応援できればなと思います…!

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八幡平おすすめ観光スポット

八幡平にはおすすめの観光スポットが沢山あります。

車中泊にきたらぜひ訪れてほしい、おすすめの場所をご紹介します。

八幡平山頂トレッキング

八幡平山頂トレッキング

標高1,600メートルにある八幡平山頂散策路。

緩やかな勾配に石畳が整備されており、登山の装備や経験がなくても誰でも気軽にハイキングできます。

この日は前日からの雨のせいで、朝からずーっと深い霧に包まれていました。

かあちゃん
本来でしたら、1,500メートル級の山々が遠くまで眺められるはずですが、あいにく何も見えず….(涙

先ほど紹介しました「見返峠八幡平無料駐車場」に車を止めて、散策できます。

八幡平山頂トレッキング

下記のように、遊歩道にはいくつかコースがあるので、時間に応じてルートを決めて回るのがおすすめ。

引用:十和田八幡平国立公園公式サイト

ちなみに、鏡沼の雪解けの右様子がまるで竜の目に見えることから、「ドラゴンアイ」と呼ばれる神秘的な風景。

八幡平 ドラゴンアイ

この景色が楽しめるのは、5月中旬から6月中旬にかけてだそうです。

八幡平を訪れた外国人旅行客が「ドラゴンアイ」と名付けてSNSに投稿、それが拡散されて有名になったそうですよ。

山岳風景を楽しむ八幡平絶景ドライブ

山岳風景を楽しむ絶景ドライブ

八幡平といえば、やはり絶景ドライブ…!

トレッキングから戻ってくると霧が抜け始めていて、場所によっては絶景を楽しむことができました。

ドライブコースは「八幡平アスピーテライン 岩手側」「八幡平アスピーテライン 秋田側」「八幡平樹海ライン」があります。

今回行って一番景色が良かったのが、八幡平アスピーテラインを山頂から秋田側に降りてすぐにある、「大深沢展望台」でした。

こちらからの景色がこの写真です↓

山岳風景を楽しむ八幡平絶景ドライブ

こちらのドライブルートはハイシーズン(特に紅葉の季節)には混み合うので、朝早くから訪れるのが良いです。

松尾鉱山跡地

松尾鉱山跡地

ここは、明治初期から昭和47年まで硫黄のサイクルが行われた、東洋一の鉱山でした。

最も町が賑わっていた時期には、学校や病院などもあり、ここで働く労働者や家族も含めて約15,000人もの人が暮らしていたそうです。

松尾鉱山跡地

昔の松尾鉱山。こちらの写真は「御在所沼遊歩道駐車場」のトイレ施設で展示されています

まるで、長崎県の軍艦島のようですね。

現在は11棟のアパートが廃墟として残り、森の中にひっそり佇む様子がまるでジブリの映画の世界のようでした。

松尾鉱山跡地
かあちゃん
かつて賑わっていた廃墟の幻想的な光景がとても印象的で、おすすめのスポットです。

八幡平ビジターセンター

八幡平ビジターセンター

こちらは、八幡平アスピーテラインを秋田側に降りた途中にある環境省のビジターセンター。

動植物や山の成り立ちなど、八幡平の自然をジオラマや映像で学べる施設です。

向かいの大沼の自然観察路もスタッフによる無料ガイドで楽しめますよ。

八幡平ビジターセンター

ちなみに岩手県側には「松尾八幡平ビジターセンター」があり、同様の展示物が見れるようです。

県民の森フォレストアイ

県民の森フォレストアイ

こちらは、岩手山麓の自然や森について遊びながら学べる施設。

八幡平の職人が作った2階建ての木のやぐらや、長さ11mのチューブスライダーなどスリル満点でした。

40種類以上の木製のおもちゃや、木の実などを使った創作体験コーナー(有料)が人気だそうです。

県民の森フォレストアイ

ぜひお子さん連れのファミリーにおすすめしたい施設です!

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八幡平おすすめ日帰り温泉

松川温泉 松楓荘

松川温泉 松楓荘

こちらは、開湯280年の歴史を持つ松川温泉。

八幡平樹海ラインを下ったところにあり、深い森の中に佇む様子が秘湯感たっぷり。

湯治宿としても使われており、以前スキーの際に冬にここへきましたが、温泉がすごく良いです。

ちなみに冬の松川温泉 松楓荘はこんな感じです↓

松川温泉 松楓荘 松川温泉 松楓荘

建物の中に入ると、まるで昔にタイプスリップしたような感覚に陥ります。

お風呂は露天風呂(混浴)・内風呂・岩風呂の3種類があります。(洞窟風呂がありましたが、河川の増水で流されてしまったそう)

松川温泉 松楓荘

こちらが岩風呂。とても幻想的な雰囲気です

大人600円・子供300円と、源泉掛け流しのこのお湯で良いの….!?という価格。

かあちゃん
私たちは日本全国車中泊旅していますが、こちらの松川温泉は今まで訪れた中でベスト3に入る温泉!

お湯の良さ・効能とこの雰囲気やロケーションも含めて、何度も来たい温泉の一つです。

利用時間 8:00~20:00
水曜日定休
日帰り温泉料金 大人600円、こども300円(5歳以上小学生以下)
Webサイト https://www.hachimantaishi.com/~shofuso/

藤七温泉

藤七温泉

東日本で最も標高の高い1400mの地点にある、硫黄泉の秘湯です。

八幡平山頂から、樹海ラインを下って車で5分のところにあります。

露天風呂が6ヶ所もあり、男性露天風呂は結構外から丸見えですね…

温泉成分をたっぷり含んだ泥パックもできて、美肌効果も抜群です。

利用時間 8:00~18:00
日帰り温泉料金 大人650円、こども350円(4歳以上小学生以下)
Webサイト https://www.toshichi.com/

岩手で車中泊におすすめ八幡平

岩手で車中泊におすすめ八幡平

ここまで八幡平の車中泊スポット・観光地・日帰り温泉を紹介してきました。

絶景ドライブに素晴らしい観光スポットに、秘湯もたくさん。

山の自然を楽しむなら、八幡平エリアは車中泊旅にかなりおすすめです。

今回私たちが旅してみて、こればベストルートだなと思った八幡平の散策コースはこちらです!

八幡平おすすめ車中泊ルート

  1. 「八幡平アスピーテライン」を岩手側から上り、山頂へ
  2. 八幡平山頂の無料駐車場に車を停めて、ハイキング
  3. 見返り峠から「八幡平アスピーテライン」を秋田側に下りて、八幡平ビジターセンターへ
  4. もう一度「八幡平アスピーテライン」を上り、今度は「樹海ライン」をドライブ
  5. 藤七温泉か松川温泉へ
  6. 「松ちゃん市場」か「八幡平物産館あすぴーて」で地元の野菜や食材を購入して、キャンプ場で車中泊

標高もあるので夏は涼しい避暑地、冬は良質な雪の積もるスキーのメッカとしても有名。

ぜひ次回の車中泊旅の候補地として、検討してみてはいかがでしょうか。

八幡平車中泊を動画で楽しむ

今回、青森の八戸から八幡平へドライブし、松川温泉でお風呂に入り、「yolo cam BASE」で車中泊する様子を下記のyoutube動画で紹介しています。

ぜひ参考にどうぞ。(動画が気に入ったらチャンネル登録&いいねしていただけると、とっても嬉しいです…!)



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「とうちゃんはテンネンパーマ」のかあちゃんの方です。車中泊旅では万年助手席、地図のナビや飲食店・お風呂の検索&情報収集、写真撮影担当。本業は広告&Webのディレクターやってます。 Youtubeチャンネル「とうちゃんはテンネンパーマ」で子連れ車中泊旅の動画を配信しています。車中泊の便利グッズや車内DIYなどの動画もアップしています。ぜひチャンネル登録お願いします! https://www.youtube.com/user/masatoikebe