2020年〜2021年の冬は12月の中旬から大雪に見舞われ、新潟の湯沢町は大きくニュースになりましたよね。
年が明けてからも寒気の影響で、大雪の警戒が続く新潟方面。
実際のスキー場の積雪の状況はどうなのか。
スキー場や町の大雪による影響の様子を、昨年の写真と比較しながらご紹介します。
目次
2021年湯沢町スキー場 積雪の様子
今年は大寒波で一気に雪が積もり、12月中旬時点で湯沢町の色々なスキー場の積雪が2m超え。
私たちが訪れたスキー場の、昨年との様子を比較してみました。
岩原スキー場
ここは、岩原スキー場の一番下のリフトになります。
2020年12月はすでにたっぷりの雪があり、下のコースも問題なくオープン。
対して、2020年シーズンは1月の時点でも根雪が付いておらず、オープンしたのもシーズン中に数日程度でした。
ナイターの様子を見ても、一目瞭然です。
湯沢中里スキー場
湯沢中里スキー場は標高は高く無いですが、2021年1月の時点で積雪250cm以上あります。
リフトの様子も下記の写真を見ていただくと、昨年の暖冬との差がハッキリ分かります。
2020年シーズンは雪が降っても根雪にならず、気温上昇と共にすぐに雪が解けてしまうの繰り返しでした。
2021年シーズンは、暖冬時に一度もオープンしなかった非圧雪コースが、12月で既に滑れる状態になっています。
湯沢パークスキー場
湯沢パークスキー場は中里スキー場の近くでこちらも標高はあまり無いですが、2021年1月の時点で積雪230cmあります。
下記の写真を見ていただくと分かりますが、2021年は周囲の熊笹もすっかり雪に埋もれています。
苗場スキー場
苗場スキー場は積雪110cmと他の湯沢エリアのスキー場に比べて雪は少ないですが、2020年より増えてます。
2020年と2021年の湯沢のスキー場積雪の比較
スキー場名 | 2021年シーズン(2021.1.4) | 2020年シーズン(2020年2月) |
湯沢中里スキー場 | 265cm | 30cm(2020年1月の情報) |
岩原スキー場 | 240cm | 40cm(2020年1月の情報) |
かぐらスキー場 | 280cm | 250cm |
神立スノーリゾート | 210cm | 140cm |
GALAスキー場 | 300cm | 130cm |
湯沢町の街中や高速の積雪状況
こちらも昨年の積雪の様子と比較してみました。
湯沢の街中の道路の積雪
同じ場所で撮影して、これだけの積雪量の差があるとは驚きです…!
今年は完全に道路脇に2メートル越えの雪壁ができてますね。
もうすぐ子供達の小学校が始まりますが、通学路はきっとスキーウェアでないと無理だな….
関越の高速の積雪状況
高速道路は、大雪による車の立ち往生のニュースの記憶が新しい方も多いでしょう。
お正月の関越道路の積雪情報は写真のような感じでした。
既に看板くらいの高さの雪壁ができてますね。
2021年の大雪、今後の状況は…?
以前から言われていますが、今冬は “ラニーニャ現象” によって大陸からの寒気が流れ込みやすい状況になっています。
「ラニーニャ現象」とは、太平洋の赤道海域において、日付変更線をまたぐ辺りから南米沿岸にかけての海面水温が、平年より低い状態が1年ほど続く現象のこと。
昨年と一昨年は、平年より海面水温が高い状態になる「エルニーニョ現象」だっため、暖冬傾向だった。
引用:日本気象協会
今後の湯沢方面の予報ですが、8日から9日にかけて上空1500メートル付近でマイナス9℃以下の寒気が流れ込み、大雪になる可能性があります。
大雪は日常の生活に支障をきたすので大変ですが、スキー場にとっては恵の雪。
昨年の暖冬で、各地のスキー場は3月早々に営業中止を余儀なくされただけに、今年の新潟や湯沢町でのスキー場では様々なキャンペーンを行い、観光客誘致に向けて力を入れています。
キャンペーンの内容は別途ご紹介しますが、今年は本来のスキーリゾート湯沢の姿を取り戻し、十分楽しめる状況になっています。
コロナ禍でなかなか難しい状況ですが、スキー場の感染対策もしっかりしています。
ぜひこのベストコンディションの湯沢のスキー場を、多くの方に楽しんでいただければと思います!