車中泊旅をしているとよく聞かれるのが、「真夏の暑い時はどうしているの!?」と言うこと。
車中泊をする際は寝ている間はエンジンを切るのがマナーなので、この辺り気になる方が多いみたいですね!
夏は海を中心に子連れ車中泊している私たちは、熱帯夜のビーチ4連泊をスポットクーラーも無しで過ごしました。
その時の経験も踏まえ、夏でも車中泊を楽しみたい方へ、どうやって暑さ対策をしているのかご紹介したいと思います。
夏の車中泊暑さ対策のポイントは、ズバリ快適に過ごすためのグッズの用意と車中泊場所の選び方です!
これを抑えて、夏休みもぜひ車中泊旅を楽しみましょう。
目次
車中泊暑さ対策1.場所選びのノウハウ
本当は車中泊にオススメの時期は春や秋です。
気候もちょうどよく、服装のコントロール(朝方や夜の寒さ対策、上着やブランケットがあれば大体大丈夫👍)で調整が可能です。
なので、2019年のGWは長期休暇と車中泊ブームが重なり、各地の道の駅やSAで沢山の車中泊カーを見掛けました。
でも夏休みやお盆時期に車中泊も楽しみたいですよね….❣
夏に海や山でキャンプしたことのある方はご存知だと思いますが、山でキャンプした方が夜は圧倒的に快適です。
山の上は平地に比べると気温が低く、「100m登ると0.6℃気温が下がる」といわれています。
これで計算していくと、標高0mの例えば海で30℃の気温の場合、標高1567mの丹沢(神奈川県)では温度変化が-9℃で、気温が21℃と言うことになります。
30℃での車中泊はキツイけど、21℃だったら快適に過ごせそうですよね。
なので、旅先の泊まるポイントの高度を上げる。
事前に標高の高い車中泊ポイントを調べてから泊まるのが最もベストな対策と言えます。
でも海の近くで車中泊をしたいという方もいるでしょう。
我が家は夏はサーフィンのために車中泊をしているので、ほぼ泊まる場所はビーチ🏝の目の前です😅
そんな方のために他の対策方法もご紹介します🤗
暑さ対策2. 暑さを和らげる快適グッズ5選
車は外気温の影響を直に受けるので、夏の車中泊時はそれなりの暑さ対策をしないと正直寝るのがしんどいです。
寒さよりも暑さの方が苦手って方も多いのではないでしょうか…!?
暑い夏でも快適に車中泊するためのグッズが色々ありますので、見ていきましょう。
暑さ対策グッズ1:風通しを良くするウィンドーネット
体感温度は湿度や風によって影響されると言われています。
およそ風速1m/sで、体感気温が-1℃になるとのこと。
人の体の周りには体温で暖められた空気の層があり、風で吹き飛ばされることにより体感温度が下がるそうです。
なので、風通しが良くなればある程度快適に過ごすことができます。
車の両サイドの窓とバックドアの2箇所を開ければ、かなり風通しが良くなります。
ただし開けっ放しだと、虫が入ってくるのと防犯上あまり良くないですよね。
そこで、オススメしたいのがウィンドーネット。
つまり車用の網戸ですね。
我が家はバックドアにこのようにウィンドーネットを付けて、夏は後ろを開けて車中泊しています。
GWの九州〜四国車中泊旅では最初の数日間は開けることはありませんでしたが、本州最南端の鹿児島県佐多岬で泊まった時はさすがに蒸し暑くて、開けて寝ました。
下記のメーカーは窓の大きさに応じて車種別設計されており、RV車を中心に170車種以上に対応。
窓の部位も選んで購入できるので、欲しい箇所のウィンドーネットを取り付けれられます。
そして車種別設計なのでメーカー純正品並みに窓の大きさにフィットします!
一般に売られているウィンドーネットだと窓にフィットしなかったり、隙間ができたりして蚊も入ってきやすくなるので、車種ごとの窓の大きさに合わせたサイズ感は意外と重要です。
ハイエース200系1~3型 ワイドロング5ドア(両側スライドドア)
ウィンドーバグネット セカンド2枚セット
●車種別に専用設計で窓にぴったりフィット
●脱着はネジや工具のいらないはめ込み方式で簡単に装着可能
●車内装着のため土埃や雨で汚れることはほとんどなし
●洗車機を使う際にも取り外す手間がなし [redshiny]楽天市場で見る[/redshiny][yellowshiny] Amazonで見る[/yellowshiny]
ハイエース200系1~3型 ワイドロング5ドア
ウィンドーバグネット フロント2枚セット [redshiny]楽天市場で見る[/redshiny][yellowshiny] Amazonで見る[/yellowshiny]
バックドアやスライドドアにもウィンドーネットを取り付けることができます。
下記のメーカーはハイエース用のウィンドーネットを販売しており、バッグネットやスライドドアのサイズにもぴったり収まるのでおすすめです!
ハイエース 200系 虫除け 防虫ネット サイド1面セット
●車両別設計でサイズも車種にピッタリ
●繊維に特殊加工を施しているため、虫が嫌がって寄りつかない
●車の中と外の両方から開閉できるダブルファスナー
●もちろん取付けたままで、ドアの開閉も可能 [redshiny]楽天市場で見る[/redshiny][yellowshiny] Amazonで見る[/yellowshiny]
ハイエース 200系 虫除け 防虫ネット
標準ボディ標準ルーフ・ワイドボディミドルルーフ用/リア1面セット
●車両別設計でサイズも車種にピッタリ
●繊維に特殊加工を施しているため、虫が嫌がって寄りつかない
●車の中と外の両方から開閉できるダブルファスナー
●もちろん取付けたままで、ドアの開閉も可能 [redshiny]楽天市場で見る[/redshiny][yellowshiny] Amazonで見る[/yellowshiny]
もう一度おさらいすると、真夏時の車中泊は、下記の3箇所にウィンドーネットを取り付けて、窓を開けて風通しを良くしています。
- バックドアにユーアイビークルのハイエース用のウィンドーネット
- スライドドア片面(全面)にユーアイビークルのハイエース用のウィンドーネット
- もう片方のスライドドアはAizuの窓用のウィンドーネット
バックドアとスライドドア全面がウィンドーネットだと、防犯面を心配される方もいるかな…
夏は道の駅で車中泊することがほぼなく、大抵ビーチや河原など人がいないところで車中泊していますが、幸いにも、車中泊歴20年にして怖い目にあったことは一度も無いんです。(これホント!)
ただ、ウィンドーネットのままだと外から丸見えになっちゃいます。
そこで、布などを車の内側にクリップなどで留めておくと、外からの視線も遮ることができ、風通しも良くしたままプライバシーを守ることができ、一石二鳥です!
暑さ対策グッズ2:窓の断熱をするシェード
夜は涼しくても明け方に太陽が昇ってくると、一気に車内が日差しで暑くなってきます。
そんな時のために、窓のシェードを装着するのがオススメです!
一度エンジンで冷えた車内の温度を出来るだけキープするためにも、窓のシェードは有効です。
なぜなら車は窓ガラスが多く、外気温度の影響を大きく受けてしまうからです。
そこで、高い断熱性を持つマルチシェードを装着すれば、夏の強い日差しを反射して車内の温度上昇を抑え、紫外線からも守ることができます。
夏だけでなく、冬は車外の冷気を遮断して車内の温度を保ち、結露を抑える効果もあるのです!
フロントガラスだけシェードを付けている車は多いですが、車中泊するなら車の窓全てのシェードを購入して、車中泊する際は、必要な場所に応じて取り付けられると良いと思います。
シェードは100円ショップで売っているものから、車専門店で売っているものまで様々あります。
実際に真夏も真冬も車中泊している我が家が断言できるのは、お金をかけても断熱性の高いシェードを選んだ方が良いということ😤
オススメは下記のメーカーのシェードです。
メーカーによると真夏の炎天下では最大10℃以上、車内温度を緩和させることができるそうです!
フロントに通常のシェードのみしかしない状態で、我が家は真夏の高知のビーチに泊まり、あまりもの熱帯夜に寝れないほど不快な思いをしました。
その後、このシェードを購入してあまりもの快適さに驚愕したので、これは自信を持ってオススメします❤
マルチシェード・シルバーフロント3枚セット
●車種別に専用設計で窓にぴったりフィット
●車外側は断熱性をもつ補強材入りアルミ蒸着シート使用
●社内側は断熱性能を高める、たっぷり厚みのある中綿を挟んでいる
●記事は「自動車難燃証明」取得済みの素材を使用 [redshiny]楽天市場で見る[/redshiny][yellowshiny] Amazonで見る[/yellowshiny]
下記のリア5枚セットを購入すれば、ハイエースの窓全てのマルチシェードが揃います。
一年中使えるので、我が家の車中泊はもうこれ無しでは考えられません。
マルチシェード・シルバー リア5枚セット
●車種別に専用設計で窓にぴったりフィット
●車外側は断熱性をもつ補強材入りアルミ蒸着シート使用
●社内側は断熱性能を高める、たっぷり厚みのある中綿を挟んでいる
●記事は「自動車難燃証明」取得済みの素材を使用 [redshiny]楽天市場で見る[/redshiny][yellowshiny] Amazonで見る[/yellowshiny]
こちらのメーカーでは、ハイエースの他にステップワゴンやデリカなど、310車種に合わせたマルチシェードが販売されています。
写真ではちょっとわかりづらいですが、夏はフロント・前の両サイドドア・一番後ろの両サイドドアにシェードをしています。
吸盤で窓に貼り付けるタイプなので、装着も取り外しも簡単。
何より車種別設計で窓にぴったり貼れるので、断熱効果が高いです。
(ちょっとでも隙間があると冬はそこから冷気が入ってきてしまいます)
防犯やプライバシーの面でもシェードは必須ですね😆
暑さ対策グッズ3:USB式扇風機
車中泊時に上記の暑さ対策をしても、全く風が無い状態では真夏では暑いことはあります。
私たちが高知県のビーチで夏休みに車中泊した時、昼間は35℃近くの気温で夜も熱帯夜が続いており、過去最高に一番暑かったです。
その時にこのUSB式扇風機を使って暑さをしのぎました。
車中泊で使う扇風機を選ぶポイントをお伝えしますね。
- USB式でモバイルバッテリーにて常時充電ができること
- 左右の首振り機能がついていること
- クリップ方で車内のサイドバーなど好きなところに取り付けられること
- 出来るだけ長い時間連続使用が可能なもの
またハイエースなどの大きい車だと、USB型扇風機が1台だと思うように風の流れを作れません。
USB型扇風機2台を併用して、様々な方向から風を当てられるのがベストです!
卓上&クリップ式 10000mAh充電式 壁掛け KN-881
●卓上&クリップ式&吊り下げ&壁掛けの4way仕樣
●350度回転、5枚の羽根で強い風力を実現
●10000mAh大容量&USB給電
●2-4-8時間の3段階のタイマー設定付き [redshiny]楽天市場で見る[/redshiny][yellowshiny] Amazonで見る[/yellowshiny]
今まで使っていたUSB型扇風機にガタがきてしまったため、この夏は扇風機を買い換えようと思っています。
そこで狙っているのが、建築現場でも使われているマキタの扇風機。
マキタは総合先導工具メーカーとして、業務用で知られており、最近は家庭用の掃除機やサーキュレーターなど、その機能性の高さが人気ですよね…!
●ACアダプターによる充電式
●風が行き渡る自動首振り機能
●風量調整3段階の切り替えが可能
●最大風速 180m/minとコンパクトでも大風量 [redshiny]楽天市場で見る[/redshiny][yellowshiny] Amazonで見る[/yellowshiny]
USB扇風機が2台あればクーラーは必要ありません。
小さいファンですが風量は十分あるので、寝冷えしたり喉を痛めないように注意してくださいね🤗
2泊以上の車中泊旅の場合は、日中にモバイルバッテリーなどで扇風機をフル充電しておくことを忘れずに…!
コンパクト冷風機なども最近良く見かけますが、Youtubeなどで車中泊でのレビューを見ると「使い物にならない」という声を良く聞きます。
冷風機などは結構場所も取るので、じっくり効果を吟味してから購入した方が良さそう。
暑さ対策グッズ4:肌触りの良い寝具&寝巻き
意外と、これ重要なんです!
汗をかいてしまった時、肌にまとわりつく寝具や寝巻きって結構不快なもの。
夏に広告で良く見かける「冷んやり敷きパッド」ですが、一度車中泊で試してみて失敗しました….
ちょうどその時ビーチで車中泊していたのですが、海風の湿気を吸ってしまったのか、常時濡れたような肌触りで快適に眠るつもりが不快な思いをしてしまったという。。。
なので、さらっとした綿の素材やサッカー生地などが一番良いと思います。
寝るときの服装も、汗をかいてもすぐに乾いてくれる素材が良いです。
あと通気性の良いものですかね。
我が家は、インナーはエアリズム・寝巻きはTシャツ&リラコと全身ユニクロにお世話になってます。
暑さ対策グッズ5:冷却グッズ
「暑い時は首元を冷やすと良い」と言われますが、首筋は太い血管が多い部分なので、首筋を冷やすことで全身が涼しく感じられます。
上記の対策をしてもまだ暑い場合、冷却グッズを用意しておいて、いざというときに使えると安心ですね。
例えば、水で濡らすだけでひんやりする「冷感タオル」などもたくさんありますが、こういったものを使うのも暑さ対策に有効です!
●水で濡らしてしぼって、振ればすぐにひんやり
●濡れた状態で振れば何度も冷たくなる
●触るだけでも冷たい冷感ナイロン系
●UVカット98%で紫外線対策も [redshiny]楽天市場で見る[/redshiny][yellowshiny] Amazonで見る[/yellowshiny]
●水で濡らしてしぼって、振ればすぐにひんやり
●濡れた状態で振れば何度も冷たくなる
●裏地は冷たく感じるゼロクール素材使用
●表地は今治のコットンパイルを使用 [redshiny]楽天市場で見る[/redshiny][yellowshiny] Amazonで見る[/yellowshiny]
夏はほぼビーチで車中泊する私たちの経験談
真夏のビーチってさぞかし暑いだろうと皆さんイメージしますよね…
もちろん日中は暑いですが、風が吹いていれば海風が心地よく、街中の公園に遊びに行くより涼しいと私は感じます。
自宅で「今日はなんて暑いんだ!」という時でも、海に行ってみると思ったよりもすごく快適だった経験が何度もあります。
実際、夜車中泊する際も、無風でなければ窓を開けて風通しを良くしておけば、結構快適に眠れます。
もちろん、道の駅などに比べるとトイレや洗面などの設備は整っていないため、車中泊のハードルは高くなります。
でも、人気の無い真っ暗なビーチだと、こんな星空に出会えることもあるんです…!
車の外に椅子を出して、この星空を見ながら飲むお酒はサイコーですよ!
夏でも場所選びのノウハウや、暑さを緩和するグッズを用意して車中泊すれば、泊まる場所の選択肢ももっと広がります。
こちらの記事を読んで、ぜひ夏の車中泊を楽しんでください!